悪役令嬢、城下に行く
良かったみたいです。
城中の精霊に感謝され、仕事一日しかやってないのに、有給貰えました。
どんだけ心配されてたのルミリア。
で、やることなくなったので、城下町in精霊界にやってきております。
同様に暇になったルミリアと一緒に。
しかし!
前に進めません。大人気だね!ルミリアと私(自棄
見渡す限りの精霊たち!珍しい光景だと思いません?(思考放棄
○○食べたいな~とかいったら道空けてくれないかな、と思って実行したら、
持ってこられたりとかされて、城下町らしいこと一切できない。
ルミリアは慈愛にみちた表情で対応してる。子供好きだなあ。
いや大人の人も多いんだけれど、ルミリアから見たら全員子供。又は孫か子孫。
なかなか会えない孫にデレデレするおばあちゃんが一番近いけど、若すぎて全くそう見えない。格好付かないってこういうシーンで使うことばだっけ?
飽きた~、と胸中で思うと、察したルミリアが動いてくれて人混みを脱出。
個室のある高めのレストランに入って、ようやくゆっくりできた。
「何もしてないのに疲れたわぁ」
「ごめんね。次からは変装しよっか。」
おっと、口に出ていましたか。あとルミリア、変装は念入りにお願いします。切実に。
「はぁい、」
全く、ルミリアの念話とは楽なものですね。
文字通り以心伝心。ただ、私から始められないことが玉に瑕。
「へ?フィナもできるよ。私と契約しているんだもの。」
・・・なぬ?初耳だぞそれは。ていうかそれは、ルミリアの出来ること全部、
私もできるってこと?
「んーん。出来ないことのほうが多いよ。精霊と人間の差は大きかった!」
なるほど。魔力量や体の丈夫さとか構造とか、結構違いがあるもんね。
あれ?じゃあ精霊契約って、精霊側だとひたすらに損じゃない?
「精霊にとってはぁ、社会科見学!」
「軽っ!?」
思わず声に出てしまった。
人にとっては人生がかかってるといっても過言じゃ無いのに!
圧倒的価値観の差!
私への陰口が馬鹿みたい!
「あぅ。本当にごめん。」
訂正、念話全く楽じゃなかった。
ルミリアー、念話切って!
「うん。」
「テンション低い!ごめんねルミリア」
「私がもっと早くに気づいていればこんなことにはならなかったのに。」
「おーーい。私の声が聞こえていますかー」
「大体なんで私がフィナをみた時に限って、フィナが楽しいときなのさ。
私は楽しかったけれども、フィナが嫌な思いしてちゃあ意味ないじゃん!」
「見てたのか。」
「大丈夫、子供たちに聞いてプライバシーの侵害をしないよう気を付けてた。」
そこはGJって返せばいいのかしら?
それとも運の悪さを嘆くところなのかしら?
考え込みかけたが、そこで料理が運ばれてきて、私の興味はそちらに移ったのでした。
ちなみに、とても美味しかったです。
ルミリアは精霊が多すぎて名前覚えられないので、
愛しい子とか小さい子とかで読んでいます。




