holiday 第八十九話 ヘビが歯を立てる
夜空は雲によって埋め尽くされ、そこから無数の水滴が溢れた。これは誰かの心を具現化したようなものだったがその誰かは分からない。
餡はその場に倒れ、3人はべつ方向に散る。カイ(トラ、グチ。手筈通りね)。トラ、グチ(ok)。ユネルコ「よっしゃ。やっと倒れてくれたか」。ユネルコは縄を取り出し餡を捉えようとする。しかしユネルコのバランスは崩れた。餡は倒れるふりをしてユネルコの足を薙いだのだ。膝をついたユネルコの腕にチャクラムが迫る。ユネルコは体を反らすも皮が斬られる。そして投擲してきたほうにユネルコは向かう。グチ「どこ向いてんだよ」グチがチャクラムをキャッチしユネルコに斬りかかる。ユネルコの胸に斜めに鮮血が舞う。そしてユネルコの腹に強烈な拳を放つ。ユネルコ(なるほど。パワーだけならあのデカブツとも引けを取らないな。だが技術はお粗末だ)。ユネルコはグチの腹にランスを突き立てる。グチはそれを避ける。だが腹のランスが消えた、に思われたが横腹からそれが襲いかかる。モロに喰らった。かに思えたがランスが少し離れた。いや奴自身が離れたのだ。そして後ろを見て気づいた。針だ。ユネルコはランスで突く瞬間にカイによって後ろに引かれたのだ。だがそれでも強烈なことには変わりなくグチの内臓は損傷し、激しく血を吐く。だが手に持つチャクラムを草むらへ投げつける。
ユネルコ(ほほーう。やはりあそこにいるか。)
ユネルコはチャクラムが向かう先である草むらへ向かいそこの中心はランスを突き立てる。
だがそこから鳴るおとは肉が弾ける音ではなく硬いものが貫通した音だ。その正体をユネルコは判明する。なんとチャクラムを無理やり入れたピッチングマシーンだったのだ。
無論本来は野球ボールを入れるもの。
そのような不純物が入ればタダで済まない
ピッチングマシーンは壊れた。
鉄塊の中から出てきたのは複数のナイフ。
それがユネルコに突き刺さる。
カイ「あばよ」
ユネルコが宙に浮く。
いや首だけ浮かされている。
ユネルコは首が吊らされながらも口を動かす。
ユネルコ「ほーう。首を吊らせて締め殺す気か。いままで君たちは何を見てきたのだい?」
カイ「お前を締め殺すなんて無理に決まってんだろ」。
しかし目的はそれではなかった。
草むらの中からトラがチャクラムの二刀流で飛び出す。そして斬撃の応酬だ。
ユネルコの体が一方的に切り刻まれる。
と思われたがそれも数秒までユネルコが中段突きをトラの鳩尾に決める。
地に足ついていないにも関わらずその威力は伊達じゃない。
トラは咄嗟にチャクラムでガードしたもの大きな一撃をもらってしまった。
トラがバックステップで射程から逃れ膝をつく。そしてユネルコは糸から脱出する。トラにランスが当たる。そう思われた。すると向こうから落雷。それに気を取られたユネルコからトラはさらに距離を取りグチとカイもトラのサイドに寄る。
トラ(2人とも。俺いいことおもいついたかも。)
カイ(大体予想はつく。安心しろ、ちゃんと合わせる。)
グチ(おー、なんなんだ一体。)




