271 空白の回答欄
はい、投稿が一日遅れましたね。ごめんなさい(笑)
学校の行事で一泊二日の林間学校に行っていたので、投稿できませんでした! ごめんなさい!
m(__)m
「ほんっとうに、ご迷惑をおかけしました!」
陸は、玄関に向かう海斗と佐藤と父さんに向かって深くお辞儀をした。
「ああ、いいんだよ」
「海斗の言う通りだよ」
海斗と佐藤はそう言って笑った。
父さんも少し眉を下げて微笑んだ。
「うーん、まあ、体調管理に気を付けてね」
「わかってるよ……」
父さんの言葉に、僕も苦笑いを浮かべる。
そうして、三人は去って行った。
・・・
もうそろそろいいかな……?
父さんが本家? とやらに到着するまで、まだ時間がある。
だから僕は、決意を固めてスマホを手に取った。
呼び出し音がスマホから聞こえてくる。
数秒して、『もしもし?』と声が返ってきた。
「……母さん?」
思わず眉をひそめてしまう。
そんな意味のない質問のどこがおもしろかったのか、母さんはクスクスと笑った。
『そうよ~。陸から掛けたんでしょ?』
明るい声でそう言われても、僕の表情は晴れなかった。
「……桜井弥一のことについて、答え合わせをしてほしい」
『あら? 意外と早かったわね』
「でも、僕にとって精いっぱいの回答で、分からないところもいっぱいある。それでいい?」
『……空白がいっぱいある回答欄でも、私はちゃんと採点するわ』
そうか。それならよかった。
僕は、ぬるぬるとする手汗を握りしめて、深呼吸をした後、乾いた唇を少し噛み、湿らせた。
・・・
僕の答えを聞いた母さんは『……………』と黙った。
「……母さん?」
『フッ……アハハハハハハハハ!!』
心配になって聞くと、返事は大きな笑い声だった。
「えっ、僕の答え、そんなに的外れだった?」
『フフフ……いいえ? ほとんど正解だったわ』
「じゃあなんでっ……!」
僕がそう言うと、母さんは少し考えるような間を開けた後、そうね、と話を継いだ。
『でも一つ、想定していないことがあったのね』
想定していないこと?
いや、思いつく限りのすべての可能性を考慮して、総合的に考えて一番あり得る線を答えたんだけど?
僕が思ったことを口に出すと、母さんは
『総合的に。一番あり得る線……ねぇ……』
とつぶやいた。
僕は、思わずごくりと唾をのむ。
『そんな考えじゃダメなのよ』
返ってきたのは、そんな冷たい声だった。
『総合的に考えたって真実に辿り着けるわけない。だから、ヒントを追加してあげましょう』
「ヒント?」
『陸は頭がいいから、きっと真実に近づけると思うわ』
でも気を付けて。これは真実に”近づける”だけで、真実を”知れる”わけじゃないの。
母さんはそう言った後、電話を切った。
……なんだ?
僕は電話を切った意味が分からず、スマホの画面を数秒見つめた。
すると、数秒後に母さんから、画像が送られてきた。
僕はその画像を見て、言葉を失った。
『もしもし? ちゃんと写真届いた?』
「……母さん、この写真何?」
僕は母さんの言葉に被せるようにそう聞いた。
母さんから送られてきた画像は、小学校高学年くらいの少年の死体の写真だった。
その少年は、血まみれで、しかも――
――しかも、目がない!
母さんはそんな僕の心情を悟ったのか、『うふ』と笑った。
『あともう一つヒント』
「はぁ!? 何さ」
僕はなんでこんな写真を送ってきたのか分からずに、感情に任せてそう怒鳴ってしまった。
するとそこでもう一度、電話が切られた。
意味が分からず立ち尽くすと、母さんからメールが届いた。
『パラフェリア』
メールには、その一言しか書いていなかった。
次から鏡の過去編になりますよ☆
ナ「いや待って!? ストーリーめっちゃ重いのになんで後書きこんな軽いの!?」
これも私の個性♪
ナ「だろうな!」
作「いや、怖いよ? めっちゃ鏡の過去編見るの怖いんですけど」
そうかな? でも鏡の過去でそんなビビってたら、この先持たないよ?(笑)
白「最低! 人が怖がるの見て楽しんでるよ!」
でも凪さんも意外と軽いでしょ?
白「ナギさんはナギさんで違う重さと怖さがあるの!」
そうかなぁ?




