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7 悪魔の貴公子
「愛だとか、情だとかが悪いのだ。
人は、気づいてはいない。
これまでの経緯を見れば、両者は両立しない!
ゆえに、神には、もう黙っていただく。
愛を全てやめて、「凍りついた秩序」で統制する!」
私は、愕然とした。
「じゃあ、義務で子孫を遺すとか、人工受精とかがいいの!?」
章は、ごく当たり前だという表情で答える。
「そうさ。
愛があるから、咎め、咎められる。
なければ?」
「殺伐とするわ・・・」
「いいや・・・
それこそ神の望む、清らかな世界になる。
そうなるまで僕は続けるんだ!」
狂ってる・・・
「だってそうじゃないか・・・
「不純異性交遊」?
果ての、子殺し?
笑えるなあ・・・
こんなの、ただの少子高齢化促進だろ?」
章は、翼を拡げる。
「今、僕は忙しい。」
言うと、どこかへ飛び去ってしまった。
「私の・・・
私のせいなの・・・?」
私は考えた。
と・・・
「そうだ・・・
榊原邸・・・
そこにてがかりがあるかも!」
私は、榊原邸の走った。




