表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超ひも♡理論君  作者: いたあめ(しろ)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/15

第14話 午後の仕事

2026/5/15 誤字訂正しました。内容は変わっていません。


14話 話はまったく進みません。

秘書の仕事をまじめにこなすお話です。


仕事の部分は、まじめに仕事しいることが分かれば、読み飛ばして構いません。

なお、物語に出て来る地方都市は、架空の場所です。

 さてと、おなかもいっぱいになったことだし、スマホで経済速報をチェックでもしますか……

 スマホを開けて、ニュースに接続した瞬間、『速報 成神なるかみグループ』という文字が目に飛び込んできた。


 また、成神グループ……

 今朝の悪夢がフラッシュバックする。


 発狂して大声を出しそうになるのを抑えて、すぐさまホーム画面に戻った。

 落ち着け、落ち着くんだ、金子加奈。


 確かに、今、心の準備なく、成神グループという文字が飛び込んできて、動揺している。

 だがしかし、ニュースを閲覧したところで、以前のように成神社長に怒鳴られるわけじゃないんだ。


 速報が大切な情報かもしれない。

 ニュースのチェックは絶対にしたほうが良いんだ。


 ふーと大きく息を吐きながら自分に言い聞かせる。

 意を決して、ニュース画面を表示させた。


 何々、『速報 成神グループ お菓子の老舗若赤じゃくせきグループを買収』か……

 若赤グループといえば、全国チェーンを展開する老舗の有名和菓子店で上場もしている。


 その若赤が買収されるのか……

 これで年商2位のわが社と年商1位である成神グループとの差がまたついてしまうかもしれない。


 いや、私は秘書であり、経営陣ではないので、成神グループとの差を憂いても仕方ないな。

 それよりも、買収ニュースを秘書のお仕事に落とし込まなくては。


 秘書の仕事の中には、先方へのお土産にお菓子を用意するというものもある。


 このニュースを知らずに、若赤グループのお菓子を私が用意してしまったら、『君はライバルグループのお菓子をお土産に選んだのかね!?』……と上司に怒られた挙句、クビになるだろう。


 つまりは、若赤グループは、お土産に利用しても良い店から絶対に利用してはいけない店になってしまったのだ。


 まあ、全国チェーン店だから、お土産に若赤グループを利用することは皆無。

 結局のところ、特に警戒する必要はないのだ。


 若赤グループのせいで私がピンチになることなど万に一つないのだから。


 ふぁー。

 急にあくびが出た。


 午前中の仕事を詰めすぎた後、トッシー先輩の仕事も手伝って疲れていた上に、成神グループのニュースが特に関係なかったという安心感のせいだろう。


 スマホを見やるとまだ、14時45分。

 さすが、ゼリーのご飯は5秒でチャージできて、速く済ませることができる。


 休憩時間は50分も残っているな。

 こんなに休憩時間が残っているなら、少し眠ろうか……


 いや、待て。

 今朝のように悪夢を見てしまったら、休憩じゃなくなってしまう。


 ここは、自分の机の上でつっぷして、目だけ閉じるだけにしておこう。

 スマホのタイマーを15時30分にセットして、ワイヤレスイヤホンを耳に突っ込むと仮眠をとった。


 …………

 ……


 ピピピピピ――

 ワイヤレスイヤホンからタイマーの音が流れる。


 あれ??

 仮眠をとるだけのつもりが、眠ってしまっていた。


 でも成神社長の出てくる悪夢は見なかった。

 それはそうだ。


 成神グループの記事を読むだけで、私に天罰が下るなんてことは絶対にないのだから。

 さて、気持ちを切り替えて後半のお仕事もがんばりますか!!


 …………

 ……


 17時。


 あとは、営業課の東専務のスケジュール管理をすれば、今日の業務は終了だ。

 えっと、私が任されたのは6月20日~21日のスケジュール管理か……


 20日は営業で千台ちだいに出張予定で、そのまま泊って帰社か……

 東専務は予備の時間は少なくても良くて、5分刻みでのスケジュールが見やすくて気に入っていたはずだ。


 すぐさま、スケジュール表を5分刻みのもので作成を開始する。


 午前中、埼玉の中宮ちゅうみやで打ち合わせ後、13時までには宮城の千台ちだいにいかなければならないのか……

 先方の住所を入力して、最寄りの駅を確認する。


 千台ちだい駅からタクシーを使えば、約20分。


 それならば、新幹線と駅の中にあるビジネスホテルの予約をしたほうが良さそうだ。

 新幹線もホテルも60日前までのパック割に予約をしておけば、経費を削減できる。


 同じ出張でも、クオリティーを下げずに、経費だけ削減をすればするほど認められるからな、秘書という仕事は。


 ここで評価アップを狙おう。


 移動時間から逆算すると、10時20分発の中宮ちゅうぐう駅の新幹線に乗らなければいけなくて、そうなると、お昼ご飯もどこかでとらなくてはいけないな……


 論理パズルをするかのように考えながら仕事をしていると、コンコン。

 秘書課のノックが鳴った。


「はい!!」

 いち早く気づいた私が大きな声で返事をする。


「失礼します」

 秘書課に入ってきたのは白い箱を持ったトッシー先輩だった。

まとめ

お菓子屋さんの若赤グループが成神グループに買収される。

真面目に仕事をしていると、トッシー先輩が秘書課にやってくる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ