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碩学の無能力者  作者: 髙津 央
第12章.引越し

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91.幸せ味

 須磨春花(すまはるか)は、毎日、俺に弁当を作ってくれる。

 最近は、全部一人で作っていると言っていた。ちょっとずつ弁当のレベルが上がって行くのがよくわかる。


 普通に美味い。


 姉ちゃんのご飯も、店長の料理も美味いが、それとはまた別の美味しさだった。

 どう違うのか、説明が難しいが、()いて言うなら、誰かの為に作った家のご飯の味。


 「普通の幸せ」を形にして、ぎゅうぎゅうに詰めてある。


 それが、須磨春花の弁当だった。


 相変わらず、通学路では微妙な距離を保って、挨拶以外の会話はしない。

 帰宅後、洗った弁当箱と姉ちゃんと一緒に作ったクッキーを持って、お隣にお礼を言いに行く。


 姉ちゃんは、チョコが怖いのは相変わらずなので、チョコチップクッキー以外の物を、色々作っている。

 これまで、全く会話がなかったから、弁当とクッキーのお礼と感想を交わしたり、学校の話をするのは、とても新鮮だった。


 近所の人たちとも、普通に挨拶や、世間話ができるようになった。

 学校でも、少しずつ赤穂(あこう)と巴以外の奴とも喋るようになった。

 校務員さんとも、毎朝挨拶する。


 西代(にしだい)班長に「人見知り、治ったんだな」と言われた。そう言うことにしておいた方が平和そうなので、否定はしなかった。

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用語は、大体ここで説明しています。

野茨の環シリーズ 設定資料(図やイラスト、地図も掲載)
地図などは「野茨の環シリーズ 設定資料『用語解説17.日之本帝国』
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