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52話目

 とりあえずゲームにログイン。でいつも通り部屋から出……ない! さきにやることがあるからね!

 あたしは簡易ステータスを開いて、確認してみる。


――――――――――――――――――

名前:メリー

種族:デミゴーストLv19

スキル:《気配察知Lv9》《気配遮断Lv17》《回収Lv10》《ポルターガイストLv2》《服飾Lv★》《染色Lv★》

《霊化・実体化》《魔法弱点》《物理耐性》

《後ろの正面だーれ?Lv12》《メリーさんの電話Lv16》

《ワープLv5》《スキル創造券×1》《スキル枠×18》

称号:《紙耐久》

――――――――――――――――――


 うん、あれだけPKすればレベルもあがるよねー。

 あと《服飾》とかの生産スキルは、レベルが10で最高らしいってことも分かった。それ以降は単純に経験あるのみ! なのかな? それと《回収》にレベルを追い抜かれてる《ワープ》……単純に使う場面が少なかっただけだもん! いらない子じゃないもん!

 あとスキル枠は、シークレットクエストの報酬とスキルレベル10を越えたスキルが増えたからだね。あたしは空中で指を動かして計算してみる。


「えーっと、シークレットクエスト1つで3個でしょ? それが4つで12個、それに6個のレベル10越えスキルがあるから、6個プラスして、うん、あってるね。」


 まあ、それは置いといて。なんでステータスを開いたかというと、スキルを作るためだ。

 うん、《スキル創造券》があるのに使わないのもなーって思って。

 それにあたしには、『振り返れない体の構造をした敵』っていう弱点があることがここ数日で分かった。家食みとか足洗邸とかそこら辺のおかげでね。

 まあ、ナイフを投げればいいだけなんだけど手数が足りなさすぎるんだよね。

 そんな諸々の理由で使いたいんだけど……。


「でもメリーさんのイメージは壊したくないし、どうしよう?」


 そこが唯一の懸念かなって、あたしは思っているわけで。

 まあ今ちょっと壊れてきてる気がするんだけど、これ以上は壊したくないんだよ。

 《メリーさんの電話》と言う都市伝説の元ネタは、ある女の子が引っ越しの際に洋人形の「メリー」を捨てることから始まる。引っ越しをした夜に女の子の元にメリーからの電話がかかってきて、電話が鳴る度にメリーは近づいてくる。

 怖くなった女の子はメリーの家の前にいるという言葉の真偽を確かめるために、玄関を開けるがそこには誰もいない。

 それにホッとした女の子の元にまた電話がかかってくる。今あなたの後ろにいるの……と。

 このあとは女の子が振り返って死んでしまうとか、ナイフに刺されるとか色々と言われているけどこんな感じ。


 つまりこれにある程度近いものにしないといけないわけで、それが結構難しいの。だってもうほとんどやっちゃってるし、あとはもうゴミ箱くらいしか残ってないよね?

 あたしは頭を抱えた。

 あ、今作らないのも手だろと思ったそこの人! あたしには作らないという選択肢は存在しないよ!

 だって弱点そのまま残るじゃん! 今までの時間が無駄になるのは嫌だし!

 とりあえず《スキル創造券×1》をタップして、サービス開始以来のウィンドウを開く。これを決めたあとで、椎の木トレント君の名前とかも決めなきゃいけないんだから大変だよぉ……。今日1日は、もしかしたらこれだけで終わるかもしれない。

 それくらい悩ましいの!


 結局あたしはその日なんとかスキルを作り終えて、椎の木トレント君の名前の決定とステータスの確認をしたら、スキルのためにあるものを作って終わった。

 そしていつも通り過ごして、寝るときに気づいた。あたし今日、《ルーナ・ノヴァ》から1歩も出てないじゃん!?

 MMOとはなにかを、真剣に考えるあたしなのだった。

スキルたちは活躍する場面まで隠しておきます。


Twitter始めました。

アカウントは@jisinaru_46buta

名前は自信だけはある白豚、そのまんまだな!

感想、評価ポイント待ってるぜ!←ここまでテンプレにする予定。


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