表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
14/14

第四世界防衛戦

崩壊した世界。


それでも守りたいものがある。


観測者たちは最後まで諦めなかった。


そして今。


第三世界から来たカイトたちもまた。


この世界の運命に巻き込まれていく。

地下施設全体に警報が鳴り響く。


ピーーーッ!!


赤い警告灯。


揺れる床。


慌ただしく走る観測者たち。


第四世界のカイトは武器庫の前で立ち止まった。


「全員、準備しろ」


ジン。


「本当に戦うのか……」


第四世界のカイト。


「戦わなきゃ終わる」


短い言葉だった。


だが。


それだけで十分だった。


カイトは窓の外を見る。


空。


黒い影。


まるで鳥の群れのように。


いや。


それ以上におぞましい。


GLITCH生命体。


数百。


いや。


数千。


第四世界のミラが観測端末を操作する。


「北側防壁、残り耐久率35%」


「このままだと突破される」


観測者たちの顔が曇る。


現在のミラ。


「私も前線に出る」


第四世界のミラ。


「無茶しないで」


現在のミラは笑う。


「そっちこそ」


二人のミラは一瞬だけ笑い合った。


その時。


ドォォォォン!!


巨大な衝撃。


施設全体が揺れる。


観測者。


「外壁突破!」


「敵侵入!」


第四世界のカイト。


「来たか」


彼は剣を握る。


「カイト」


現在のカイト。


「何だ」


「生きろ」


そう言って走り出した。


前線。


崩れた街。


そこでは観測者たちが戦っていた。


紫色の光。


GLITCH生命体。


人間ではない。


歪んだ影。


赤い目。


叫び声。


爆発。


世界の終わりみたいな光景だった。


ジン。


「うおおおお!!」


鉄パイプを振り回す。


イロン。


「左から来る!」


連携。


必死だった。


その時。


巨大な影。


普通のGLITCH生命体ではない。


高さ五メートル以上。


第四世界の観測者。


「上位個体だ!」


全員が後退する。


怪物が咆哮する。


ドォォォォォ!!


空気が震える。


カイトの足が止まる。


怖かった。


当然だった。


しかし。


その前へ。


ミラが立つ。


「下がって」


カイト。


「先生!」


ミラ。


「大丈夫」


紫色の光。


観測端末起動。


データ展開。


「GLITCH解析開始」


怪物が突進する。


しかし。


ミラは避けない。


観測。


計算。


解析。


そして。


「そこ」


光が走る。


怪物の身体に亀裂。


次の瞬間。


怪物は崩壊した。


ジン。


「すげぇ……」


しかし。


ミラの表情は暗かった。


なぜなら。


空を見ていたから。


空の裂け目。


その中心。


そこにいた。


ナイトアサシン。


静かに立っている。


まるで。


戦いを見物しているように。


そして。


カイトを見る。


まっすぐ。


「見つけた」


その声は。


戦場全体に響いた。


全員が凍りつく。


ナイトアサシン。


「三回目の転生者」


「お前を迎えに来た」


空が裂ける。


巨大なGLITCH反応。


観測端末が暴走する。


ミラ。


「まずい……!」


第四世界のミラ。


「カイト!!」


そして。


ナイトアサシンが。


初めて一歩を踏み出した。


第15話 END

第15話を読んでいただきありがとうございます。


今回は第四世界防衛戦の開幕でした。


崩壊した世界で戦い続ける観測者たち。


そして前線に立つミラ。


しかし本当の脅威はまだ動いていませんでした。


ついにナイトアサシン自身が行動を開始します。


彼の目的は何なのか。


なぜカイトを「三回目の転生者」と呼ぶのか。


次回、


第16話「ナイトアサシン」


世界の謎がさらに深まります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ