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022⚫️縦割りの弊害
「オチャノミズ君・・・やってくれたな。ふうむ・・・。」
中央科学省の次席大臣に呼び出されたオチャノミズ・ヒロシは、思わず手を振った。
「いや、タロー君。ドロボウが悪いんだよ。ボクじゃないよ。」
「ええい、ヒロシ! 小学校からの腐れ縁だが、今回はいかん!なぜもっと厳重に保管と警備しておかなかったんだ!」
「だってさ、予算が限られてるんだよ。実験とか研究中のこととかに注ぎ込みたいじゃないの。」
「くっ・・・貴様!さては予算費目を変えて、流用していたな?!」
「い、今のはなし!待ったあ!」
「小さい時の将棋じゃないんだ!待ったなし!」
このあと、記録に残せない言い合いがしばらく続いた。
やがて次席大臣は深く息を吐き、決断を下す。
・・・やれるだけのことをやるしかない。
縦割り官庁の壁をこえて集めた情報によれば、
どうやら’大きな危機’が迫っているらしいのである。




