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てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第3章 マルガス公国
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てんやわんやなお風呂回3

シルティさんの罠により浴場でクリステラとシルティさんに裸を見られてしまう事態になった…もうお婿に行けない!


「何でベルにそんな胸があるんですか?理不尽です。」


理不尽なのは貴方です。クリステラ。目を両手で抑えているのは分かりますが指と指の間が開きまくっているじゃないですか。それじゃ見てるのと変わりありません。


「本当に肌が綺麗よね。腰も細いし、いい体つきね。ギルツ君には勿体無いかも。」


なにが勿体無いのかよく分かりませんがシルティさんは前を隠して下さい。公爵様に殺されてしまいます。


「少し体が冷えたのでお先に失礼しますね。」


こんなに場所に長くはいたくないので着替え場に逃げかえろうとするが駄目イドか道を阻む。もう意識を取り戻したのか。別の意味で優秀だな。


「お身体をまだ洗い終えていないではありませんか。ささっ、早くこちらに来て私を満足…違った、私に任せてください。


誰がその言葉を聞いて身を任すのか?お客を己の欲望に使うのはメイドとして駄目では無いか?


「メリナは罰としてお母様の湯浴みを手伝いなさい!ベルは私と洗いっこします。」


「そ、そんなお嬢様!私の楽しみをどうして取ってしまうのですか⁈」


「はいはい。メリナ。そこまでよ。私の湯浴みを手伝って頂戴。クリステラちゃんはベルちゃんをよろしくね。」


メリナを引きずりながら洗い場の方に向かうシルティさん。私とクリステラの2人きりになるとクリステラはこちらに近づいて私の体を見ている。恥ずかしいからあんまり見ないで下さいな。


「貴方本当は女だったの?こんな胸まであって………服装を選ぶ時は男だったじゃない!最初からそう言ってくれたなら話はもっと楽だったのに‼︎」


理不尽な怒りを受けながら私は体を洗う。本来ならゴシゴシと洗いたいのだが女の肌は余り強くは擦れないようだ。撫でるように洗っていく。


「私は男とは言った覚えはありませんね。言うつもりもないですし。」


実際には女にもなれるが正しい。神様がこの体を用意してくれた時、両性と言っていたが正確には男にも女にも変身出来るというものだった。ただこの能力には少し問題がある。


「女性の姿で長いこといると言葉遣いや考え方、おまけに体調もおかしくなるんですよ。」


実際に今現在体調がおかしく少し具合が悪い。女性特有のあれでは無いがホルモンバランスや何やらが調整出来なくなるのだろう。

この体になった理由だが女性服を着てスキルを使い女性らしくしてたらいたの間にか女性になってた。自分で服を多少調整したのは少し悲しかったな。


「まぁそういう訳で男でも女でもあるが正しいですね。」


「そういう訳ってどういう訳よ?訳わからないわ………まぁここまでにしましょうこれ以上話し込んでいるとお母様が来そうだし。」


そうですね。それは分かるんですか何故貴方は私の身体を洗っているんですか?公爵令嬢ですよね。私が洗う側ではないでしょうか?


「騎士団も男ばかりだから裸の付き合いとかはなかったのよね。妹が出来たみたいな感じだしこういうお風呂もありね。」


にこにこ顔で泡を立てて私の背中を洗っているクリステラに強く言うことは出来ずなされるがままに洗われるのであった。こうなったら洗い返さないとね。


「ベルも洗い方が上手ね。髪にオイルを馴染ませるのって意外と難しいのよ。あ、そこがいい感じ…ありがとね。」


クリステラの頭を洗い、オイルでトリートメントをする。ついでに頭皮マッサージもしてあげよう。地球の散髪屋さんの技術の真似事を見るがいい!


「奥様。ベル様がお嬢様にされているマッサージを見た事がありますか?…あぁ、お嬢様の顔があんなに気持ちよさそうに…」


「頭のマッサージなんて初めて見たわ。私もしてもらおうかしら?」


向こうでこそこそ何か話してしているが無視だ。無視。頭を終わらすと柔らかな生地のタオルに泡立て首筋から背中を優しく洗う。…柔らかいなぁ。女性騎士だから筋肉は確かについているのだが、その筋肉も柔らかくしなやかである。余計な贅肉などついておらず肌も荒れていない。やっぱり貴族様なんだなと考えてしまう。背中を洗い終えるとお終い。前なんて洗えません‼︎残念でした!






「良いお湯加減ですねぇ。」


「そうね。少し熱いぐらいが体に心地よいわ。」


「奥様。お飲み物は如何します?」


「そうね。レモン水を頂けるかしら?」


みんなで仲良くお湯に浸かっている。柑橘系の匂いがするからお湯に何か入れているのかな?それにしてもこの浴場は本当に広い。日本の銭湯ぐらいの大きさがあるんじゃないかな?湯舟の中でも飲み物が飲めるように魔道具の冷蔵庫もどきがあるなんて豪勢だな。


出来るだけ女性陣の方を見ないようにしているのにメリナとシルティさんに挟まれて身体を温めている。2人とも私の肌が自分達と違うから興味津々なんだよな。クリステラもチラチラ見てるし。


そんなこんなでドルティア公爵家の晩餐会は終了した。お土産をいっぱいもらったのでリデル達にもお裾分けしよう。………身体はいつになったら戻るのやら。










急ぎごとが有り遅れました。すいません。

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