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7話目

これから更新頻度落ちるかもしれない…。

「……aとうくらい言わせ、ってあれ?」


 気づくとどこかの噴水広場のようなところにあたしは立っていた。多分ここがさっき聞いた、えーっと……始まりの街『ファースティブ』かな?

 周りに人がどんどん増え始めていることも特筆すべきところではあるのだが、それよりも気になるのはなぜかあたしが注目されているという点。いや、あたしが注目されているって言うだけじゃ自意識過剰にしか聞こえないけど。

 と、そこまで考えたところで男性と女性の二人組らしき人たちが近づいてきた。


「おい、あんた」

「は、はいぃ!」

「いや、そんな固くならなくていいんだが……」

「いや、急にその顔で話しかけられたらビックリするわよ、ゲイツ」

「それは流石に酷くねえか、ミーシャ」


 ゲイツと呼ばれた男性は頬に傷が付き赤い目をしたスポーツ刈りヘアーの高身長の筋肉の塊みたいな人で、ミーシャと呼ばれた女性は低身長の割に肉付きがよく程よい大きさの胸部装甲がある青目のロングヘアーだった。

 二人はそれぞれゲイツは使い古された鎧一式と丁寧に手入れされている片手剣・片手盾を、ミーシャは魔女を意識したようなデザインのローブ・三角帽子と木を切り出しただけの杖を持っていた。

 ちなみにあたしが言った大半は感じたままを言った。故にどこか違うかもしれない。まあ、知らないけど。


「それで…なんですか?」

「あ、あぁ俺はゲイツって言うんだがなんか叫んでたから何かあったのかと……」

「わたしはミーシャ。コイツがあなたをいじめないように、見張り役として来たわ」

「あ、そうですか。これは親切にどうも」

「あー、もっとなんつーか……フラペチーノ?に話せねえかな?」

「フ、フラペチーノ?」

「多分フランクにって言おうとしたんじゃないかしら? なんでそうなったかは聞かないで。色々と残念でアホな子なの」

「放っとけ!」

「あ、フランクですか! フラペチーノって言ったんで、急にどうしたんだろう?って思ったよ!」


 フラペチーノとか、カフェかよって思ったしね。


「まあ、なんだ? とりあえずなにかあったのか?」

「いえ、特には。強いて言うなら喋ってる途中にこの街に転送してきたくらいかな」

「なんだ、嬢ちゃんは異界人なのか?」

「あら、珍し……くもないわね。そう言えば今日から異界人が増えるって神託があったから、それでかしら?」

「異界……人?」

「なんだ? 嬢ちゃんもしかして分かんないのか?」

「うん、異界人って言うのは分からないな」

「そうか、なら説明してやろう。異界人って言うのは、その名の通り異界に住む人々のことだ。異界人は総じて最初は弱いらしいが成長スピードが尋常じゃないらしく、それに加えて周りのモンスターを狩ってくれたり素材を持ってきてくれたりしてくれるらしい。あとは異界人は彼らの世界へ渡ると数日は目を覚まさないんだそうだ。なんでもログアウト? って言うのをしているときは、目を絶対に覚まさないらしい」


 つまり、プレイヤーのことをこの世界では異界人って呼んでるんだ。というか会話の内容的に、この二人NPC!?

 受け答えもしっかりしてるし、まるで生きてるみたい。この世界はすごいんだね。


「それなら確かにあたしは異界人だね」

「お、やっぱりそうか。それじゃあ、ここら辺のことなにも知らねえだろ?」

「うん、知らないけど……?」

「ならわたしたちが案内してあげるから、冒険者ギルドに行きましょ? あそこに登録しておくとなにかと便利だもの」

「ありがとう。でも友だちと待ち合わせしてるんだ」

「なんだ、そうなのか。だったら地図を渡しとくから後で冒険者ギルドに行っとくといい」

「うん、ありがとう」


 と、そこでメッセージが届く。

 現実でIDを入れると、ゲーム内でメッセージだけ送れる機能があるとかなんとかで彩とIDを交換しておいた。だから彩からメッセージが届いたみたい。

 メッセージを見てみる。


――――――――――――――――――

差出人:プレイヤーネーム《アヤ》

件名:待ち合わせの場所!

本文:待ち合わせは北の公園にしよう! 噴水広場は人が多すぎて誰が誰か分かんないから!

――――――――――――――――――


 待ち合わせ場所の変更らしい。ちょっと? 北の公園ってどこなのか書いてないんですけど? 北にあることしか伝わってないよ? 大丈夫?

 とりあえず返信しとこ。


――――――――――――――――――

差出人:プレイヤーネーム《メリー》

件名:待ち合わせ場所はもう少し詳しく!

本文:北の公園ってどこか分からないよ? あと時間は何時くらい?

――――――――――――――――――


「あ、そうだ。ゲイツさん、ちょっと聞いていいですか?」

「ん? なんだ?」

「北の公園ってどこにあるの?」

「あー、北の公園か。それも地図に書いといてやるよ」

「うん、ありがとう」


 彩――ここじゃアヤか――そのアヤからメッセージが届いた。


――――――――――――――――――

差出人:プレイヤーネーム《アヤ》

件名:ごめん、書き忘れてた!

本文:場所は北門から見て右手にあるよ!

30分後くらいに集まろ!

――――――――――――――――――


 そして、ゲイツさんに地図をもらったあと二人と別れて北の公園を目指して歩き出した。ゲーム始まって10分も動いてないのはあたしだけな気がする…。

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[気になる点] >「多分フラットにって言おうとしたんじゃないかしら? ・・・フランクの間違いでは?
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