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超ひも♡理論君  作者: いたあめ(しろ)


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第0話 悪夢

初めてのラブコメです。(予定)

ラブコメにならなかったら、ごめんなさい。


以下注意書きです。

・女性向けのラブコメになります

・0話は追放される展開ですが、復讐するかどうかは未定です

・1話~2話は伏線・ミスリードばかりで、全然お話が進みません

・他の人を楽しませるための作品ではなく、作者自身が楽しむだけに作られた作品です


それでもよければ、お楽しみください

挿絵(By みてみん)

「金子加奈!!」

 最終集団面接会場控室で成神グループの成神美恵社長の声。


 500人もいる中で何故私だけ呼ばれたのだろう??


 いや、今はそんなことを気にしている場合じゃない。

 呼ばれたのだからまずは返事をしないと。


「はい!!」

 私は返事をして立ち上がった。


「あなた、不採用よ、不採用!! わが社に必要のない人間だから、帰って頂戴!!」


 社長の怒号がマイクを通して響き渡る。


 え??

 不採用??


 成神グループと言えば、400年以上の歴史ある会社だ。

 歴史だけではなく、400年以上もずっと年商1位を取り続けている化け物会社でもある。


 そんな会社の社長が500人集まるこの面接会場控室に来ただけで、自己紹介さえしていないのに不採用??

 そんなことはありえるのだろうか??

 いや、ありえない。


 それなら何故、社長は急に不採用通知を今この場で突き付けて来たんだ??


 意図を読むのよ、私。


 社長は言葉遊びが大好きだという噂を聞いたことがある。

 今、私、言葉遊びをされているのか??


 不採用という言葉に何か他の意味があるだろうか……いや、ない。


 言葉遊びではないということは、他のことを試しているんだ。


 試されていることは、おそらく私のとっさの対応力。

 こういう時こそ落ち着くのよ、私。


「募集要項の採用結果は後日メールで伝えられると書いてあります。したがって、今、この場で不採用通知は、私のとっさの対応力がどのくらいあるかの試験ということですよね??」


 うろたえず、冷静にハキハキと伝える。

 我ながらなんてみごとな対応力。


 この対応力があれば、社長だって即戦力だと認めざるを得ないはずだ。


「試験なんかしていないわ!!」

 え??

 試験じゃない??


「でも募集要項には……」

「まだこの社長である私に食い下がるなんて、なんて小生意気な女なの! 募集要項なんかよりも社長である私の判断が優先されるの!! あなたは不採用よ!!」


 私の言葉を遮り、社長はまたも不採用を大声で宣言する。

 頭の中が真っ白になった。


「そんなところに突っ立っていないで、試験の邪魔よ!!」

「なんで、私だけ……理由を、理由を教えてください!!」


「私の独断と偏見よ!!」

「独断と偏見?? 納得できかねます」


 私の返答に眉をしかめる社長。

 眉をしかめたいのはこっちのほうだよ。


 私のあずかり知らないところで粗相をしでかしたというのなら納得できる。

 だがしかし、社長の独断と偏見で不採用なんて言われたら、誰だって納得できるはずがないじゃないか。


「あなたが納得しようと関係ないの。あなただけは今、この場で不合格だと決定したのだから!!」

「何で、今なんですか??」


 社長を直視できずに、黒いカーペットを見ながら力なく訊ねる。

 不合格ならば、1次の書類審査でも、2次試験の個人面接の時でも良かったはずだ。

 なぜ500人もいる最終集団面接の試験中に言われなければならないのか。


「あなたにはできるだけ恥をかいてもらいたかったのよ」

「ひどいです」


「あなたを採用してから、全社員の前で追放という形にしなかっただけでも感謝してほしいんだけど」


 泣き出しそうなのをこらえながら、社長を直視する。

 その顔は私をいじめて満足そうな表情だった。


 泣いちゃダメだ。

 絶対に。

 唇をぎゅっと噛み、面接会場から走って飛び出した。

0話あらすじ

主人公の金子加奈、大企業の成神グループの最終採用試験中、社長に不採用宣告される。

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