精霊王、誘う
精霊王、ルミリア視点です。
「フィナ~、遊びに行きましょう!」
部屋で休んでるフィナに突撃してそう言いました。
混乱の中で、一瞬無意識に惹かれたのを私は見逃さなかった!これはいける!
「変装道具は私の魔法!たった一人を除くと誰にもばれない魔法だよ!」
「一人ばれるの!?」
おや驚いたご様子で。精霊王の魔法が見破られることに驚いたのかしら。
でも、当然なのよね。
「フィナ、この世界は誰が創ったの?」
「え、それは二柱の神でその片方がルミ...あ。」
「そう。もう片方の神だったら見破られちゃう。だって私と対等なんだもの。」
「でもその神様、名前すらわからないじゃない。本当にいるの?」
「何言ってんの?もう片方は魔王だよ。知ってるでしょう」
「・・・・・ゑ?まおう?」
? なんで驚いてるんだろう。精霊界と魔界、精霊と魔族が対になってるし、
神話に書かれてなくても、わかりやすいとおもうけどなあ。
「まおうって、あの魔王?
精霊の敵で、、、魔界に住んでて、、、魔物と魔族の王の、、、」
あれ?結構違うこと言ってる。一体どういうこと?
魔王あれだけ強いんだから、相当信仰されてるはずなのに。
この反応はおかしいよね。完全に青ざめてるし。
「半分はちがうよ。精霊の敵じゃないし、魔族の王だけど魔物は関係ない。」
声も出ないというよりは言葉がないってカンジ?
「どうした?」
「いや、人間の認識では、魔王は精霊王の敵で、精霊信仰の人間も魔王の敵で、
精霊が人が魔界に行こうとするのを止めるのは、
人と精霊が魔界では危険だから。っていうのが定説なの。」
「ええ、何その定説。一切事実にかぶってない。神話にもそんなこと書いてないよね。」
「書かれてはないけど、精霊って魔族がきらいでしょう?そこから広まったらしいよ。」
精霊が魔族嫌い?
ラース(ライトの愛称)はネウス(闇の最上位魔族)と結構仲良しだよ?
魔王とは馬が合わないみたいだけど。
他の精霊も魔族嫌いではないんだけどなあ。
「うーーん、なんでそうなっちゃったんだろう?」
悩みます。が、わかりません。今度直接聞きに行こう。
「まあいいや。
とりあえず、明日遊びに行くからね!服とか容姿とか考えといてね!」
容姿考えといてって変だと思ったけれども、気にしない!
さて、明日の準備をしましょうか!
魔族と魔王を早く登場させたい!




