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踏み台にされている感覚
満員電車から見える黒塗りの高級車。乗れないエレベーター。立ち入れない飲食店。僕の周りには自分に対応していない事柄が多くある。今まで何気なく、何となく感じていた違和感が今言葉に変わってしまった。
普段は何とも思わないし、たとえ認知いたところで自分に不都合なことは起こらない。ニュースやバラエティに出ている芸能人やコメンテーター、俳優・女優、引退したスポーツ選手、政治家、彼・彼女らはその人生における勝負事において重要な場面で勝利を収めてきた。これは周りの環境や保有する武器、運によってもたらされた結果である。本来なら羨望の眼差しとともに自分のまたそのポジションに立ち入らんとするべきなのだが、現実は自分の関与しないところで状況は動いている。会社の同期だった彼は自分の知らないところで昇進し、頼りになる後輩は自分の上司になっていた。日常茶飯事だ。現実は自分に関心がないのだ、しかし結果だけが平等に与えらえる理不尽なのである。




