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【10】命の天秤とエコロジカル

【10】


2018.04.13


昨日は、命の天秤や命の比重というものについて、改めて考える機会が御座いました。人間が当たりまえのように、食べているお肉やお野菜も、虫達の命も、一輪の花の生涯も、人の命の重さも、食物連鎖や自然本来の(ことわり)からすれば、対等なものであり、平等なものではないでしょうか…。少なくとも、僕のなかにある命の天秤は、かなり狂ってしまっていることに、気が付きました。たとえば、人の命が亡くなるときは、僕は、大変なショックを受けまして、悲しみ、涙を流しますが、かげろうや天道虫(てんとうむし)1匹の命のともし火が消えてしまったとしても、人ほどのショックを受けないのです…。これは、一体、どういうことなのでしょうか…。僕が感じることは、残念ながら、それほどまでに、僕や人間は、利己的な存在に堕ちてしまっていると、気が付きました。


人間は、とても主観的な生き物だと、思います。もしも、命の全体を鳥瞰(ちょうかん)するような、客観的な視点がありましたら、同じように、命のともし火に、対しまして、平等に畏れ敬い、平等に礼を尽くして、敬意を払う精神性や行動が、何かしら伴うはずです。ですが、僕や人間は、平気で花や草を踏んずけて歩いたり、食事するときには「頂きます」と言って、合掌することも、平気で忘れてしまう残酷な一面を持っております。僕は、せめて感謝の念や懺悔の気持ち、生命に対する礼拝の気持ち、自然や神様に、かろうじて生かされて、生きられている(よろこ)びなどを忘れては、ならないと思うに到りました。反省です。


人間は、マルクース型の自然界の統治者のような振る舞いを続けていますと、やがて自然界からしっぺ返しが来るように、僕は予感がしております。原発事故やエネルギー問題も然りです。プルトニウムは、明らかに、自然界から反感を買っております。また、このままいけば、空気をお金で買う時代が到来してしまうかも、知れません。人間は、やはり、メムシャラー型の自然界の統治者にならなければ、なりません。前者は、感謝やご恩を知らず、命を尊びもせずに、強引に従わせる統治者であり、後者は、感謝を持って、命を尊び、礼を尽くし、調和し、共存共栄で、自然と周囲に愛されて、慕われる統治者を指します。ゴーダマ・シッダールタやイエス・キリストは、後者のメムシャラー型のリーダーであり、統治者でした。話が大きく感じるかも知れませんが、それだけの危機が迫っているのを、感じざる負えないことも、事実であり、一理あると思います。アントランティスの逸話を忘れないように。


やはり、メムシャラー型の統治、愛によって治め、薫陶(くんとう)するという、理想の姿を、僕達人類は、指針にするべきだと、思うのです。ブッダやキリストのように、なれないとしても、その道の後を、少しずつ、出来るところからなら、歩んでいけると、思うのです。たとえば、食事は、感謝と礼を持って頂くとか、自然界を傷つけるような洗剤をあまり、使わないようにするとか、生活習慣を何かしら見直して、改めていき節制したり、神様や自然の理を一番の義として、労り感謝をして、お祈りと礼拝を捧げ、共生していくなどなど…。改善していけるところや、日々の生活のなかで、小さくとも、やっていけることは多々あると、思うのです。僕達一人一人の小さな小さな心掛けの良化や行いの進化によって、「塵も積もれば山となる」ということで、エコロジカルへの一翼を担えるように、なると思います。


これから産まれてくる赤ちゃんや子供達の未来、生命の未来の為にも、意識ある大人達が変わっていき、守っていくことが必要不可欠です。この地球にある、命のともし火、希望のともし火、恵みと喜びのGRACE(グレース)の炎が、永らえていかれますように。僕は、少しでも、その方向性へと帰依し、一如となり、変化しながら、関わっていけたらと、思います。

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