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283 ちーちゃん

少し短いね☆


「よっしゃー! 来たぞ来たぞ! スキー場!!」


 真っ白い雪が積もったスキー場で、崇兄上は思い切り叫んだ。


「こんな寒いのにそんなに騒げるの兄上くらいですよ」


 俺は寒さで震えながら言った。俺に紀章が付いているように、兄上にも数人の見張りがいる。その見張りも同様に、寒さに震えていた。

 兄上はくるりと振り返る。この動きずらい靴でどうすればあの動きができるのか疑問でしかない。


「さてそこの……桜井弥一くん!」


「は、はい!」


「やいち、やいち……いち、ち……ちーちゃん! よろしく!」


「は、はい!」

「兄上テンション(たけ)ぇー。弥一、無理に合わせなくていいからね?」


 俺は呆れ半分でそう言った。兄上のリズムに流される弥一に、俺は一応声をかけた。


「そいじゃちーちゃん! 突然だが、スキーはやったことがあるかい?」

「あ、あります! 一度だけ」


 ピシッと姿勢を整えて言う弥一に、

「それは良かった!」

 と暑苦しく言う兄上に、いつも以上に頭がおかしくなってしまったのかとため息をついた。


「よし行くぞ! ちゃんとついて来いよお前らァ!」

「お、お待ちください崇さま!」


 早速スキー板を履いて速足で移動していく兄上の速さに、見張り以外ついていけず、俺と弥一と紀章は、その場に取り残された。


「あ、あれ? 崇さんは?」


 トイレに行っていた凪が遅れて到着する。

 事情を説明すると、凪は呆れたように小さくため息をついた。


「じゃあ私たちは私たちのペースで進んで行きましょう。じゃあ、さっそく上に行きますよ」


・・・


 一時間後、だんだんとスキーに慣れてきた俺と弥一は、もっと高いところから滑ってみることにした。

 鬼の妖である俺はもちろん、弥一も運動神経が良かったので特に問題なく滑ってこれる。そう思っていた――。


 雪が降ってきた。風も強く、どんどん体力も削られていく。

 俺は早々に下に降りた。しかし弥一は、もう少し滑ると上って行ったきり戻ってこない。


 心配になった俺は、弥一を探しに行った。しかし、その先で――


 あー……なんか、嫌いだわ。

ナ「誰が?」

 人限定? いや私だって、計算が嫌いだったりするよ?

作「計算かぁ……うちも嫌い」

白「そう? 私は得意」

 敵か? 爆ぜろよリア充。

白「ちょっと個人的な恨み込めすぎじゃない?」

 ちなみに、ナレーターさんも敵やかんね? 爆ぜて塵以下の0,01㎜に満たないサイズにでもなって土に返ってしまえばいいのに。

ナ「万が一俺が塵になってたら白銀がリア充だから俺は(巻き添えで)塵になってたって認識してね☆」

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イイネ等、よろしくお願いします。 え? なぜかって? しょうがないなぁ、そんなに言うなら、教えてあげないこともないですよ。 モチベにつながります。
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