85話目
驚くなよ?
先に謝っとく、ごめんなセフィール。
家に帰ってきたらご飯を食べてから、ゲームにログイン!
まあ、時間が時間だからご飯って言っても栄養食品なんだけどね。世古太君が悪い訳じゃないけど、事前に言ってほしかったかな……って無理だね。連絡先知らなかったわけだし。
ちなみになんで過去形かと言うと、世古太君からもアドレス交換してもらえたんだよ! 一緒に小躍りしたね! 今日だけで3人も連絡先を知ってる人が増えたんだよ!
まあ、お母さんに伝えたら「今日は赤飯を作りましょうかね……」って言われて焦ったけどね。絶対作る場面を間違えてるよね!?
そ、それよりも世古太君だけどさっきメールでもうすぐログインするって言ってたからそれに合わせてログインしてきたんだけど……。
とりあえず《ファースティブ》まで行くために、《セカンダリア》中央の噴水広場まで行ってメニューを開く。
アヤから聞いたんだけど、行ったことのある街なら中央の噴水広場でワープできるようになるんだって。
あたし全然知らなかったよ、って思ったけど当たり前だよね。街にほとんどいれないし、仕方ないとは思ってるよ?
その機能を使って《ファースティブ》に行って、世古太君を探す……というより世古太君に探してもらう。
あたしの容姿は世古太君に教えたし、多分リアルモジュールでやるだろうから世古太君は分かりやすそうだしね。
そう思いキョロキョロと周りを見渡していると、声をかけられた。
「あ……あの……」
「ん?」
振り向くとそこに居たのは世古太君?多分世古太君だと思う。なんで断言できないかって、完全に女の子にしか見えなくなってるから。
銀髪の腰まで伸びたロングに、赤い目の女の……いやいや男の娘! それにこの口下手な感じは世古太君くらいのはず! その判別でいいのかは分からないけど。
「メリー……ちゃん……だよね……?」
「うん、あたしだよ? あなたは?」
「僕は……ぶど「待って!?」……え……?」
この子普通に本名言おうとしてたよ!? いや、待って!? もしかしてキャラネーム本名にしてないよね!?
「あたしが聞いてるのは、キャラネームのこと!」
「あ……そういう……こと……」
「普通に本名言おうとしないでよ……。キャラネームは本名じゃないよね……?」
「うん……僕の……名前は……セフィール……」
世古太君改めセフィール君は、しっかりと自己紹介をしてくれた。もうなんかはじめからメチャクチャなんだけど、大丈夫かなぁ……。
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あたしたちは今平原に来ている。
うん、前にPKしたときっきりだけど、セフィール君はレベル1だからここがいいよね。まあ効率は悪いかもしれないけど、仕方ないと思う。
2陣の人たち血気盛んだねぇ……笑顔でウサギを追いかけてるよ。しかも剣構えてだから、まったく微笑ましくないんだよね。
ちなみにセフィール君は種族が吸血鬼らしくて、その証拠に発達した犬歯がその口にあった。吸血鬼って言っても太陽の下にいると灰になるとかじゃないみたいで、太陽の下にいてもステータスが低下するとか、種族スキルが制限されるとか、取得経験値が少なくなるとかそんな感じだった。結構酷くない!? って思ったんだけど、種族スキルの1つにある《吸血》と《魅了の魔眼》が強すぎたから釣り合っているのかも。
《魅了の魔眼》は目を見た人をほぼ確実に魅了状態にするみたいで、耐えれるのは耐性スキルを持ってる人な上にそれでも耐えれない場合がほとんど。
そして《吸血》は吸血行為をすると、体力が回復した上に経験値が倒したときとは別でもらえるらしい。あと美味しいとか。なんかジュースっぽいらしいよ。
ほんわかした顔してるけど、やってることはウサギに噛みついて血を吸っているっていうまったくほんわか出来ないものだったり。え、怖い。
とにかくセフィール君も大丈夫そうだし、次は森にでも行ってみよっか?
白豚「キャラクター紹介の時に名前を書かなかったのが悪い!俺は反省しないぞ!ちゃんと(前書きに)名前は出ることがあるかもって言ってるからな!」
芽里「うーん、死刑で♪」
白豚「ギャアァァァァ!?」
Twitter始めました。
アカウントは@jisinaru_46buta
名前は自信だけはある白豚、そのまんまだな!
感想、評価ポイント待ってるぜ!←ここまでテンプレにする予定。
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