風土と珈琲の味
今日は雨が降ってますね。
何故か雨の日は、コーヒーの味がしっかりとわかるような気がします。晴れの日と違って、色々なことをあきらめなければいけないから、かえって何かに気持ちが集中できるのかもしれません。そういう日のほうが、外も静かで仕事に集中できるように思えます。
今朝は最近お気に入りのケニア産のコーヒーにしました。中煎り後半の焙煎度ですが、しっかりとしたボディーとベリー系の酸味、ケニアのコーヒーによく言われる土っぽさというか、落ち着いた味みたいなものが特徴のように思えます。なかなか外れが無いのがケニアかもしれませんね。
午後はグァテマラ、やっぱり一番口に合うのがグァテマラのコーヒーかな。豆を変えたり、産地を変えても、グァテマラらしさという共通項はなんとなく感じる気がします。酸味、ボディ、フルーティさ、自分にとってバランスの良いコーヒーだと思います。一番多く飲んでいるからかもしれません。
グァテマラ、エチオピア、ケニア、最近のお気に入りの生産国です。本当に生産国によって味は全然違っていて、薫り高い良いコーヒーなら、目隠ししてもどこの生産国くらいはなんとなくわかるんじゃないかと思うくらい、味は違います。
とはいっても、コーヒー豆の種類の違いもあるにはあるのですが、コーヒー豆の品種の数はそれほど多くは無いし、その国内でも様々な品種を栽培していたりするので、味の違いは品種の違いではなく、その土地の気候、土壌の性質、日照時間、寒暖の差など、自然が生み出す生育環境の差が、国ごとのコーヒーの特徴の違いを作り出すのだと思うと、本当に驚きです。エチオピアのコーヒーの摘みたての花の花びらをコーヒーに漬け込んだかのような香りには誰しもが驚くでしょう。
国ごとにコーヒーの味が違うように、国ごとにその国の人々の性質や風習なんかも違いますよね。同じ人間なのに、まったく違った気質を持っていますもんね。そう考えれば、コーヒーの味も違うというのは納得できます。
色んな国の色んなお国柄、世界遺産や特産物、美味しい料理など、国ごとの魅力は多種多様。コーヒーもまた、色んな魅力ある香りと味が楽しめます。
まずは大まかにその国ごとのコーヒーの特色をしり、その国内での種類を色々試してみるなんて言う方法で自分好みのコーヒーを探すのもいいかもしれません。




