表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/28

西国に赴く

六月二十五日、天皇、神器を擁して西国に赴く。

これは希代の出来事であった。

悠久のいにしえより此の方、

帝のお住まいは

矢鱈にお遷しすべきものでは無かったからである。

平宗盛、平家一族を従えて、

扈従したものである。

街道は、膨大な行列が進む中

白い砂煙を上げて延々と都路に

連なった。

いにしえの其の有様が目に浮かぶ。

八月十七日、車駕は九州太宰府に到着した。

「おうおう。

帝にあらせましては、

誠に申訳なき有様をお掛けいたしまする。」

「嗚呼、平氏一族も此処迄か。」

地平に沈む夕日を眺めては嘆く公達に

荒ぶる兵どもは

「なんの、我等平家一族。

田舎侍に負けてばかり居られようか。」

そんな強がりも長くは続かないものであった。

太宰府権少貳原田種直、

及び、菊池、臼杵、戸次、松浦等、

平氏の呼びかけに応じた。

愈々これからが、

源平の盛衰を占う

決戦の時であった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ