表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
適当作品1 『階』  作者: ミゼットくん
女だけの世界 惑星タウリ編
PR
110/124

女だけの世界38

かぐや:「え‥……そうなの?じゃあ女王様ってどういう方なの?」


ハズキ:「それが……私にもよくわからないんです。実は私、以前は別の店に勤めていまして、そこでは普通に接客などしていました。しかし先生が仕事を辞められてからというもの、お店の方針が変わって閉鎖的になってしまったのです。お客さんとの接触を避け、外に出てはいけないと言われてしまいました」


かぐや:「そう、それは大変だったわね。辛かったわね‥」

ハズキ:「はい‥」


かぐや:「そうそう、この国の王様、もとい女王様についてだけれど‥あなた、もしよかったら案内してもらえないかしら?」


ハズキ:「え?えっと……あの……」

かぐや:「いいのよ無理にとは言わないけれど、ちょっと会ってみたいと思っただけだから」


ハズキ:「わかりました。私が案内いたします。ですが、申し訳ありませんが王城に行くことになりますので、ちょっと準備が必要です」


かぐや:「あら、そうなの?じゃあ私たちが待っている間、お店の中で待っていてもいいかしら?」

ハズキ:「あ、はい!もちろんです!どうぞお座りになってお待ちください」


かぐや:「ありがとう」そう言って羅夢の所へ行くと案の定すっぽんぽんでまだやってる。よだれを垂らし腰を振りながら喘いでいる。仕方なく人形を消去。多少暴れたがようやく落ち着いたようだ。


羅夢:「ああー、久しぶりのダーリンを」ぐちぐちと言ってるがどうやら正常な状態に戻ったみたいだ。


羅夢:「さぁ、ハズキちゃんの準備ができるまで待つわよ」

羅夢:「お前……ハズキちゃんて誰だ?」


かぐや:「ああ、この店の受付の子よ。あんたが自分で名前聞いたんでしょ。」

羅夢:「ああ、そうか‥ってお前なにやってんだよ!」

かぐや:「なにって何が?」


羅夢:「お前さっき、この店の受付の子に暴力振るったろ!」

かぐや:「何言ってるの!?それはあなたでしょ!何?覚えてないの?思い出すのに一発殴ろうか?」

羅夢:「ぐぬぬぬ‥」

かぐや:「全くもう‥」


羅夢:「ぐっ‥すみません。私、今度から気を付けるので許してください」

かぐや:「はぁ‥わかったわ。ただし次はないわよ」


羅夢:「はい、肝に銘じます」

かぐや:「ほら、行くわよ!早く来ないと置いて行くわよ!」と手を差し伸べてくる。


羅夢:「あ、ああ‥」

ハズキ:「すみませんお待たせしました!」

かぐや:「ハズキちゃん、準備できたみたいね。じゃあ行きましょうか」


ハズキ:「はい」

三人は王城を目指す。途中何度も兵士の検問があったが、受付の子のお陰で難なく通過できた。王城の門番に事情を話し、城内に入ることができた。

衛兵:「客人どの、女王様がお持ちになっておられます。」


ハズキ:「ありがとうございます」

衛兵:「それではこちらに」案内されるまま歩いていくと謁見の間に辿り着く。

ハズキ:「陛下、突然の訪問をお許しくださりありがとうございます。」

女王:「うむ、御苦労であったな。お前たち、下がってよい」

そう命令すると、他の兵士たちは退出する。

女王:「何か面白い話をあるとの事だそうだが」

ハズキ:「はい、今回は珍しいお客さまが訪ねて来られたのでご報告に参りました」

女王:「ほう、そこの二人か。客人と言うのは。」

ハズキ:「実はこのお二人は地獄の方からいらしたそうです」

女王:「いや、解っておる。お前も少し下がっておれ。そこの客人と3人で話がしたいのでな。」


ハズキ:「はい、畏まりました」ハズキは王座の間の出口付近で待機する。

女王:「さて、挨拶が遅れたの。妾はエデン公国の女王アベルだ」

女王:「お主らがここに来た理由は察しがついておる。まずは此度の騒動の原因となる落神人についてだ」


かぐや:「さすがですね。そこまで把握済みとは」

アベル:「妾も一応一国を治める長だからのう。諜報活動はしてるのでな。」

かぐや:「分かります。私も似たようなものですので」


アベル:「そうか‥その上で聞くが、お前たちは何故この場所に来た?いや聞くまい。目的はこれであろう」そう言って『クリスタルロッド』を提示した。


かぐや:「さすがですね。すべてお見通しですか」

アベル:「当然よ。そしてこれはお主たちに授けよう」

かぐや:「それは助かります。でも条件があるんでしょう?」

アベル:「条件と言うかただ暴れずにこの地を去って来ればそれでよい。他ではこれを手に入れるためだけに暴れたそうだからのう」


かぐや:「ああ、そう言う事ですか。解りました。善処しますわ」

アベル:「ふむ‥ありがたい、ではこれを受け取ってくれ」『クリスタルロッド』を受け取る。羅夢は目が点だ。


何もさせてもらえなかったからだろうか。しかし無事に終わろうかと思ったとき突然かぐやが大声で叫んだ。


かぐや:「おーい!その辺で見てるんでしょ!解ってるのよ!出てきなさい!」しかし何も起きなかったのでさらに叫ぶ。

「出てきなさいって言ってるでしょ。三つ数えるうちに出てこないとこの城吹き飛ばすからね!」そう言いながら片手を上にあげて手のひらに光弾を作り始めた。どんどんエネルギーが溜まっていく。

城どころか町一つ吹き飛ばせそうな光弾になってきた。

「ひとーーーーつ」数を数え始めた。

エネルギーが飽和状態を超えて収束が始まっている。エネルギーの揺らぎは臨界を超えようとしていた。


「ふたーーーーーーつ」数え終わったとき、扉が開く。

「解った解った。破壊はやめてくれ!」と神人が出てきた。

かぐや:「やっぱりいたのね。アベル様が普通の人間だったかおかしいなと思ったのよ。それなのに『クリスタルロッド』の事も知ってるなんておかしいでしょ。あれはいくら騒ぎになったとはいえ一般人には解るはずがないから」


神人:「そんな事はどうでもいいんだ!私の名はゼノン。元神人だ。今の神人界では落ちこぼれの烙印を押されて居場所のない者さ!」


かぐや:「それでこの『クリスタルロッド』を盗もうとしたと。残念だったわね」

ゼノン:「いや、その反対だ。アベルが行ったことは本当だ。それをあんた達に渡してとっとと出て行って欲しかっただけなだ」

羅夢:「なぜだ!いや理由は大体察したが…」

「どうせあれだろ。ロッドを渡すことを拒んで力ずくで奪われた挙句地獄に叩き落とされたのを見てそんなことになりたくないってまあそういうことだろ」

かぐや:「まあ、何をおっしゃるの、みんな幸せそうだったじゃない!」

羅夢:「ああいうのは自分に降りかかるのは嫌だと思うが‥」

かぐや:「そうかしら。一度経験すれば癖になると思うわよ」

羅夢:「嘘を付くなー、どんだけだよ」

かぐや:「まあいいわ。でどうなの?出て行くのに協力してくれるの?」

ゼノン:「ああ、そのつもりだ」

かぐや:「そう、助かるわ」


羅夢:「ほんとかよ」疑いの眼差し

ゼノン:「あの地獄絵図にはなりたくない、だからこそ女王という者を表舞台に立たせ私は陰で支えることに専念したのだ。私はアベルさえいてくれれば他の女性など欲しくはないのだ」

かぐや:「まあ、素敵!純愛って奴よね」手を組みウットリしてる。


ていうか恋愛小説を読んでるみたいだ。

羅夢:「気に入らねーな、結局はあれだろ。アベルが男を独り占めして楽しもうって事だろ。何て女だ。私が成敗してくれるわー」というなりアベルに飛び掛かろうとした。


が、アベルの方が早く、剣を抜き放ち羅夢の眼前に突きつける。

「それは、あなたが言うことではありませんよ。それに私は他の女性に興味がありません。私はただ一人を愛するだけです」

かぐや:「アベルさん、凄いわ!まるで騎士みたい!」

羅夢:「なんだと。ふざけんな」

かぐや:「落ち着きなさい!アベルさんに失礼でしょ」

羅夢:「うるせー、かぐやにだけはいわれたかねーや!そんな綺麗ごというなら私にダーリンをよこしやがれ!えーん、ダーリンが欲しいよう」


ゼノン:「これこれ、泣くんじゃない!ほら、よしよし」と宥める。

アベル:「全く……子供のような大人ですね。私より遥かに年上の癖に」

かぐや:「まあまあ、いいじゃないですか。可愛いですよ」

羅夢:「うるせえ、ガキ扱いすんじゃねー!ブーブー」

かぐや:「はいはい、よしよし」頭を撫でる。

「もう一つお願いがあるんですけど」

ゼノン:「まだあるのか…一体なんだ?あんまりかかわってほしくないのだがな」

かぐや:「いえ、簡単な事ですよ。あなたのマトリックスデータを頂けたらと」


ゼノン:「そんなものをもらってどうする気だ?」


かぐや:「えっと、実は」急にもじもじし始めた。

「実はこの世界に来た時に、その、女性達に襲われた時に私の恋人の人形を与えてそれに群がっていった隙に逃げたことがありまして…」

「その人形を取り返すために…あの‥あなたの人形を作って交換しようかと…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ