第二十七話 8時だよ!
第三章です。
ご提案があったので、この章から心の中の声を〔 〕で囲んでいきます。
進撃のジジイ
ーーーっ!へっ?
丸山 岬丸は、気付けば、どこか、森の中だった。
さっきまでアキバだったのに、いきなり過ぎじゃろ
全く、どこか分からんし、困るのー!
取り敢えず、アキバでアーベン神が言ってた事を思いだす。
祝福と加護・・・ステータス、百年後とか千年後とか訳わからん事を言ってたな。
しかし、身体が軽い、軽い、オモリが無けりゃ、風で飛びそうじゃのっとピョンっと跳ねる。
ビックリする位のジャンプ力だった。
びっくりしたー!今のは軽くだったんだか・・・
あっ、そう言えばモンスターとか魔法とか、言ってたの!
その時、前の茂みを掻き分けて、二人の人が出て来た。
向こうはコチラを見て驚いている。
丸山 岬丸は177cm
対する相手は175cm前後、緑色の肌に頭はツルッツルで緑の迷彩の服だった。
流石は異世界じゃー、人型じゃし話せそうじゃの、まずはコミニケーションじゃなと、手を挙げ、大きな声で挨拶する。
オッスー!
アレ、何時もコレで受けるのに、無反応じゃと?よし、もういっちょ
声が小さいな!オッスー!
すると、相手の少し、低い方が話し掛けてくる。
人間なのか?
丸山 岬丸
どっから見ても人じゃろ?
背の高い方がヒャッハーな格好だし、奇行種だ、危険だ!と言う
丸山 岬丸
お前ら、失礼な奴らじゃの、人を変人扱いしくさって
こっちがフレンドリーに接しておると言うのに!
と、言うと、背の高い方が殴りかかって来た!が、動きが、おっそい!おっそい!
遅いんで、カウンターで突っ張りをパシーンと入れる。
背の高い方は大袈裟に3mほど飛んでいく。
いきなりのくせして、大袈裟なヤツじゃ!
低い方は今のやりとりを見て、スピードが有るのを見てとった。
そして、結論へ至る。
捕まえてしまえば、奇行種とは言え、人間の力では我らには勝てんハズだと
そして、丸山 岬丸に抱きつく。
そのまま、ガッチリ捕まえたと思った瞬間、身体が宙を舞った。
右の下手投げであった。
丸山 岬丸
なんじゃー、そのへっぴり腰は!しっかりと腰を落とさんか!
と、喝!を入れる。
二人は只者では無いと悟り、非礼を詫び、自己紹介をする。
高い方はミヤショー
低い方はキシモーン
と、名乗った。
笑顔でワシは丸山 岬丸じゃ、と名乗る。




