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女だけの世界12

かぐや:「あら、さっきの汚れた下着も持ってるのね。それも供え物になりそうね」

アスカ:「いえ……あの……それはいくら何でも…馬鹿にしてると思われるかも…」


かぐや:「いいじゃない。いい機会だと思ってさ、捨ててしまいなさい。はい!お供え物!」

アスカ:「え?あ……」

かぐや:「早く!」

アスカ:「はい……」

結局、アスカの全ての持ち物を捧げられた。

そして二人そろって両手を合わせてお祈りした。

すると……

祭壇から眩い光が発せられ、二人はその光に飲み込まれてしまった。

そして数秒後、目を開けると、そこは真っ白な空間だった。

かぐや:「どこ?ここ?」


アスカ:「これは一体……?」


かぐや:「わからないわ」

アスカ:「どうしてこんなことに……?」

かぐや:「わからないけど、きっと大丈夫よ。任せて!」


アスカ:「そ、そうですね」

すると突然、目の前に美しい女性が現れた。その姿はまるで天使のようだった。

そして口を開く。

「お前たちか。こんなふざけた供え物をしたのは‥。使用済みのパンツなどと私を馬鹿にしてるのか?」


アスカ:「いえ、違います……私はただ……」

かぐや:「あなたは誰なんです!」


神様:「私はこの世界を創造したもの。所謂神だ。そしてここは神域だ」

アスカ:「か、神様?」


かぐや:「ふーん‥。神なんだ。で?ここはどこなの?」


神様:「そんなことより質問に答えろ!あのパンツはどういう意図だ!」



かぐや:「ああ、あれは偶然よ。気にしないで」

アスカ:「え?そんな軽いノリで大丈夫なんですか?」

かぐや:「いいから、任せて」

アスカ:「は、はい‥」

神様:「お前だったら嬉しいのか?使用済みのパンツをもらったら」


かぐや:「いや別に‥」


神様:「私だったら不快だ!」


かぐや:「それは、ごめん」

神様:「いらんからお前に返しておく」

そう言ったかと思うとかぐやは頭にパンツを被せられた。げっ、濡れていて気持ちが悪い。そのうえ臭い。

アスカは隣で赤面してる。顔を背けてるのが見えた。

やっぱ恥ずかしいんだろうなぁ‥。

かぐや:「臭くて最悪ね‥。あなたが被りなさいよ。汚れたパンツ」

神様:「ふざけるな!」


かぐや:「あのね‥。これは彼女にとってお気に入りのパンツなんだけど‥」

神様:「いらない」


かぐや:「そうなの?洗えばまだ使えるわよ」

神様:「いらんと言うとろうが!」


かぐや:「まあいいわ。ところで、あなたはさっきの供え物を見て出てきたの?」

神様:「そうだ。まさかこんな供物を持ってくる奴が居るとは思わなかったから、出てきたんだ。一体なんなんだこれは?」

アスカ:「そ、それは‥」

アスカは俯いてしまった。


かぐや:「ちょっと待ちなさい!そんなことはどうでもいいでしょ!」

神様:「どうでもいいわけないだろ!神聖な場所で使用済みパンツなどとは‥」

アスカは恥ずかしすぎて泣き始めてしまった。可哀想だからここはフォローしておこう。

かぐや:「ごめんね。そのパンツはね、とても大切なものなのよ。彼女の」


神様:「大切な物?どういう事だ?」

アスカ:「‥‥」


かぐや:「まあ、簡単に言えばそういうことよ」

神様:「何が言いたい?」


かぐや:「だから、大事なものなのよ。これしか持ってないんだからこれで我慢してちょうだい」

神様:「却下だ」


かぐや:「どうして?」

神様:「見たらわかるだろうが、あんな汚いもの受け取りたくないわ。なんのために持ってきた!?」


かぐや:「好きでもってきたわけじゃないわよ。さっきこの子が漏らしてしまって履き替えたからたまたま持ってただけよ!」

神様:「持ってても普通は考えんだろ!常識で考えろ!」


かぐや:「私に言われても‥。この子に言ってよ!」

アスカ:「え?私は反対したのにこの人が無理やり‥」涙目で訴えてる。

余計可哀そう。

神様:「そもそも供える気なかったのか?」

アスカ:「はい‥。私門番だったのでお金とかもほとんど持ってないから。お供えなんてできません!」

かぐや:「なんで持ってないの?」

アスカ:「必要がなかったから‥」


かぐや:「あっそ。それであのパンツって‥」

アスカ:「だから、私は神様が馬鹿にされてると思われるかもしれないから止めましょうって言ったのに…でもこの人が」

かぐや:「もういいわよ!そんなこと。ほら返すわよ!あー汚い。こんなの頭に被せるなんてやっていいことと悪いことも解んないのかしら。神様なのに」


神様:「お前がそんなもの持ってくるからだ!」

アスカ:「‥」

アスカは小さく泣き始めていた。可哀そうだ。よしよし。


神様:「大丈夫か?」

アスカ:「大丈夫です‥。私があんな汚いものを持ち込んだから‥」


神様:「そうか。そう思うなら持ち帰れ」

アスカ:「え?持ち帰れって‥私門番なのに」


神様:「それもそうだな。ではどうしたものか‥」


かぐや:「あなたって人に好かれなさそうなタイプね。そんな性格だとすぐに友達なくすわよ」

神様:「お前のような非常識な奴に言われたくはないな!」


かぐや:「非常識って‥。そんなに非常識かな?」

アスカ:「私も同じ意見です」


かぐや:「そうかなぁ?まあいいわ。とりあえず、このパンツどうしようか?」

アスカ:「捨てるしかないですよね‥?」


かぐや:「いや、まだ使えるじゃない。洗濯してまた履けばいいわ」

アスカ:「そ、そんなぁ‥!」

かぐや:「え?嫌なの?」

アスカ:「嫌ですよぉ‥」


かぐや:「しょうがないわね。じゃあ私がもらってあげる」

アスカ:「え?いいんですか?」


かぐや:「いいわよ。そのかわり洗濯ぐらいしなさいよ。いくらなんでも汚いから」

アスカ:「はい‥」

かぐや:「あーそれとさっきの祭壇に戻しときなさいよ」


アスカ:「わかりました‥」


神様:「もういい加減にしてくれないか!」

アスカ:「すいません‥」


神様:「何しに来たんだよ!」


かぐや:「何って‥あなたに会いに来たんだけど?」


神様:「いや、もう話すことなど無いわ!」

アスカ:「そ、そんな‥」

かぐや:「そんな冷たいこと言わないでちょうだい」

神様:「そもそもこんな気まずい思いするくらいなら来なければいいものを……」


かぐや:「いいじゃない。せっかく会ったんだから」


神様:「だからといってこんな下品なことをされると腹が立つ!」


アスカ:「あの‥本当にすいませんでした」

かぐや:「別に怒ることないじゃない。大目にみてよ」

神様:「お前達は神を愚弄しているのか!」

アスカ:「本当にごめんなさい‥」


神様:「もういい!お前達とは金輪際、縁を切る!二度と来んな!」

そう言うと神様は姿を消してしまった。


アスカ:「行ってしまいましたね‥」

かぐや:「そうね、でも大丈夫、引っ張り出せばいいだけ。ただ別の空間にいるだけじゃん」

そう言ってかぐやは空間に手を入れ神様を引きずり出してしまった。


本当に酷すぎる。

神様:「うわっ!」

アスカ:「す、すごい‥」

神様:「貴様!何をする!」

かぐや:「大人しくしてなさい。はい、捕まえた」

アスカ:「あ、あの‥神様を捕まえたというのはどういう事ですか?」


かぐや:「この人は私に喧嘩売ったのよ!だからボコボコにするのよ。あんたには関係ないから少し黙ってなさい!」

アスカ:「は、はい……」

かぐや:「正確には高度な科学力をもった生命体ってだけでしょ。神じゃないじゃん。名前はなんて言うの?答えなさいよ!」


神様:「どうしてそんなことをお前に教えてやらなくてはならない!」


かぐや:「私達の名前は解るんでしょ。だったらあなたも名乗りなさいよね!」と言いながら木刀で頭をコンコンし始めた。


神様:「痛い痛い‥!解ったわよ!」


かぐや:「よろしい」


神様:「私はシェラっていうの!」


かぐや:「素直な子は大好きよ。じゃあ、シェラ、『階段』の場所教えてくれる?」

シェラ:「階段て何の階段?」

かぐや:「『階段』は『階段』よ。知ってるんでしょ」


シェラ:「知らないわ」

かぐや:「そう。じゃあ、こっちに来なさい!」

そう言うとかぐやは木刀を使ってシェラを殴りつけ始めた。

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