表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/75

音楽を聞きながら

女性ボーカルの歌が響く部屋で体を揺らしながらキーボードを叩く。


 さっきまでぼーっとしながら天井を眺めていたのが嘘みたいに筆がすすむ。この場合は筆というよりは指が踊りだすというほうが正確かもしれない。どちらにしろ音楽に合わせて文章ができていることに変わりはない。

今なら散歩好きの犬の気持ちもわかりそうだ。


そういう明るい気持ちの反面で根暗な自分が顔を出す。

「やる気なんてないくせに」とか「そうやって状況が整わないとできないのか」とか我ながらに好き勝手に言ってくれる。

 もちろん、幻聴が聞こえるわけではなくそう思っているだけだ。

 ただ、いつもこいつに邪魔されている気もするしなんだかんだついていっている気もする。

 かれこれ十数年の付き合いなのだ。もう、自分というよりも悪友に近い。

 まあ、性質は誘惑してくるので悪魔そのものだが。


 だが仲良くしたいとは思うし逆に連れ出してやりたいという気もする。

 そしてすぐに、「いやでも・・・」と思ってしまう。


 結局はああだこうだと考えるのが面倒くさくなって曲に合わせて体を揺らして指を鳴らすのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ