234 復活! 林間学校『ピザ配』チーム
青年は自分を顧みない。
大人は彼らを語れない。
少女は彼らを侮れない。語らない。
遊女は彼を語りたがらない。
出過ぎた杭は打たれない。
――さぁ~て、誰の事でしょう♡ 陸だけ難関問題を解くんじゃ不公平でしょ? だから君も頑張ろうね。答えは、結構後! まあ、まずは忘れないように頑張りましょう!(*´∀`)
え? まあまあ心配せず。後のこれは章タイトルになりますから。そこで答え合わせしましょ。
ま、ヒントは『遊女』と……まあいいや。考えるのめんどくさい。語られないことで、彼らは作り話に姿を変える。じゃあね!
そうして夏休みは終わり、二学期に入った。
白鳳中高は、小中高大を兼ねそろえる霧島学院と並び称される文武両道の一貫教育校。白鳳中高は、霧島学院に続く次世代型一貫教育校として今、注目を集めている。
中等部でも教育のレベルを一切妥協することはない。
だが、中三になると校外学習などが多くなる。それは、話術、人とのかかわり方や臨機応変に対応する力などを磨くためと思われる。
それでも勉強で劣る事はない。
なぜなら、二年のころに三年の勉強の要点を習い、三年になってからは勉強の理解を深めつつ、林間学校で話術を磨くことができる。
ここで、二学期の行事を紹介しよう。
九月・・・自立と挑戦のスタート
九月になると二学期が始まり、始まってすぐの一つ目の行事、二泊三日の林間学校があり、その班と各班のリーダーを決める。
目的:話術・協調性・即興対応力の育成
内容
・グループディスカッション(即興テーマ)
・ロールプレイ演習(トラブル対応・交渉)
・夜の「語り場」:自分の経験を語る場
・数日授業を受けずとも成績に問題がない成績優秀な中二生が見学参加(憧れと継承)
そして、文化祭の準備が始まる。
十月・・・団結と表現の月
十月最初は文化祭、白鳳祭がある。
実はこれ、今年から体育祭とタイミングが入れ替わったんだ。
夏休み明けのエネルギーを創造活動に活かせ、一年生も早く学校の空気に馴染める。
三年生は探究発表や劇などで「話術・表現力」を磨く絶好の機会であり、二年の成績優秀者が見学参加しやすい。
体育祭を【11月】にするメリットは、気温が落ち着いて運動しやすい(熱中症リスク低減)
チームワークやリーダーシップを育てた後に競技へ挑める。
文化祭で培った「協力力・表現力」が応援や演出に活かされる。
もちろん教育的な効果も。
文化祭から体育祭の順にすることで「表現→行動」「創造→挑戦」という流れが生まれ、生徒の内面と外面の成長が連動する。
中3の林間学校や課外学習とも連携し、話術・臨機応変力・協調性を育てたあとに、体育祭でそれを“体現”する場が用意される。
ちょっと話がそれたね。次にあるのは中間テスト。これは行事じゃないかな?
目的は理解深化型の問題構成(応用力重視)
最後に、十一月の体育祭に向けての練習。
十一月・・・発信と実践の月
十一月初めの行事は体育祭。これは中高合同。
目的は運営リーダーとしての役割を担うこと。
そして探究学習発表会、SDGs・地域課題などをテーマにしたプレゼン。
これももちろん中2成績優秀者が見学参加。
課外学習(都市型フィールドワーク)
目的:臨機応変な対応力と対話力の実践。
内容例:
・商店街インタビュー
・公共施設での課題解決ワーク
・グループでの即興プレゼン
十二月・・・振り返り
最初に期末テスト。
応用力・表現力を問う問題設計
進路ガイダンス(高等部連携)
自己PR・面接練習・志望理由の語り方を知る。
三者面談もある。
学力+人間力の成長を共有するため。
冬の集い(クリスマス会)
自主企画型:話術と企画力の集大成。
終業式・表彰式があり、冬休みが来る。
・・・
「行ってきまーす」
結構はしょったけど、今日は林間学校の日。
始業式や班のメンバーを決めたりはめっちゃ省いた。
とここで、班のメンバーを紹介します。
この前の林間学校と同じメンバーで、僕は『妄想のえじ……ピザ配』メンバーがいる4班。
そしてそこに、永来君……ではなく、話したことのない二年生が来る。
やっぱり、姉弟で行動するのはあまりよくないらしい。
永来君は『元男子チーム』メンバーの鈴木漣さん、山本紅夜さん、橘志月さん、大和昴さんがいる3班。
馬場さんがメールで永来君の友達だという『ヤム』くんのチームについても話してた。
ヤムくんは馬場さんの腐女子仲間(子分)い1234+クラスの男子二人の『元腐女子チーム(新メンバー二人)』にいるらしい。
巻き込まれたクラスメイトの男子二人、かわいそうに……。
実を言うと、ヤムくんとは一回話したことがある。今から、その話をしようと思う。
これは、林間学校前日のこと・・・
ナ「………………」
………………どうしたのナレーターさん。(圧)
ナ「……え『青年は自分を顧みない』って――
・・・
さーて気を取り直して後書きコーナーやっていきましょうかね! ね!!(圧) ナレーターさん!!?(圧圧圧)
ナ「……………ハイやらせていただきます」(裏声)
作「え、何? こわ……」
白「いや最近ナレーターさんなんも話せなくなってきてるね。キキのネタバレ防止精神に引っかかっちゃうんだよね」
作「でもいつか白銀もネタバレ防止でキキの圧を真正面から受け止めることになるよ」
白「そうかぁ次は私の番なのか。気が重いなぁ……」(貼り付け笑顔)