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~1話の①~
「いや、生徒会長は生徒会長でしょ?」
「あ~~~~!」
思い出した!この子は生徒会副会長だ!そして生徒会副会長、冷静な突っ込みありがとう。
「どうしたんですか?会長?」
「いえ・・・何も・・・」
「そんなことより・・・会長、さっさと行きますよ!!」
「え?なに?どこへ?」
僕は副会長に襟元をつかまれた、副会長の腕力は意外に・・強い。
(い、痛い・・・・・。)
そんなことを思っていたとき!
「ん~・・・・・」
僕(本体)が起きてこちらのほうへ来た。なんかとても眠そうな目をしている。それがなんか可愛い、と思ってしまうほどの外見だった。改めて、自分の男らしさがないのを感じた。
「あ~!」
僕(本体)は 、まさに演技をしている感じがあるような声で僕のことを指差した。
「生徒会長~!!ちょっとこっちきてください~!」
といって、僕(本体)は僕のことをひっぱって木の下に連れて行かれた。そして子声で言った。
「生徒会長よ。えっと・・・・説明すると長くなるけどいい?」
「え、あ、はい」
「たぶんあなたは知らないと思うのだけれど%E