23.トホホのトの字は徒労のト
■23.トホホのトの字は徒労のト■
【リリース】:第二十七幕二席
【作詞】:ポメロ
【作曲】:ポメロ/フォルテ被害者の会
【V.】:フォルテ被害者の会
【熱情の名前】:徒労感
【熱情の形状】:_(:3_」_∠)_
【内容】:
落魄の友を救わんと、身の危険を顧みず路地裏へ奔り、
辛うじて其の身柄を奪い去りぬ。
然るに、彼の者は挫折など露ほどもせず、
唯だ新奇なるを貪り、悪徳を弄びて悦に入りたるのみ。
彼等が焦燥も、命懸けの義侠も、全ては虚妄の幻影に過ぎざりき。
徒らに労して一顧だにされぬ無慙。
寄る辺なき憤怒と底知れぬ虚脱の底へ、
彼等義兄弟は独り突き落とされぬ。
其れにより一時は徒労の底に沈みし彼等なれど、
身を蔽う倦怠と放埒の情を心の力にて退くる能わず、
精神の蘇生を希いて、
徒労の情を主題とせる艶美極まる四部合唱曲を製するに至りぬ。
今は回向の果てに心愉しく、明日の吉兆を唯だ希うのみ。
【歌詞抜粋】:
♪―― しょうがね~(エピタフ)
♪―― しょうがね~(デッカ)
♪―― しょうがね~(エレクトラ)
♪―― ホントそれ。(ポメロ)
♪―― しょうがね~(エピタフ)
♪―― しょうがね~(デッカ)
♪―― しょうがね~(ポメロ)
♪―― ……あーあ。(エレクトラ)
フォルテ:
わたくし、こんなにも愛されておりましたのね!
ドリー母様にアイドル虎の穴に叩き込まれ、
おやつ禁止というルールを科された時、
わたくしのフリーダムは死にましたの。
ぷりちーなお尻も16の山に腫れ上がり、
朝食の場にもお兄様方が誰一人姿を現さず、
寂しさの余り丸太を振り回すほかありませんでしたわ。
そして、一人寂しく腰ひもに繋がれ、
売られてゆく子牛のように玄関を出た時。
正装したお兄様方がわたくしを待っておりましたの!
そこで歌われた惜別の歌……
なんて美しいハーモニー!
なんて整った楽曲構成!
悲しそうな、辛そうな瞳で、
それでも精一杯わたくしの未来を想い、
直立不動の姿勢で歌い上げられたコーラス……
やってやりますわ。
フォルテはお兄様方のご期待に応えるべく、
アイドル街道を驀進して、
七番舞台の星となってみせますの。
この丸太と銭袋で!




