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トルバドーれ! ライナーノーツ  作者: 袴田八峰


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25.リンフォとプレッシは壊れた


■25.リンフォとプレッシは壊れた■


 【リリース】:第三十幕二席


 【作詞】:ポメロ


 【作曲】:ポメロ


 【編曲】:アンタイ(エピタフのPN)


 【V.】:ポメロ


 【熱情の名前】:不条理への怒り


 【熱情の形状】:歯車で動く立方体殺戮(おかたづけ)機械《マシン》


 【内容】:

 

   曲ジャンルと問われると恐らく答えようがない。

   いうなればジャンルちゃんぽんのコンセプト・ミニアルバム。

   それが本作だ。

   ポメロ氏の偉業を表す二つ名の一つ「ジャンル横断者」。

   この初出は、どうやら本作の発表の場であった、

   知的音楽探求サロンだと、後の研究で指摘された。


   もう一人の時代の寵児・エピタフ氏のアレンジは、

   当時の伝統派の常識からはいささか横溢しており、

   若さと情熱に満ちた、どちらかというとポメロ氏の音楽に

   寄り添う形での編曲となっている。


   後にエピタフ氏が「編曲の冠を抱く男」に至る契機となった、

   伝統派編曲の粋、オペレッタバージョンのスコアと

   見比べてみると、非常に対照的だ。

   オペレッタバージョンはエピタフ氏らしい、

   作品の再解釈と大胆なアレンジに満ちている。

   人の作品を彩るのではなく己が作品として染め直している風情。


   だが、ポメロ氏はこの背乗りされたバージョンを好み、

   エピタフ氏は旧来のバージョンを好んだという。



 語り手おねえさん:

   『テヌート』という作品は、シェイクスピアの四大悲劇の一つ

   『ハムレット』をモデルとしていますが、

   『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』

   というスピンオフ不条理劇はご存じでしょうか?


   筆者の人はこのスピンオフの劇場版を見て、

   不条理側に登場人物を寄せて無意味を前面に押し出したお話……

   というかお話って枠を壊した作品だと感じたそうです。


   まあくすっとは来たけど、なんだかなぁ。


   そんな感想を抱いてたところ、テイチク師匠が弟子たちに

   人間を見て来いって言いだして。

   じゃあ演劇だなって流れになって。

   ふと、思いついたんだそうです。


   『ポメロにハムレット見せたら、どう感じる?』


   で、答えがこれです。


   



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