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昇格クエスト①

「では、僕はそろそろ戻りますね。リーナ達もクラウスさんがきてくれるか気になっているでしょうし。」

「分かった。リーナ達にもよろしく言っておいてくれ。」

「分かりました。では。アレス君もダンジョン攻略の日にまた会いましょう。」

「あ、はい。また。」

ガルドが帰っていく。

ちょくちょく話に出てたリーナってのは多分ガルドのパーティーメンバーか?

ってそんな事よりも・・・・

「クラウス、俺をダンジョンに連れて行っても足手まといになるぞ。」

「だから1ヶ月間あるからその間に足手まといにならないようにするんだよ。」

「1ヶ月でそんな事・・・・」

「出来る。アレス、確かにお前は今のままじゃ足手まといになる。」

「ならなんで。」

「人の話は最後まで聞けって。前にも言ったが、お前には圧倒的な剣の才能がある。剣の成長が早くて、まだ身体は追いついていないが、お前は努力家だ。すぐに身体の強さも追いつくだろう。・・・・それにお前は魔鎧の身につけつつある。」

「え、まじで!?」

「ああそうだ。お前が魔鎧を制御出来る様になれば更に強くなるだろう。だからダンジョン攻略の日までにお前には魔鎧を完璧に習得してもらう。」

「・・・・・分かった。頑張るよ。」

まじか、もう魔鎧をできる様になってきたのか。

確かに、最近一気に身体能力が上がった様な気がしたけど、まさか魔鎧の影響か?

これを完全に使いこなされば、もっと強くなれるな。

「もう夜も遅いし、今日は帰るか。」

「うん。・・・・クラウス、明日からもっと頑張るよ。」

「・・・・まあ、無理はするなよ。」

ダンジョン攻略までの1ヶ月、みんなの足手まといにならない様、今まで以上に頑張らないとな。


ーーーーーーー


ダンジョン攻略まで、残り2週間。


「はい、ゴブリンの魔石10個確かに貰い受けました。クエストは完了です。お疲れ様でした。こちら報酬です。」

「ありがとうございます。」

あの日、酒場でダンジョン攻略が決まってから、2週間が経った。

この殆どクラウスとの特訓しては討伐クエストに行って、自分も実力を確かめていた。

もうゴブリンには苦戦する事もない。

複数のゴブリンを相手にしても難なく勝てる位にはなった。

魔鎧も制御出来るようになったから、これからはもっと上手く使えるように調整していく。

「アレスさんに昇格クエストを依頼します。受けますか?」

「お、ようやく昇格クエストが出たか。アレス、受けとけよ。」

「分かった。内容は何ですか?」

「これをどうぞ。試験は明日の朝に始めるそうです。」

「分かりました。」

依頼用紙を貰い、クラウスと一緒に眺める。


−−−−−−−−−−

昇格クエスト 〈アレス〉Fランク

試験官 ブライド

試験内容

試験官との試合。

試験官に実力を認められれば合格とする。

試験場所

訓練場

−−−−−−−−−−

試験官との一騎打ちか。

でも、実力を認めて貰えばいいって事は勝てなくてもいいって事か?

俺がEランクたる実力さえあれば合格にはしてくれるって事だよな?

「お、討伐系じゃなくて試験官との試合か。・・・・ブライド・・・確かCランク冒険者だったな。」

「ブライドさんはCランクか・・・・俺の実力でも合格にしてくれるかな?」

「合格は絶対にもらえる。Fランクで魔鎧を使える奴なんて殆どいない。それこそ元兵や傭兵などをやっていたような、最初から実力あるものしかな。」

「なりほど、なら大丈かな。」

「ああ、心配することはない。・・・・朝からか。なら今日はもう帰るか。」

「うん、明日のために早く休もうか。」




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