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神様候補の転生者は異世界のんびり生活を所望する  作者: sato
第三章 お嬢様レベリング編
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第四話 僕、死刑かな?

僕は騎士全員の剣を叩き落とし、これで終わりかなと思っていると、不穏な声が聞こえた。


「次は、私の番だな!」


「いや、私だ! 彼の魔法の力を見極める!」


「いいや、私だ!」


「何を言っている。私が、先だ!」


ラングレイ伯爵とグルジット伯爵が、何やら揉め出した。


「こうなったら、早い者勝ちだ!」


ラングレイ伯爵は、素早く剣を拾った。そして消えた。


『ガインッ!』


「うおっ!」


ラングレイ伯爵は、《瞬動》スキルを使って僕の目の前に現れるや、剣を袈裟斬りにしてきた。


僕は《危険感知》スキルが働き、咄嗟に剣で受けた。


「今のを受けるか。やはりヤルな!」


「ちょっと!」


「おら! 次、行くぞ!」


『ガインッ!、ガインッ!、ガインッ!』


速い。そして、重たい。少し押されてる。

隙が無くて、受けるので精一杯だ。流す事なんて、できない。


「くそっ!」


僕は《瞬動》スキルを使って、一旦間合いを取った。

そして、《身体強化》スキルレベル1を使った。


「ほう、これも凌ぐか。それに《瞬動》スキル。では、これならどうだ?」


『ゴインッ!』


僕は、ラングレイ伯爵の剣を受けて後ろに飛ばされ、そのままバク宙をした。

速さと重さが、また上がった。


『この人、強い。もう、一気に《身体強化》スキルレベル5だ。どうなっても、知らん!』


「来るっ!」


『ゴインッ!』


「今度は、ちゃんと止めたか。やるな!」


僕は間合いを取り、剣に魔力を通す。


そして、《瞬動》からの斬撃。


『ゴギャッ!』


「うわーーー!」


ラングレイ伯爵を、吹っ飛ばしてしまった。


「やばい。加減ができなかった!」


そんな心配をしていると、次がやって来た。


「ニコル君、これを受けてみろ!」


今度は、グルジット伯爵が叫ぶ。


「《雷撃》」


僕は咄嗟に、魔法で盾を張る。


『バリッ!』


盾が、破壊された。


「もう、いっちょ! 《雷撃》」


『バシーン!』


今度は、盾の強度を上げて受けきった。


「これは、どうだ! 《雷撃トリプル》」


雷撃が、三本に増えている。


『バシーン! バシーン! バシーン!』


盾を大きくして、全て受け止めた。


「最後だ! 《テンペスト》」


それは横向きの竜巻に雷が混ざり、唸りを上げて僕に襲い掛かる。


僕はそれに、《風属性魔法》の《風圧》を魔力百倍でぶつけた。


『バッバッバッバッバッバッバッバッバッバッ!』


「うわーーー!」


そして魔法を打ち消し、そのままグルジット伯爵を吹っ飛ばしてしまった。


「あちゃー、伯爵を二人も吹っ飛ばしちゃったよ。僕、死刑かな?」


僕はこの後の展開が、凄く心配になった。

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