245 桜井様ァーー!! 章終わり
九月二十五日に短編を公開したので見てください……
君の声が、消えるまで って題名です。百目鬼シロ様がお気に入りキャラクターです。
「ついたー!」
「ずっと車に座ってるの疲れたよ……」
バスから降りて、一度伸びをする。
僕は車になれてないから結構疲れた。まあ、酔ったりしなかったのが唯一の救いかな?
まあ、なんてくだらないことを考えながら旅をするのは楽しいだろう。……ところで、兄さん台所爆破してないかな?
あーもう! なんでうちの家族は気ままで楽しい旅行を邪魔するんだ!!
……まあ、これもくだらないことだから良しとするか。
「陸、もう移動するらしいよ?」
「え!? うそ……もうちょっと休みたいよ~」
佐藤に声をかけられて、僕は渋々動き出した。
・・・移動などはメインではないので飛ばします・・・
「さあ! 自由行動だ―!」
疲れた……。
まだまだ元気いっぱいの馬場さんとは反対に、僕と佐藤と安藤さんは体力の限界を迎えていた。
「輪音ぇ、少し休もうよぉ……」
「ええ? ダメ! 時間は限られてるんだよ! それではっ、しゅっぱーつ!」
そう言って馬場さんは走り出した。
佐藤と安藤さんはついて行ったけど、僕は正直……限界。
急いでついて行ったけど、馬場さん達には追いつけず……。
「ここはどこですか?」
無に向かってそう話しかける始末……。
ああ分かります。スマホを使って連絡を取れって言うんですよね?
以上に残念ながら、そんなことできません。なぜなら、充電が無いから!
くそぉ! 明日に備えて充電しとこーと思って充電ケーブル刺したはいいけど、桜さんのせいでそのケーブル壊れてたってことくらい覚えておけよ!
ああー終わったァ(泣)
「んぁ? あ……西村せんぱぁい」
泣きそうになりその場に立ち尽くしていると、後ろから声をかけられた。
後ろを見ると、そこに立っていたのは桜井ヤム。
「さ、桜井さん……いや様!」
「さま!?」
いつも感情が読み取れない彼にしては珍しく、目を見開いて驚いていた。
「え、いや、さまって……怖くないんですか? だって、ぼく、猫殺しの兄が――」
「そんなのどうでもいい!」
彼はもう一度、目を大きく見開いた。
だって! 迷子の僕にとっては今、桜井様しかいないんです! スマホも使えないし!
「………………迷子、なんですね?」
桜井さまはあたりを見回してそう言った。
僕がコクコクと頷くと、彼ははぁーと深いため息をついた。
「ぼくも迷子です」
ガーン!
今気づいたけど、僕、桜さんの癖……というか性格、移ってない?
「まあ……とりあえず、白鳳中高の制服を着ている学生を探しましょうか」
ナ「桜井教……?」
あ、語呂いい。
白「反応薄」
作「あれ? キキ短編公開したの?」
そうです。スマホで書いたやつ。前書きで紹介してますね。ぜひ読んでください。(テンション低m――
ナ「ぜひ読んでください! ぜひ!!(圧」
作「いや読まなくてもいいでしょ。そんなに完成度高くないし……」
白「重いし……」
ナ「まあ、キキの作品にシリアス以外を求める方がバカだ。そういうのに関してはあきらめてるから」
いや酷いなって話していい?