領主の館へ
「先行くぞーアレス!」
「待って!今行く!」
今日は商団の護衛についての打ち合わせをするらしく、領主の館へと向かっている。
・・・・・少し、緊張するな。
「緊張してるか?」
「え?あ、まあな。」
「あんまり緊張しなくてもいいと思うぞ。戦う訳でもないしな。それに・・・・ま、着いたら分かるか。」
「?・・・・よく分からんけど分かった。」
なんで緊張してるってバレたんだよ。
クラウスは人の心でも読めるのか?
・・・・そういえば気になってた事があったんだったな。
着くまで暇だし聞いてみるか。
「なあクラウス。いつだったかクラウスがギルドでステータス見せてくれただろ?」
「そんな事もあったな。それがどうしたのか?」
「そん時にスキルの欄にあった【自動翻訳】と【龍の血脈】以外のスキルって、どんな効果が有るんだ?」
見た時からずっと気になってはいたが、聞くのを忘れてたたな。
このタイミングで思い出せてよかった。
「それの事か。説明するから、ちゃんと聞いとけよ。」
「うん。」
「まずスキルの効果は基本的に、ステータスアップだ。」
「ステータスアップ?」
「そうだ。例えば俺の持ってる【疾走】。これは速度のステータスが20上がる。」
「それは常時上がってるの?」
「?そりゃそうだろう。」
ステータスアップはそのままの意味か。
ただ俺が知ってるのは、スキルを使って一時的にステータスが上がるって感じかと思ってたが・・・・
常時ステータスアップか・・・いいな。
「同様に【迅脚】と【直感】もそうだ。詳しい上がり幅は覚えてないが、こいつらもステータスアップの効果がある。」
「なるほど・・・ちなみにそれってどうやって分かったんだ?」
「【鑑定】と【解析】スキルを両方持ってる奴に頼むか、この国なら王都のギルドにある水晶を使えば、スキルの詳細が出てくるぞ。」
「【鑑定】スキルだけじゃ詳細までは分からないのか。」
「そうだ。【鑑定】と【解析】この両方はセットみたいな物だ。まあどちらも持ってる奴は殆どいないが。」
この感じだと【解析】スキルを単体で持っていてもあまり意味は無さそうだな。
【鑑定】スキルあっての【解析】って感じだな。
「スキルについて俺が分かるのはこの位だな。分かったか?」
「ああ、理解した。・・・・もう1つ聞いていいか?」
「なんだ??」
こっちも同じく気になっていたことだ。
この際だし聞いてしまおうか。
「水晶はどうやって俺達のステータスやらスキルやらを見れるんだ?」
「あーその事はか・・・・それはな。・・・俺もよくわからん。」
わからんのかい。
言い難い事なんかなとか思った意味無かったな。
「どうやって出来たか・・・・俺も知りたい位だが、一説によると、どっかの魔術師が作ったみたいな事を聞いたな。」
「魔術師?魔法使いと違うのか?」
「魔術師は研究者とかの事。魔法使いは戦闘や冒険者達の事を言われてる。」
「違いはあるのね。」
「当たり前だろ。無かったら分ける意味が無い。」
ま、それはそうだが。
「さ、話は終わりだ。着いたぞ。」
「ここが領主の館か。」
想像よりも物凄く・・・・小さいな・・・・




