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1 「愛」を拒んだ人
私は、彼を学校の屋上に呼び出した。
そして・・・
「好きです!」
そう、告白した。
しかし・・・
「お前には失望したよ!」
そうヒステリックに叫ぶと、彼は、私を憎悪のこもった表情で、睨み付けた。
「お前とは、「親友」だと思ったのに!」
えっ!?
「俺がいつも、「そういう話題」を避けていたのは、知っているよな!」
えっ!?
「俺は、お前と友として遊び、過ごすのが楽しかった・・・」
「じゃあ・・・言い寄る女の子たちをフッていたのは・・・」
「そうさ・・・
誰も「友」として接してくれなかった・・・」
周りの女子は、「きっと、本命がいるから。」言っていたが・・・
「俺は、兄にも義姉にも裏切られた。
もう、未練はない・・・」
言うと、彼は手摺を乗り越えた。
「えっ!?」
それが、長年共に過ごした人との別れだった・・・
しばらくして、下の方から「ぐしゃり!」という音がした・・・




