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008⚫️だって、設定は・・・
「そのおじいさん、信用できるの?なんか胡散臭いんじゃないの?」
「そうだ。胡散臭い。それがあのじいさんの持ち味なんだ。情報は確かだ。」
イチカとダンは角を曲がった。
尾行者は距離を詰める。
だが・・・ふたりの姿が、ない。
巻かれた!?
尾行に気づかれた?
いかん、離脱・・・
そう思って振り返るより速く、ダンの掌底が男の顎を捉えた。
石畳にぐんにゃりと倒れる影。
「ダン、すばやいね。」
「おまえ、わざとオレにやらせたろ?お前の立ち位置からなら、もっと速かったはずだぞ。」
「ごっめ〜ん! だって、わたし’お嬢様’って設定だもん!」
ダンは小さくため息をつくと、倒れた男を担ぎ上げた。
まずは、事情を聞き出さなければならない。




