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緑の魔法師  作者: 葉月望
緑の魔法師 ~図南の鵬翼~
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第五話『国王の決断』

――前回のあらすじ


 十万の大軍を前に、カルカルの陣は風前の灯のように、細々と陣を構えていた。苛烈なトローアス軍の攻勢に、死に物狂いで戦う。それでも、陥落寸前まで追い込まれたところを、緑の魔法師ウルグラグナの活躍で死守することが出来た。

 アルサメスの敗北と同じくして、トローアス軍も引き上げて行った。


 三百年の歴史を誇るパルシア王国の王城サラスヴァティ。その大広間の壁には、深緑を基調とした美しい模様が刺繍された帷帳いちょうが垂れ下がり、厳かな雰囲気を醸し出していた。天井は円形の広がりをみせ、その中心部は二十メートルに及ぶほどの高さがあった。そこから、大人二十人が手を繋いで円を描いたほどの大きさのある三段重ねの水晶の照明が吊るされていた。その照明とは別に、壁と天井の境目辺りに細かくディテールされた窓が整然と嵌められ、そこからキラキラと陽射しが射し込み、大広間に集まる人々を優しく照らしていた。

 大広間では、喧々《けんけん》とした声がいたるところから聴こえ、まるでパーティーのように賑わっていた。ここは普段、国王が政務や外国使節の謁見、国家的儀式などを行う、パルシア王国の歴史の証人のような場所である。その上座には、サファイア、ルビー、エメラルドなどの宝石が嵌められた黄金で造られた台座があり、その上に深緑の玉座が置かれていた。背後には、十枚の翼を広げた逞しい、見るものを圧倒するような荘厳さ持つ鳥の絵が描かれていた。そこに描かれている鳥の翼は、パルシア王国の建国に大いに貢献した十人の緑の魔法師を象徴している事を、パルシア人なら誰でも知っていることであった。

 その後継者たちも、この大広間に集っていた。大広間には緑の魔法師の他に、政府高官から軍上層部など三大諸侯以外の文武百官が集まり、誰も彼も一癖も二癖もありそうな人物たちだった。その中でも、緑の魔法師たちは特別異様な雰囲気を醸し出し、その存在感を大いに示していた。

 良くも悪くもね――。そう分析するオミードも、自身が例外でない事を分かっていた。


 ――それにしても。と思う。これほどのメンツを集め国王は何をするつもりなのか、思案気な表情を浮かべ大広間を見渡す。――と、突然体が浮く感覚に襲われ、奇声を発しそうになる。それを寸前で堪えたオミードは、無礼を働く者に一喝してやろうと振りこうとした。その機先を制するかのように、無礼者が先に言葉を発した。


 「おお――少し大きくなったかオミード!」


 深緑のマントを羽織ったその肉体は、筋肉の鎧で覆われた屈強な兵士と見間違わんばかりの肉体を誇るウルスラグナが、オミードを高々と抱き上げていた。


 「やっぱり隊長だったのね! やめてよ、恥ずかしいでしょ!」


 「私は恥ずかしくないぞ」


 「私が恥ずかしいのよ!」


 顔を真っ赤にして、足をばたつかせ抵抗する。

 そんなオミードを、目を細め見つめながらゆっくりと降ろす。

 この緑の魔法師の隊長ウルスラグナは、オミードがこの世で頭の上がらない人物のひとりだ。オミードが緑の魔法師になる際、少なからず尽力してくれた経緯いきさつがあったのと、さらに一年前、当時〝魔法師を狩る者〟と名乗り連続殺人を犯していたメフルザードを、罪を償う目的で緑の魔法師にさせようとオミードが画策していたが、前科者の採用に反対する人が多く、苦戦していたところ、国王とウルスラグナの口添えがあり、なんとか緑の魔法師への登用試練を受けられることとになった。しかし、メフルザードには特別多くの試練が与えられた。その数の多さにメフルザードが嫌気を指さないか心配していたが、オミードの心配は杞憂であった。メフルザードは、それらすべてを見事クリアしてみせ、晴れて緑の魔法師となったのだ。

 オミードとメフルザードが、緑の魔法師としての今があるのは、ウルスラグナのお蔭であるといえた。


 「私の凱旋パレードに姿が見えなくて、寂しかったぞ」


 「ちゃんと見てたわよ」


 「そうか、そうか――。おお! メフルザードじゃないかッ」


 オミードと視線を合わせかがんでいたウルスラグナが、今度はメフルザードを見つけ近づく。抱きかかえられてはたまらないと、メフルザードは少し逃げる。


 「相変わらず、線が細いなぁ。ちゃんと飯食べてるか!? しっかり食わないと私みたいになれないぞ」


 深緑のマントを翻し、厚みのある胸板を披露してみせる。


 「……いや、俺はいい……」


 メフルザードは、目を合わせないよう顔を背ける。どうやら、ウルスラグナのことを苦手にしているようだった。そのことに、オミードも苦笑いを浮かべる。


 「――あらん。賑やかだと思ったら、ウルウルんにオミードちゃんとメフィーじゃない」


 深緑のマントの裾を後ろで縛り、艶美な肉体を見せびらかすようなタイトな服装を着て、陽気に手を振り現れたのは〝腐敗の女王〟こと、シシュガンビスであった。

 その姿を見た途端、オミードは嫌そうな表情を浮かべる。


 「これはこれは、麗しのシシュガンビスではないか――ん? 姐のスタテイラは?」


 キョロキョロと見渡すウルスラグナに――


 「いなくていいわよ」と、心で毒ずくオミードの願いは届かず、アイスブルーの瞳を光らせ、金髪のロングヘアーとファーの付いた深緑のマントを風に靡かせスタテイラが現れた。


 「誰が、こんな下品な女の姐だ」


 「ひど~い姐様。幼い頃から一緒に育ったんだから、血が繋がっていなくても、わたくし達姉妹ですわよぉ」


 涙を拭う仕草をするシシュガンビスに、スタテイラが呆れたようにため息を吐く。

 そんな、いつものやりとりを見つめながら他にも緑の魔法師はいないかと、心配そうにオミードが辺りを見渡す。

 すると、壁際に深緑のフード付きマントを目深くまで被った男が立っていた。


 「ハールーンか……」と、オミードが呟く。


 このハールーンは、噂では二十九歳といわれているが、いつもフードを目深くまで被っているせいで、誰もハールーンの素顔を見た者はいなく、外見からの判断はできなかったかった。それに口数も少なく、誰かと親しく話している姿を、オミードは見たことがなかった。

 それゆえ、特に害はない存在なので一安心する。

 他にも緑の魔法師がいないか、さらに探してみたが、あとは政府高官と軍上層部しか見当たらなかった。

 そこでようやく、安堵のため息をつく。

 しかし、式典や祭典でもないのに、六人も緑の魔法師が集まった事に驚く。

 一体、何があるのだろうかと、空の玉座を見ながらオミードは思案をする。


 「――あらん? オミードちゃん、まだ腕治していないの?」


 目を輝かせシシュガンビスが覗き込んできた。身の危険を感じて、大きく一歩さがる。


 「大伯母様から連絡がないの」


 「かわいい孫が心配じゃないのかしら……さすがは、姐様の師匠ですこと」


 毒気を含んだ視線をスタテイラに向ける。


 「お前の師匠でもあるだろ」


 「まぁッ、そうでしたわッ!」


 わざとらしいとぼけた仕草するシシュガンビスに、全員が白々しい視線を向ける。

 それにもかかわらず、シシュガンビスは平然とした様子で、オミードの左腕をまじまじと見つめる。


 「やっぱり、わたくしが用意した腕をつけなさいな」


 妖艶というよりも、不気味な笑みを湛えた顔を近づける。


 「だから、結構よ――ちょっとスタテイラ、この女をしっかり繋いでいなさいよ!」


 オミードの怒声に、スタテイラは嘆息をつく。


 「それぐらいにしておけ、シシュ」と、肩を二度叩く。


 シシュガンビスは、残念そうな表情を浮かべる。

 そんな二人を見て、オミードは思う。

 スタテイラといえば、理知至上主義と自他ともに認める冷酷無情な女の代名詞で〝氷の淑女〟という二つ名を冠するほどだ。それが、ことシシュガンビスに対しては、そんな面影を感じさせない。どちらかといえば、面倒見のいいお姉さん役を見事にこなしているようであった。それに対してシシュガンビスのほうは、奔放で捉えどころのない性格と、決して人に従わない頑なさを持ち合わせ持った女性だが、スタテイラに対してだけは従順に従う。

 ――まぁ、からかっているという側面も、ないことはないだろう、とオミードはみていた。

 そんな二人の接点といえば、アールマティによって拾われ、一緒に育った。その境遇が〝氷の淑女〟といわれる理知至上主義のスタテイラに、母性らしさの欠片を残させたのだろうかと、想像を膨らませる。

 機会があれば、アールマティにその辺りを聞いてみよう、と考えていた。


 「――国王陛下のご入室です」


 透き通るような男性の声で告げられると、喧々と響いていた大広間に静寂が訪れる。

 ――緩々《かんかん》と扉が開く。全員の視線が、入室してくるカワード一世に向けられていた。

 今年で二十三歳となり、治世も三年目を迎え、少しは国王としての風格が出てきたように感じられた。それでも、線の細い柔和な感じは抜けていない、とオミードには見えた。しかしそれは、この王の良い所であり、失くしてはいけない資質のように思われた。

 カワードが玉座の前に立つ頃には、左側から政府高官、中央に緑の魔法師、右側に軍上層部が整然と並んでいた。

 静寂という名の帳が大広間に広がり、ピンと張りつめた空気が全体に張り詰める。

 そんな中、カワードが粛々と言葉を紡いだ。


 「皆、忙しいなか集まってくれて感謝する。さて、今日集まってもらったのは、余から発表がある」


 カワードの言葉に、会場がざわめく。

 それをしばらくみつめてから、満を持したように高らかに宣言する。


 「全州を慰問するための使節団を、編成しようと思う」


 会場全体がどよめいた。それ対して、「何を驚くことがあるか」と緑の魔法師の一団だけが鼻先で嗤う。しかし、それは会場のどよめきと比べたら微々たるもので、その嘲りに気づいたのは緑の魔法師たちだけだろう。

 どよめく会場を宥めようと、カワードが右手を上げる。

 しばらくしてから、ようやく静けさを取り戻す。

 それから、カワードは会場を見渡す。すると、ある人物のところで目が止まった。

 そこには、深紅のくせ毛に生意気そうな顔立ちの少女いた。その少女は、どこまでもまっすぐな瞳で、カワードを見つめていた。

 それに勇気をもらったカワードは、大きく息を吸ってから高らかに言い放つ。


 「この使節団は、余が主体となって執り行う!」


 先ほどのどよめき以上の困惑の声が、会場全体を揺らす。

 すぐに、政府高官からは反対意見が数多く出された。それに呼応するよう、軍上層部からも反対意見が噴出する。もちろん、賛成を口にする者もいて、大広間は議論の場と化した。

 紛糾する口論の中、興味なさそうに立つ緑の魔法師たち――。

 オミードもカワードの提案には驚いたが、この国と民を愛しているカワードだからこそ、当然の主張だと思った。そして、その選択は間違っていない事を伝えたかったが、ここから大声で励ますのも違うように感じられ、どうしたものか思案していると、遠くにいるカワードと目が合った。これを〝天啓〟と感じたオミードは、微笑を浮かべ大きく頷いた。

 その頷きをカワードは理解したのだろう、顔が綻ばせ小さく頷き返した。

 顔を引き締めると、激しく議論がかわされている会場全体を見渡す。


 「皆の心配は分かる。だが、今回、王族から謀反人が出たことで、国に不安の種が蒔かれたのは間違いないだろう。その種が芽吹く前に、刈り取らなければならない」


 臣下からすれば、自分は若く頼りない国王にみえるのだろう。それは、臣下の態度や視線を見れば分かる。延いては、国民もそう感じているのだろう、とカワードは感じていた。

 ならば、この国難を逆に利用して、臣下や国民に頼りになる王だと示すチャンスだと捉え、さらに、この機会に国の内情を見て回ろうとも考えていた。そうすることで、カワードやオミードが描く理想の国に少しでも近づけるのではないかと。そして、大改革の足がかりにしたいと思っていた。


 「――愚見を申し上げますと、陛下の提案は些か配慮に欠けるものではないでしょうか」


 これだけの高官がいるなかで、高らかに発言した度胸のある人物は、パルシア王国の良識といわれる法務大臣である。彼は五十代後半で、二人の娘を持つ一般的な男性だが、その仕事ぶりは貴族さえ恐れるほど法の番人であった。それゆえ、敵も多かったが、公明正大な性格が幸いして直接手を下される事はなかった。勤勉さが首相の目に留まり、法務大臣に任命され五年目となる。


 「謀反の火種が完全に消えたわけではないいま、陛下が玉座から離れることは、内では執政を疎かにし、外では渦中に飛び込むようなものではないでしょうか」


 手厳しい意見に、カワードは一瞬怯みそうになった。だが、ここで引いては、頼りない王のままだと、怯む心を叱咤する勢いで口を開く。


 「法務大臣の心配は分かる――だが、余はこの機会に悪しき芽を一掃したいと考えている」


 その言葉で、王自身が囮となって、反乱分子をあぶり出すのが目的だと分かった。

 それが理解できた者は、先程より激しい口調で反対を口にする。

 それらを黙って訊くカワード。

 反対意見が一通り言い尽くされたころ、満を持したように言葉を紡いだ。


 「皆の意見はよく分かった――だが、これは決定事項である!」


 カワードは良く通る声で言い放った。その声に、大広間は水を打ったように静まり返る。

 即位した頃は、気弱なイメージしかなかったカワードだったが、今はその面影を容姿に残すのみで、纏う雰囲気は王者の風格すらあるように感じられた。

 一瞬カワードの気迫に飲まれていた政府高官や軍上層部だったが、すぐに反対意見を出す。そのあたり、大国パルシアを預かる百戦錬磨の文武百官といえた。

 カワードも、それぐらいの抵抗はあるだろうと想定していた。

 喧々と騒ぎ立てる臣下たちを前に、カワードは一息ついてから言葉を紡ぐ。

 「皆の心配は分かる。だからこそ、その心配を払拭すべく手段は高じてある」

 何を企んでいるのかわからないが、どんな手段を講じようと反対する気でカワードの言葉を待ち構えた。


 「――今回の慰問には、緑の魔法師スタテイラも同行する」


 その名が告げられた途端、会場全体が鼻白んだように感じられた。

 あの〝氷の淑女〟スタテイラが王の護衛にあたるとあっては、誰も反対意見を出せなかった。もちろん緑の魔法師を信頼してだが、それ以上に公の場で緑の魔法師を非難または否定するニュアンスの発言をすれば、命を落としかねない事態を招く事は誰もが知っていた。

 そこまで計算しての人事発表なら、たいしたものだと、壇上にいるカワードを感心した表情でオミードは見上げる。

 そこからは、カワードの独断場となった。スタテイラの名が楔となって異論を口にする者はいなくなり、カワードは次々と慰問に同行するメンバーを発表していった。

 そのなかに、自分の名がなかったことを、オミードは少し寂しく感じていた。


 「――ここまでが、同行者だ。そして、余がいない間の代理だが――」


 ここで間を置く。オミードにはだいたいの予想はついていた。隣に立つ男をチラリと見る。

 オミードの視線に気づいたメフルザードが、不快なものを感じて眉をしかめる。

 その表情を見て、オミードは微笑む。


 「あんたじゃないのは確実ね」と、ボソリ囁きかける。


 当たり前だ。という態度で、メフルザードは視線をカワードに戻す。

 それをくすりと笑いオミードも視線を戻す。


 「余の代理にウルスラグナを指名する。トローアス軍との戦いの疲れが癒えぬだろうが、この重責を任せられるのは、卿を置いて他にいない」


 もう、どこからも反論の声は上がらなかった。


 「――謹んで拝命いたします陛下」


 ウルスラグナの重厚な声は、安心感を与えるものだった。この御仁に任せておけば大丈夫だと思わせる、そんな類のものである。

 こうして、慰問は決定事項となった。それでもまだ、王の慰問について反対する雰囲気は残っていたが、この場で反対を口にする者はいなかった。

 カワードが主体となって、全州を慰問する使節団の人事と、それに伴う残った政務についての人事も決定したのだった。




 ――一週間後、慰問使節団が王都を出発した。


 「こんな快晴の日に出発できてよかったよ。実に清々しい気分だ」


 この慰問は、カワードにとって初めてづくしのものであった。公務ならび私用でも、王都から出るのは初めてのことだった。それと、自分だけで決めた政務といっても差し支えない今回の慰問も王として初めて主体となって行う事ができた案件だった。

 そのせいなのか、出発前のカワードはいつも以上に饒舌で、近臣の者と他愛ない会話を繰り広げ満悦そうだった。

 その姿に、どこか危うさを感じたスタテイラは、不安げにカワードを見つめていたが、特に注意をする事はしなかった。それより、隊列の確認を優先して行う。

 この慰問使節団は百の騎兵を先頭に、ラーイオスに引かれた屋根のない六輪式の戦車が続き、そこには四人の魔法師が乗り込んでいた。それが三台続き、その後ろには屋根つきの豪華な二輪式の戦車があり、そこに〝氷の淑女〟スタテイラが乗り込み前方に睨みを利かせていた。その後ろから黒を基調とした天蓋付きの六輪式の戦車に、カワードと医療師一人と看護師が一人と護衛の兵が二名乗り込んでいた。すぐ後ろにも、天蓋付きの六輪式戦車が続いていたが、そこには兵士たちの治療を主にする医療師二名と看護師が六名と護衛の兵士が二名乗っていた。最後尾を固めるのは、百の騎兵と百の魔法師であった。護衛の総数は知れていたが、質は最高の人員で、緑の魔法師の次席に位置する王下魔法師団並の実力を備えた者達で構成されていた。

 それらを全部合わせた以上の戦力として、スタテイラの存在は大きかった。彼女がいることで、一州なら楽に落とせるほどの厚みある陣容となった。

 数こそ少ないが、王のいる使節団の出発に、城門には官僚から使用人まで見送りに来ていた。

 そこに、オミードの姿もあった。

 盛大に見送ってくれる人々に、手を振って応えるカワードの姿がキラキラと輝いているように見えた。カワードの晴れの日に、見送るしかできない今の自分に、オミードは空の左の袖を握り早く腕を治さなければと、気持ちが焦っていた。


次回  第六話『憧れの人』

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