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精霊王、ぶらつく

精霊王、ルミリア視点です。

前来たとき全く見て回れなかった城下をぶらつきながら、

フィナを連れまわしていきます!


私は前世の姿(色違いversion)に、町娘の服を、

フィナは少し容姿を改造して(色替え、たれ目、口元にほくろ)、十分印象を変え、

簡素なワンピースにローブ。

たれ目のフィナも美少女だけど、

これ以上地味にしたくないって私が駄々こねて平凡な容姿にはならなかった。

(正確にはしなかった。)


美味しそうなものを片っ端から買う...と食べきれないから、

ピックアップしてきた屋台から選ぶ。2人だからシェアもできるし、楽しい!

あ、肉串美味しすぎ。今度城の子たちにも紹介しよう。


さて、実はただぶらついてるだけじゃなかった私たち。

行先は私の前世の家族や友人たちの町!

え?なんで前世の家族がいるのかって?

死んだ皆の魂を持ってきてもらって、新しい肉体(精霊)にそのままいれたんですよ。

転生した後の私のホームシックは“他の子たち”の比じゃなかったからね!


今世の親を純粋に敬う“他の子たち”は特にそう思わなかったみたいだけど、

私の前世の親は、ある程度放任主義で、けど確かに沢山の愛情をそそぐ、

私から見たら『とてもできた親』だった。


だから今の親が、刷り込みをしているようにしか見えなかった。

ねだられたら叶え、都合が悪いことだけ猛烈に怒り、

『いうことやってれば願いが全部叶う。』そんな状況だった。


だから、利用してやった。


前お世話になった人たちに逢いたい。恩返しがしたい。そうねだった。

育られた恩は返さねばならない、よって言うことを聞けと、要約すればそう“私達”を育てる

今の親は、自身の言ったことを矛盾させないため、私の願いをかなえるしかなかった。

私は記憶消去される前の、皆の魂を受け取った。

ちなみに皆の条件は、クラスメートやその家族も含めていたから700ぐらいの魂を貰った。

(この後地球の神にはこっそり報告と謝罪をしにいった。)


独り立ちの時、私は相棒となる魔王と共に、『最後のアイサツ』をせずに

自分で世界を創った。


世界を創る方法は、今の親の家で見つけた本に書いてあった。

探すのにそれはそれは苦労したよ。あの広い城で知識もなしに隠し部屋を探すのが

どれだけ大変なことか。

シャンデリアに魔力を注いで、きっちり1㎝だけ西と南に動かすなんてわかるわけない!

魔法で見つけようと夜内緒で修業してた時に、親がちょうどよく仕掛けを動かしてくれなきゃ無理だったよ。


「転生キタ――(゜∀゜)――!!」から「これから神になるぜヒャッハー‼」

て思って、しかも親が良い人で、今世最高とか油断して信用しちゃった“他の子たち”には

私の思う違和感を感じられなかった。

親がおかしいと伝えても、でもいい人だし。といわれ、むしろ体調は大丈夫か疲れてないかと心配される始末。

みんな親を疑わなかった。

だからみんなを『最後のアイサツ』から連れ出せなくって、

やむなく相棒になる一人だけひっぱって逃げた。

(ちなみに相棒は親に引き合わされた。)


相棒だけは何回も繰り返して違和感を伝え、ギリギリ『ちょっと変かな』ぐらいには

説得できていた。しかし、それだけだった。

それでもペアを組んでの修練で、親を探る行動を見逃してもらっていたので、

お礼として親から逃がすと決めていた。


だから、気絶させるか、魔法でひっぱるか、と思っていたが、存外あっさりと来てくれた。

親の好感度、思ってたよりひく低かったみたい。


世界を創ったことで、私達の存在は完全に独立し、親を必要としなくなった。

この時、ようやく堂々と親と敵対できるようになった。

でも先に、皆に身体をあげた。

ある意味、最上位精霊より上になのが皆。


で、私は家族にフィナを紹介するため、転生精霊の町に向かっているのである!



なんか恐ろしげな昔話が!?

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