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緑の魔法師  作者: 葉月望
第一部 第一章
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第二十話『非情なる決断』

――前回のあらすじ


 ハーミの正体が、超古代文明の遺産で出来た機械だと知ったオミード達は、ハーミの攻撃に怯える。しかも、ハーミはヘダーヤトの兄の身体を使っていた。それだけに、オミードはハーミを攻撃できずに手をこまねいていた。

 怒りと悲しみと絶望が入り乱れた複雑な表情はヘダーヤトの心情を物語っていた。以前のオミードでは分からない気持であっただろう。つい先日に多様な感情を体験したばかりであった。それは地下施設であったあのコ達である。助けたいけど助けることはできず、だからといって楽にしてあげることもできない。自分の無力さ痛感させられた事件であった。それと似た感情で、ヘダーヤトは心が揺れているはずである。だからこそ、自分が非情にならなけれべならないのだと、オミードの心を奮い立たせるよう、まっすぐヘダーヤトを見つめた。


 「このままじゃ、仲間はあなたのお兄さんの手で殺されちゃうわ」


 「あ、兄貴はそんなことしない! 兄貴は、そんなこと――」


 「いいから聞いて!」


 オミードの一喝は、ヘダーヤトを黙らせた。


 「全員を救うためにはあなたのお兄さんを、私が殺すわ。その了解をあなたにもらいたいの」


 敢えてそういうことで、ヘダーヤトの怒りの矛先を自分に向けさせ、兄殺しの業を背負うつもりであった。その話を聞いていたアルサラーン達は、幼いオミードに重い業を背負わせてしまうことに、憤りを感じた。だが、自分たちではどうすることもできない。その事に、歯がゆさと、情けなさで血液が沸騰するような怒りを心にためていた。


 「――何を言ってんだオミード……俺が、そんなこと認める訳ないだろ……」


 ヘダーヤトと同じ立場なら、誰もが同じことを言うだろう。それでは、ここにいる全員が死んでしまう。それだけは絶対に避けなければならない、という強い思いで、オミードは冷酷な言葉をヘダーヤトに向け放つ。


 「あなたは何も分かっていない!」


 「なに!?」


 「あなたは、お兄さんをこのまま苦しめておくつもりなの?」


 「……お、俺がなんとかする……」


 「なんとかってどうするつもりよ。例え止めれたとしても政府が黙っていないわ」


 「――えっ?」


 オミードの言葉が理解できず、挙動不審者のようにハーミとオミードを交互に見た。


 「あれだけの力を持ったモノを、政府が調べて研究しないわけないじゃない!」


 ハーミを捕縛すれば、政府はバラバラにして隅々まで調べるだろう。そして、用がなくなれば、処分するか兵器として再利用するのは、自明の理である。そこに、ハーミを人として扱う人道的モラルなど適用されるはずがない。その事をオミードは指摘したのだ。それは、家族にとって耐えがたい話である。だが、あえて言うことで理解させようとしたのだ。

 ヘダーヤトの頬を涙がとめどなく流れる。


 「お兄さんは、きっと苦しんでるはずよ。もう楽にしてあげましょう。それを望んでいるわ。あなたならわかるでしょう?」


 「――あ、兄貴……」


 ハーミと過ごした幼き日々を思い出し、嗚咽が漏れる。

 そんなヘダーヤトの苦しさや悲しみを、今のハーミには解る訳もなく、無表情に光線を乱射していた。あの頃の面影のないハーミの姿を見て、胸が締め付けられるような苦しさで蹲る。


 「ヘダーヤト、あなたの周りを見なさい!」


 オミードの一喝で、顔を上げる。そこには、一緒に戦ってきた仲間たちの姿があった。誰も彼も、ハーミの攻撃に怯えていながらも、無言で耐えていた。――アルサラーン、ファリド、そして傷ついた仲間たちは、誰一人非難めいた顔をみせず、ただ黙ってヘダーヤトの決断を待っていた。

 全員の顔を見たヘダーヤトは、顔を伏せ拳を強く握ると、おずおずと言葉を紡いだ。


 「……すまないみんな。やっぱり俺には無理だ。兄貴を殺す事なんて……」


 地面に顔をうずめ、肩を震わせながらヘダーヤトが謝る。仲間の顔を直視することが出来なかった。


 「……そう、わかったわ」


 オミードは観念したように小さく息を吐く。仲間たちも、仕方がないと理解を示した。その優しさが、ヘダーヤトの心をチクリと刺す。


 「……すまない……みんな」


 「それじゃ、やれるだけのことはやってみるわ。いい、大地の壁で時間を稼いでいる間に、城壁まで走るのよ!」


 オミードの作戦に、全員が頷いた。ヘダーヤトの気持ちは痛いほどわかる。ならば、出来るだけの事をしてやろうと意を決していた。


 「じゃあ、いくわよーー!」


 オミードは掛け声とともに、大地を盛り上げた。それがハーミを囲うのを確認した全員が走り出した。

 大地の壁に囲まれたハーミだが、今度は狼狽えることなく目の前の壁を攻撃する。その轟音と揺れが、死神の咆哮のように聞こえた。全員が迫りくる恐怖から逃れようと、必死に手足を動かして趨る。

 五十メートル進んだところで、大地の壁が崩壊する轟音が響く。


 「伏せてええええ!」


 壁が崩れる轟音に負けないほどの大声でオミードが叫ぶ。それを合図に、全員が滑り込むよう地面に伏せた。

 腹に響く轟音に、崩れた壁から立ち昇る土煙――。その中を、ぎこちない動きで歩みを進めるハーミの影が浮かぶ。それはまるで、恐怖が模っているかのようであった。奇怪な音が聞こえた後、光線が発射された。土煙は一瞬で霧散し、ハーミの姿が現れた。それを見た者は、まるで冷水を全身から浴びたような恐怖を感じた。


 「次、行くわよ!」


 全員が恐怖を覚えたのを肌で感じたオミードは、あえて大きな声で叫ぶ。そうする事で、恐怖を払拭しようとした。

 隠語を唱えると、大地が盛り上がりハーミを囲う。


 「走ってええええ」


 オミードの合図で、反乱軍が走り出す。全員の表情は緊張と恐怖で強張っていた。オミードも走りながら、このまま古城まで魔力が持つか、不安を覚えた。今ならまだ、ハーミを倒すだけの魔力は残っていた。だが、同意を得ぬまま倒してしまっては、ヘダーヤトだけではなく、ここにいる全員の心が、この大地に縛られてしまうような気がして怖かった。そうならないためには、ヘダーヤト自身が自らの意志で兄との決別を決断しなければならない。それが彼らのためであると、オミードは信じていた。

 その信念は、地下で出会ったあのコたちがオミードに教えてくれたものだった。


 五十メートルほど進んだ辺りで、壁が轟音を立てて崩れる音が聞こえた。それを合図にみんなが伏せる。オミードも倒れるように伏せる。「がはっ、がはっ、ごほっ――」むせるように咳き込む。病み上がりの体で、長時間の魔法防御結界にハーミとの戦い、さらに反乱軍を庇いながら走るなど、随分と無理をしていた。普通の魔法師だったら、今頃魔法を暴走させているか、魔力は底をついているであろう。その外見からは想像もできないほど、強大な魔力を有しているのだと、アルサラーンは感嘆してオミードを見つめる。

 伏せている反乱軍のハーミの光線が容赦なく降り注ぐ。光線は大地をかすめただけで、真っ赤な液体へと変質させる。近くを通っただけで、人間の体など簡単に蒸発するのではないかという恐怖が付きまとう。それに耐えながら、反乱軍は次の合図を待つ。

 ――だが、いつまで待っても合図がなかった。不審に思いオミードを見ると、荒い息遣いで大地にうつ伏せとなっていた。


 「――大丈夫かオミード!?」と、アルサラーンが声をかける。


 ちょっと時間を有してから、オミードは右手を上げた。その姿は、大丈夫とは程遠いもののように見えた。苦しそうに咳き込むオミードの姿を、沈痛な面持ちでヘダーヤトは見ていた。


 「ハァハァ、やってみせるわハァハァ、必ずみんなを、あそこ、まで……」


 咳がおさまったが、顔色は土色となり、荒い息遣いのままであった。それでも隠語を唱える。

 ――大地が盛り上がりハーミを囲む壁となった。


 「…………はしって」


 荒い息遣いの上に言葉が乗っているだけの声しか出せていなかった。聞き取りづらかったせいで、誰もが走ることを躊躇われた。


 「走れえええッ!!」と、アルサラーンが叫ぶ。その声に従い走り出す。オミードも気力で走ろうとした。しかし、足が思うように動かなかった。よろめきながら、なんとか立っているといった状態に、焦りが額を流れる。


 「ハァハァ……あれ……?」


 オミードは鼻の辺りに生暖かいものを感じたので、触ってみると、それは血だった。自分でも限界を感じていたが、まだいけると思っていただけに想定外であった。城壁まで、まだ三分の一を残している。なんとしても、みんなを古城まで届けたいという一心で、その場に留まることを決心する。

 ハーミと対峙するよう振り返ったオミードの体が浮いた。


 「――アルサラーン!?」


 「これぐらいはさせてもらうぞ」


 少しでもオミードの力になろうと、アルサラーンがオミードを抱きかかえて走る。

 ヤムナ以外の男性に触れられた事がなかったオミードは、恥ずかしくなり照れくささを隠す為、毒舌を奮おうとしたが声がでなかった。それほど疲れていたのかと、自分でも驚くほどであった。

 ――後方で壁が崩れる音が響いた。アルサラーンはオミードを降ろし地面に伏せた。壁が崩れる轟音と共にハーミの光線が大地に降り注ぎはじめた。

 オミードは咳き込みながらも、上体を起こし隠語を唱えよとした。


 「もういいオミード! ここからは一か八で走り抜ける!」


 「ハァハァ、私の人生に一か八かなんてないわ。やるかやらないか、成功か大成功しかないのよ。ハァハァ……」


 疲れ果てた顔に微笑を浮かべる。そして、隠語を唱えた。大地が盛りあがり壁を形成する寸前――崩れたのである。怪訝に思ったアルサラーンがオミードを見ると、荒い息の状態で蹲まっていた。


 「大丈夫かオミード!?」


 「……負ける、ものですか……」


 息も絶え絶えで立つ事すらままならない状態にもかかわらず、その眼光は衰えていなかった。その鬼気迫る迫力に、アルサラーンは驚きを禁じ得なかった。だが、体はもう限界である。オミードの悪いが、ここから先は一か八かに賭けるしかないと決断を下す。


 「全員古城まで走れえええええ!!」


 アルサラーンの号令一下、全員が死に物狂いで走った。アルサラーンもオミードを抱え走った。

 遮るもののないハーミの光線は、容赦なく反乱軍を捉えた。その輝きが男を貫くと、跡形もなく消え去った。近くを走っていた男も爆発に巻き込まれ、地面を転がり気を失う。

 その爆音が静まる前に、ハーミは次の標的を見つけ光線を発射した。一つ輝きがあるごとに、仲間が一人この世からいなくなった。三人目が消えたところで、アルサラーンは唇をかみしめた。


 「みんな伏せろおおお!」


 城壁までの完走を断念した。全員が地面に伏せると、目標を失ったハーミは光線を闇雲に乱射する。走っているよりは安全だが、いつ、その攻撃が自分に当たるか分からない状況に、誰もが恐怖で気が狂いそうだった。

 仲間が自分のわがままで死んでいく。それを目の当たりにしたヘダーヤトは、罪悪感に耐え切れなくなり立ち上がった。


 「俺が囮になっている間に、みんな逃げてくれ!」


 両手を広げアピールする。ハーミはすぐにヘダーヤトを捉え、光線発射準備にはいる。


 「よすんだヘダーヤト!」


 ファリドが助けに向かう。体当たりしてヘダーヤトを光線から助けた。全員から安堵の吐息が漏れる。


 「何をやってるんだヘダーヤト!?」


 「俺が囮になっているうちにみんなを逃がしてくれ……頼む……」


 ヘダーヤトは大粒の涙を流し、ファリドにすがるよう呟く。その姿を見たオミードは、ヘダーヤトを睨みつけた。


 「――逃げようとしないでヘダーヤト!」


 まるで魂を絞り出すかのような迫力で叫ぶ。それにヘダーヤトは身体を震わせる。


 「あなた一人が囮になっても、みんなが逃げ切れるわけないでしょ!」


 ヘダーヤトの自分勝手な行動に、今まで我慢していた怒りが噴出した。そこからは堰を切ったように吐き出す。


 「あなたのやろうとしたことは、ただ、その場から逃げようとしているだけよ! お兄さんを救う算段も、仲間を助ける事も出来ない今の状況がいたたまれなくなり、ただ逃げようとしただけ! あなたはお兄さんをこのまま放っておくつもりなの!?」


 オミードの言葉に、ヘダーヤトは顔を上げハーミをみる。だが、何をすればいいか分からず、オミードの方を睨む。


 「だったら、どうすればいいんだよ!?」


 「あなたに出来る事は、その両目でお兄さんの最期を見届けてあげることよ。そして、お兄さんの思いを背負い生き続けるの。そうすれば、きっとお兄さんの死は無駄にならないわ」


 オミードの言葉が心の奥深くにまで響いた。自分が生きることが、兄の意志も生きることだと諭され、何かが体からスーッと流れるように消えた。その代わりに、熱い思いが心の奥底から湧き上がってきた。やがてそれは頬を伝って流れた。それを袖で拭うと、姿かたちの変わったハーミを見つめる。これが最愛の兄との決別だ――怒った顔や優しい笑顔が思い出され、嗚咽する声が漏れる。近くにいたファリドが、ヘダーヤトの肩を抱きしめる。


 「アニキ、アニキ、アニキ……」


 ファリドに抱きしめられながら、迷子の子供のように何度も何度も名前を呼び続けた。

 それを見たオミードは、ヘダーヤトの決心と汲みとった。そして、残った体力と意識を集中して、ハーミを安らかに眠らせてあげようと、祈る気持ちで目を瞑る。


 「すまないオミード、嫌な役をやらせてしまって……」


 アルサラーンが沈痛な面持ちで、オミードを見つめる。


 「――いいえ、これは、私達権力者が背負わなければならない責任なの。嫌だからって見なくていいものでもないし、避けて通るわけにもいかないの。私達の決断一つ一つがみんなの人生に深く関係しているのだから――だから、ハーミの苦しみ、ヘダーヤトの悲しみ、そのすべてを背負う。そうすることで、きっと私は真っ直ぐ歩いていける」


 オミードは小さく幼いが、その背中にはとても大きなものを背負っているようにアルサラーンには見えた。

 ハーミの光線が降り注ぐ中、オミードは息を整え意識を集中する。失敗は絶対にゆるされない状況。もし魔法のコントロールをミスれば、ここにいるすべての人を死に誘う強力無比の浄化魔法、あらゆる物体を溶かし、蒸発させる青い炎で、忌まわしい超古代文明の遺産ごと消し去る。そして、せめてハーミに苦痛を与えずに逝かせてあげよという思いで、オミードはこの魔法を選択した。


 「ハーミ……あなたの無念、ヘダーヤトの悲しみ、その気持ちを私に背負わせて。そして、私が道を間違わないようしっかり見ていて、お願い」


 オミードの目には、涙が溢れんばかりに溜まっていた。だが、決して流さないように堪えていた。悲しい涙は手にかけた人達が安心して逝けないだろうと思い、オミードは流さないように決めていた。そして、涙を流すのは理想の国が出来たとき嬉しい涙を流そうと――


 「ヘダーヤト、しっかりお兄さんの最期を見届けてあげてね」


 オミードに言われ、涙が溢れる目に、兄の最期を焼き付けようとしっかり見つめた。

 ハーミが違うところに光線を発射した隙に、オミードは立ち上がり浄化の業火をハーミに向け放つ。ハーミの全身が青白い光に包まれる。一度は、何が起きているか確認したハーミだったが、すぐに、オミードに向け光線を発射する準備に入ろうとした。その時だった――ハーミの全身が青白い炎に包まれ、悲鳴とも奇声ともつかない叫び声を上げる。青白い炎はハーミを包むというより、直径五メートルを覆うように存在していた。ハーミの体が徐々に昇華されるよう消失していく。最初は耳を塞ぎたくなったハーミの悲鳴も、やがて青白い炎が浄化するよう消し去っていく。

 ――しかし、青白い炎はどこか不安定で、大きくなったり小さくなったり激しく揺れ動いたりしていた。それは、術者であるオミードの体力の著しい低下と精神集中の乱れが、不安定さとなって現れていた。


 ――あと少し、あと少し……。


 祈るよう、術のコントロールに全身全霊をかたむける。不安定ながらも青白い炎は確実にハーミを昇華させつつあった。すでに、ハーミの体の半分近くが消失していた。――浄化されていくハーミの姿を、ヘダーヤトにアルサラーン、そしてファリド、他の仲間たちが見つめていた。総督によって、長い間苦しめられた先輩の苦悩の日々に終止符が打たれたような、そんな厳粛な気持ちで見守り続けた。

 ハーミは天を仰ぎみた。

 まるで、自分がそこへ向かっているのを知っているように、蒼穹に広がる一点を見続けていた。最後にヘダーヤト達を見た。まるで別れを告げるかの様に、じっと見つめていた。


 「さようなら兄さん……」


 ――最後の一片まで浄化されたハーミの煙は、ゆっくりと、ゆっくりと、天を目指して昇っていく。

 その煙に向け全員が頭を下げる。


 ハーミを無事浄化させたオミードは、「そこでみていてね」と、心で呟いた。その後、静かに崩れるよう倒れた。

 ハーミの煙を祈るように見ていたアルサラーンは、倒れる音に気づき、慌ててオミードに近づく。抱き上げようとしたが、オミードは息をしていなかった。


次回  第二十一話『強い意志』

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