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048⚫️技術屋の意地と魂の産物
「バルハイン、予は行ってくる。後は、わかっているな。」
王の言葉に、将軍は深々と頭を垂れた。
「御意。すべてお任せを。不穏な芽は、私が摘み取っておきましょう。」
「うむ。すぐに戻る。宴の支度をして待っておれ。」
頬を撫でる海風は爽やかだ。
目の前には、王立工廠が心血を注いだ最新鋭の高速戦艦が横たわっている。
海獣の皮革を幾重にも貼り合わせ、波の衝撃を逃がす柔軟な船体。
それはアーレン・フォルクスら技術屋たちが、
寝食を忘れて磨き上げた意地と魂の産物であった。
従来の常識を覆す速度と、見た目からは想像もつかない搭載能力を秘めたその艦は、まさに海に浮かぶ王城である。
輝く朝陽に背を押され、小艦隊は静かに港を離れる。
目指すは北の大陸、東端。
ラベンダー公国である。




