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てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第2章 コルカ王国
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てんやわんやな身支度回

 サラムーン海運に着いた所でリデルと別れ、フェルマルに会いたい事を受け付け嬢に伝えた。


 しかしながら受け付け嬢は不振気にこちらを見るとアポイントが無いと会えないとこちらに説明してくる。


「残念ながらフェルマルは多忙でして予約が無いと会えない状態です」


 まぁ海運でのトップなのだから当然である。


 その為予約を取りたい旨を受け付け嬢に話すがそれも難しいと言われる。


「どなたかの紹介状でもあればよろしいんですが…」


「どのぐらいの方の紹介状があればいいですかね? リナイデル辺境伯ならいけます? それで宜しければいただいてくるんですが? 」


 そう言うと受け付け嬢の顔色が変わる。


 流石に辺境伯の紹介状ならいけると思ったんだが……王都まで行かないといけないかな?


「すいません。御名前をお聞きしていませんでした。宜しければ御名前をお聞きしてもよろしいですか? 」


 そう言われたので名前を名乗ると受け付け嬢は奥に走っていった。


 その後すぐさまフェルマルが飛び出てきたのを見て自分のした事が間違っている事に気づく。


「お待たせしたようだな。連絡がうまくいってなかったようだ。申し訳ない」


 明らかに急いで来たところを見ると申し訳なく感じてしまう。


 後ろにいる受け付け嬢の顔が青い。


「こちらこそ申し訳ありません。最初から名乗りを入れておけばよかったです」


 どうやら名前さえ言えば直ぐに面会できる程高待遇みたいだ。


 受け付け嬢が小刻みに震えている。


 流石にフォローしないとまずいかな?


「受け付けのお嬢さんにも申し訳ない事をしました。しかし、よい受け付け嬢を雇っていますね。丁寧で分かりやすい説明をしていただけて助かりましたよ」


 そう言うと受け付け嬢はほっとした様子になりフェルマルもそれに気付いたのか自分で社長室? に連れて来てくれた。


「悪かったな。気を遣わせてちまって」


 態度がガラリと変わり、正に海賊の親分になったフェルマルさんに苦笑いをしながら答える。


「いえ、自分も護衛の件を最初から言っておけばよかったと後で思いましたから……それでこちらに来たのは訳がありまして、ブラウマウ大陸について知っている事があれば教えてほしいなと」


 フェルマルさんの顔を見ながら話をする。


 別の大陸の情報など本来は重要なものなので出来るだけ知っておかなければいけないことだ。

 

「そうか。それならばこの街では俺が1番知っていると思う。西にあるブラウマウ大陸は北と南にとても長くてな、そのせいで1番気温差が激しい大陸として知られている。

 今回行く場所はちょうど中央付近でマルガス公国だ。マルガス公国は1番小さな国でも有名でな、竜人族の聖地とも言われている。

 あの大陸はその形から龍の国と言われていてな、そのせいなのかほとんどの竜人族がこの大陸に住んでいる。今回向かうマルガス公国は竜人族が半分を占めているぐらいだ。

 基本的に竜人族は姿形は人とほぼ変わらん。ただ耳のあたりにツノがあるのと逆鱗と呼ばれる鱗が体のどこかにあるくらいだ。種族スキルとして【竜化】があるらしいがほとんどの人は一部のみの竜化らしい。

 マルガス公国には王がおらず貴族院で選ばれた公爵の1人が大公として国を治めるらしい。その為、あの国では公爵は永久貴族なんだ。ようは貴族として永久に継承されるということだ。まぁ竜人族は基本ウソをつかないし」


 色々なことが分かり、こちらとしても大変勉強になる。


 それにしてもモフモフが無いから少し寂しくなるな。


 しかしマルガス公国か…神龍紋とは関係があるのかな?


 フェルマルさんに護衛を受ける事を話し、香辛料と穀物そして果物を出来るだけ準備してほしいと話しておく。


 途中、受け付け嬢が飲み物とお菓子を持って来てくれる。


 どうやら落ち着けたようだ。


 航海は3日後になるらしい。


 店を出る時に護衛の人がいたので挨拶だけして帰る。


 彼はリアクションが大きすぎて苦手な部類だ。




  街を出て幻影の森へと転移。


 ルーヴがびっくりしていたが関係ない。


 お土産に海で倒した巨大魚マーグを出す。


 この間神鯨の件で神鯨が帰る時、浮かんでいた魚で後で聞いて見るととても美味しい魚だそうです。


 嫁さんのルオンさんも来たところで【特級調理】にてマーグを解体し料理していく。


 マーグカツの青紫蘇挟み揚げ、マーグの身をほぐし麦飯に入れ炊き込んだマーグ炊き込みご飯マーグの刺身などの適当な調理である。


 2匹は喜んで食べてくれた。


 後は森の中での狩りを許可してもらい何匹かの獣を取らせてもらった。


「実はこの国を2ヶ月程離れることになってな、西のブラウマウ大陸に行くことにした。神鯨や使徒とも会ったことだし何があるか分からない。注意しておいてくれ」


 昨日あった事を話すと呆れた様子でこちらを見ている。


 モフモフするぞ?


「なんと波瀾万丈な人生よ。まぁこの辺りで何かあれば我らが何とかしよう。土産は美味しいものが良いな。あと西の大陸には神龍がいたはずだから注意しておけ」


  …どうやら何があることが確定した気がする。


 転生してから休む暇がないんだが。





 

 


急に魚がたべたくなったので…


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