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帰郷316

_____



「一次派遣された部隊が返って来るぞ」



「ボンボンの息子様は見つかったんですかね?」



「フライマンタを整備したら三次部隊を送るらしい」



「鳥かごが大変だって言うのに……」



地上で過ごした日数は、鳥かごでも同じ日数が経っているのだが、受けた傷は未だに癒えない。



死体と言えるような状況ならマシな方で、バラバラの肉片になった仏様、家族で殺された者達と、身元の確認をするだけでも手一杯で葬式をする段階ですらない。



「おらっお前達!!今帰って来る一次隊は地上に遊びに行ってるんじゃないだぞ!!我々と同じで駒使いで降ろされたんだぞ!!それに地上で戦闘があったから帰還しているんだ!!負傷兵がいるんだぞ!!」



「すみません!!」



「地上で戦闘って?」



「RLが今回の件で活発化しているとの事だ!!帰って来た兵士達を変な目で見たら承知しないぞ!!」



「はい!!」



_____



「帰って来たねッスね」



「あぁ、アタシ達の故郷だ」



フライマンタの士官以上が使える個別の部屋の窓から、鳥かごを見つめる。



「火内君、大丈夫そう?」



「リディさんのお陰でね」



「アタシが教えてやれる事は教えたが、いざとなればお前はドラゴンになれる。最悪の場合は、ドラゴンになって地上に降りるんだ」



「はい」



ある程度の予習を終わらせて来た。



ドラゴンに対して友好的だった場合の返答、ドラゴンに対して敵対する態度だった場合の想定、良かろうと悪かろうと拘束された時の救出。



それに万が一の時はと、シュライトが大型トレーラーをくれるという申し出をしてくれて、前線基地のみんなも、自分達を保護をしてくれる。



「でも、みんなは本当に良いの……鳥かごから離れる事になっても?」



もしもの時は、全員で地上に降りると決意してくれているが、本当に、それで大丈夫なのかと心配になってしまう。



決して孤立無援になる訳では無いが、それでも、平穏とは程遠い生活になる。



「気にするな何とかるさ……最悪の場合の()てもある訳だしな」



「リミィのクローンさんスよね」



「案内人さんも、是非ともって言ってくれたしな」



自分達が鳥かごに帰る前に、リミィのクローンと案内人からも連絡が来て、フアニに住居を用意してあると言ってくれている。

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