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マタギの孫をなめんなよ!【書籍化】  作者: ハーーナ殿下
【下界 イスラマ神聖皇国 大侵攻】の章

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129/204

97羽:教皇暗殺計画



広大なベール草原で向かい合う大きなふたりがいる



ひとりは、西に陣を構える大陸最大国家であるイスラマ神聖皇国軍



もうひとりは、それに向かい合う様に東に軍を並べる歴史ある大国ベール王国軍



その手には互いの命を奪う事を目的として武器を持ち、相手の命を奪う時を今か今かと待ちわびていた



攻める側と守る側の立場の違いはあれども、その両者の意志は強く揺ぎ無い





攻める皇国側は、この広大で肥沃な草原の王国を平定し、その富を根こそぎ奪い取る思惑だろう



大地の富を独占し、伝統を振りかざす異教徒の王国を神の裁きを与えようとしている




一方の守るベール王国側は、この野蛮な侵略者共を返り討ちにし、そこで手柄を立てあわよくば相手の領土や富を削るのを欲望の糧とし士気を高めていた



今回の侵略で受けた被害を何倍にも返し奪い取る





その両者にあるのは正義でも信念でもなく、お互いの欲と野望が剥き出しの剣の様に突き出された暴力の塊であった



ひ弱で凡庸な種族である『人』が、現在この大陸の大部分を占めているのは、この欲の強さが昇華された種族であった為であったのだろう



遥か昔に平地を追われた他の部族は山や海、森や地底に逃げ込みながら、この欲にまみれた種族の行く末を嘲笑っているのかもしれない



この大陸が生まれてから、長い歴史の中で繰り返されてきたこんな不毛な争いに、また今日もひとつ傷跡が残されるのであった






遥か前方で、大きな雄叫びや戦歌と共に戦が始まっていた



横並びの槍を持った歩兵同士が正面からぶつかり合い、甲冑と突撃槍で武装した騎士同士が突撃し合う



距離がある時は弓矢の応酬で、距離を詰めては剣や斧などで身体ごとぶつかり、凄まじい轟音が平野に響く



この下界で起きる大きな戦は基本的にシンプルだ



両軍がある程度集結したら、申し合せたようにお互いに向き合い陣を構え、タイミングを図り正面からぶつかり合う



特に策や戦術も少なく、先日見たマリオ軍とグラニス軍との策を駆使した戦いは下界では異例と言ってもいい



そこはシンプルだからこそ、兵の数の多さとそれを支える補給線、兵士たちの士気の高さや隣国との同盟や盟約などが重要な要素となっている



敵を殲滅するというよりは相手の士気を下げ、撤退させた方が勝ちという図式が多い



とにかく、ついに皇国軍とベール王国軍との最後の決戦が始まったのである





林の中を移動しながら、その様子を森の戦士『魔獣喰い』は見守っていた



その戦いは先日のグラニス西部会戦の時の数倍以上の規模がある



隊列を組み陣形でぶつかり合い、人が小さな駒の様に動いている




この大規模な数の中で、個人の武勇などいか程のものであろう



兵の数の多さと練度、装備、士気などがものを言う場所であった



(もう少しで、この中に突っ込んで行かなくていけないのか・・・・)



兵団と兵団、騎兵と騎兵がぶつかり合う度に一瞬で物凄い数の命が消えて行く戦場を見て、オレは息を飲む



自分の周りを見ると同じように森の戦士たちも、同じようにその戦場の様子を注意深く見ている



彼らのその目には迷いや恐れはなく、むしろ初めて見る本当の戦場に闘志が燃え上がり高揚していた



(さすがは戦闘民族とも言える森の民だ・・・『精霊の加護』の一つに戦い時における精神安定と高揚もあると聞いていたけど・・・)



そんなオレもその『加護』を受けているので、自分で思っていたよりも恐怖感は少ない



気付くとオレも冷静に目の前の戦況を見つめ、移動しながら自分たちの飛び出すタイミングを今か今かと見計らっていた




(マリオ法皇子の話が本当なら、皇帝のいる本陣に1か所だけ隙が出来るという。その場所にオレ達は突撃すればいいのか・・・・)



オレは敵の本陣を遠くに眺め、先日話し合われた作戦の事を思いだしていた






先日、マリオ軍に使者として行ったオレと少女軍師セリーナに対し、マリオ法皇子から持ち掛けられた話は、イスラマ神聖皇国『教皇の殺し』だった




マリオ法皇子の話によると、彼やセリーナの実の父親である教皇は数か月前から人が変わった様に変貌しまったという



内政では急に税率を上げ民の生活より軍事力の強化を優先し、人事配置も教皇の息の掛かった者を中心に組閣し、反対する者は辺境へと飛ばされた



反対する者は身内であろうが投獄され、実際にマリオの兄や妹も謹慎処分を受けてしまった



更に噂では怪しい呪い師を集め、城の地下礼拝所で何やら儀式を行っていたという



危険を察したマリオは父親である教皇に従順な姿勢をとるフリをして、密かに自分の手の者を使い調査していたという



そして、突然どこからともなく現れたのがあの『黒騎士』だった



出自や名前など一切分からず、いつの間にか教皇の側に常に護衛として立ち、刃向かう者を反逆者として一刀のもと処分してきたという




マリオ法皇子の諜報員は優秀だ



しかし、彼らを持ってしても教皇が変貌した原因や、その黒騎士の正体を掴むことは出来なかったという



色々ときな臭い噂だけが先行し、教皇の本質を見抜くことが出来ないでいた





そんな中で起きたのが魔獣の群れによる皇都の襲撃と、その後の教皇命によるベール王国への大侵攻作戦だった



「魔獣の襲撃の犯人は異教徒であるベール王国だ。ヤツ等を決して許すな!」




軟禁された第一法皇子の代わりに、マリオも軍をまとめ進軍しなくてはいけなかった



こちらのメリットがない王国への侵攻にあまり乗り気ではなかったが、急ぎ自分の軍団と徴兵した市民兵をまとめグラニス領へ侵攻して来たという




その進軍中に皇都に残してきたマリオの側近と諜報員から連絡があったという



皇城内で不穏な動きあり



信頼のおけるマリオの側近の判断で地下室の礼拝所に強行突入した所、その中では多数の生贄を使用した儀式が行われた跡があった



何とその中には軟禁されていたマリオの兄である第一法皇子と妹の遺体も含まれていたという



今のところその情報は内密に処理しているが、明らかに教皇がその儀式を行っていたのだ



「エリオス兄様とシリアナ姉様が・・・・」



自分の兄姉が惨殺された話を聞いたセリーナちゃんは、あまりのショックに言葉を失っていた



離れ離れになり数年経ってはいるが、この兄弟たちは昔から仲が良かったのだろう




オレは以前にヴェルネア帝都で反乱を起こした皇子の屋敷地下から、それと同じような儀式の後があった事をマリオに伝えた



恐らくは魔獣や魔素を召喚するのに、自分の身内を生贄に使ったのだろうと推測された



ここまでくれば、いかに最高権力者である教皇と言えどもその行いは常識を逸脱する



本来なら証拠と共に教皇を法廷に突き出しその罪を償ってもらいところだが、この戦時の状況で黒騎士が側にいる間は非常に難しい



恐らく大遠征が終わってからも、白を切り逆にこちら側を反逆者として追及してくるだろう



ここにいるマリオもおめおめと殺される訳にはいかない



そうなればイスラマ神聖皇国は国を分けた内戦になり国土は衰退してしまうだろう・・・





そこでマリオから提案されたのは、今回の決戦の場を利用して教皇を『名誉の戦死』扱いにしてしまおうという話だ




普通に考えたなら教皇のいる本陣の守りは厚くそこに辿り着くのは難しい



今回は近衛に最初陣敷くマリオが、本陣の一か所にあえて隙を作り、詳細な地図などを密かに流し、そこから森の戦士が突入して教皇の首を獲って欲しいとの事だ




(・・・・かなり都合のいい怪しい話だ)



オレは不安に思う



口約束だけしか出来ない懐疑的なこの作戦に、マリオがオレにも解かりやすく理をもって説明してくれる



こちらのメリットとしては教皇が打ち取られしだい、マリオ法皇子が全軍を掌握して休戦協定を結び、神聖皇国軍は全軍退却するという



これによりベール王国は、王国の崩壊という最悪のシナリオを回避でき、また暫くは平和な時代に戻る事だ



ベール王国や各諸侯に対して皇国が戦後補償も行うという



また、皇国側としては無理な大遠征を中止する事により、国力を回復して国土の安定と民の平和が叶うと言う




「つまり、それはマリオにいがイスラマ神聖皇国の新教皇になる手助けをしろという事なのか?」



オレにも解かりやすい条件の概要を聞き、妹である森の軍師セリーナが兄マリオに問いただす



「結果としてはそうなるな。まあ、第一継承権のあったエリオス兄上が亡くなっているとはいえ、皇国内にはまだ枢機卿達など他派も多くいるが・・・・オレなら問題はないだろう」



大陸最大国家を今後平定しなくてはいけないのに、目の前のマリオはどこか余裕すら感じさせる



(・・・・器の大きさがオレとは違うんだな)



オレは親近感が湧いて来ていたマリオの言葉に、むしろ頼もしささえ感じる





「・・・出来ればその時はセリーナ、お前も皇都に戻って来てオレの手伝いをして欲しいんだが」




マリオはオレたちに教皇暗殺の依頼をしながら、さらりとしと森の民の要人の引き抜きを行う



(セリーナちゃんがいなくなるかもしれない・・・・でも彼女はもともと下界の人間なんだから、その方が幸せなのかもしれないな・・・・)



下界の大国でのお姫様生活と、辺境の森の中で野蛮な部族と魔獣に囲まれる生活を比べて、オレはそう思ってしまう




「・・・・兄様、嬉しいお誘いだが、私にはまだまだ調べなければいけない事が沢山あるのだ。森の戦士達に精霊、魔素や魔獣などこの大陸の運命すら左右する事が大森林には多くあり過ぎる。・・・・特にこの『魔獣喰い』の事はちゃんと調べないと私は後悔するのだ」



返答に間があったセリーナちゃんは、オレの方をチラリと見てそうマリオに答える



「大森林ね・・・オレも個人的には非常に興味がある分野だ。皇国が落ち着いたらオレも遊びに行くとしよう。・・・・時に『魔獣喰い』マジウス君」




セリーナちゃんとの会話の流れで、突然マリオがオレの方を見て話を振って来る



「セリーナの事をちゃんとたのむよ。泣かせたりしたら、怖いお兄さんが皇国から飛んで行くから責任持ってよろしく頼む」



大陸最大国家の最高権力者になろうであろうお兄さんは、笑みを浮かべオレに握手をしてくる



(いやー、でもマリオさんの目が笑ってないんですけど・・・)



オレはなるべく力を入れないように握手を返す



「それから君は・・・・いや、その話は今度落ち着いてからにしよう」



マリオは何か言いかけていたが、言葉を飲み込みまたいつもの愛くるしい顔に戻る




その後の難しい策の話はマリオ法皇子と軍師セリーナの間で詳しく練り込まれた




(敵でいた時は正直恐ろしい人だったけど、味方になればこれ程頼もしい人はいないかもしれない。でも、こんな人でも敵国であるオレ達に頼らなくては倒せないのが教皇であり、あの『黒騎士』なんだ)



オレはそう思いながら先ほど会った教皇と黒騎士の事を思いだす



『黒騎士』の正体は正直よく分からない



最初は魔素と関係がある『敵』の一味かと思っていたけど、直接目の前にしたら人としての部分が強かった



修業を極めた戦士というか、生粋の武人というかそんな類だ



それでもあの威圧感は言葉には出来ない禍々しさがあったので、正直正面から戦うのは気が引ける



何しろ矢を何十本受けても死なない『不死身』だという話だったし



マリオの情報によると黒騎士は普段は教皇の側を片時も離れないが、先日の谷間の一騎駆けの時の様に、戦の勝負ところでは教皇の側を離れ戦場に赴くという



今回はベール王国軍と各諸侯に踏ん張ってもらい、黒騎士が教皇の側を離れた瞬間を狙い敵の本陣に森の戦士団が突入し教皇の首を獲る



という作戦だ



特に教皇のいる本陣の裏を突けるのは、類まれな身体能力を持った森の民でなくては実行できないという話だった







(確かにここは普通の人間なら無理だな・・・・)




話しは戻り、決戦が始まったのを横目に敵の本陣の裏側まで回ってきたオレはそう思う



目の前にそびえる壁を見て



正確には『壁』ではなく、ほぼ垂直に切り立った岩の山だ




イスラマ神聖皇国軍とベール王国軍との戦いはいよいよ佳境に差し掛かっていた




午前中は様子見の戦いかと思いきや、後がない王国軍と大遠征の最後で兵達の焦りが出ている皇国軍は、お互いにノーガードの殴り合いの様に防御を無視した戦術で戦っていた



大軍で力押しで王都方面に迫りくる皇国軍



それに対してベール王国軍はマデレーン王女を始めてとする王族や貴族の全軍を上げてそれを迎えうっている



今のところ練度と個人個人の戦闘力が高い王国軍が有利だった



大軍を有しながら劣勢に陥り焦る皇国軍



ついには本陣の一部を守る法皇子マリオ軍も敵に向かいゆっくり進軍し始めた



弱兵の多い皇国軍の中で、百戦百勝の誉れ高いマリオ軍の登場に湧き上がる皇国軍



一方、ベール王国軍もマデレーン王女旗下の『聖騎士』ヘルマン率いる近衛騎士団や、『獅子姫団』が敵の中枢まで切り込み戦果をあげていた




「今なのだ」




その戦況を見守っていた軍師セリーナの指示の元、オレたち森の戦士達もついに動き出す



ついに敵の隠し玉である『黒騎士』が出陣したのだ




先ほども説明した通りに目の前は急な岩山だ



武装した歩兵やもちろん、山道に慣れたベテランの狩人ですら迂回するような場所だ



迂回した先には皇国軍の近衛師団が厳重な警備網を敷いているという



目の前のルートはあまりにも常識を逸脱している為に敵の見張りすら少数だ




「表の方はマリオ様も出陣していよいよ佳境だ」



「『黒騎士様』も先ほど先ほど部下を連れて行かれたから、こちらの勝ちは決まった」



「クソッ、こんなハズレの場所の担当で今日は本当に運がないな、オレたち」



そんな皇国軍の見張りの無駄口がすぐそこにする



そんな敵いすらも見逃す場所を、オレ達はまるで野生の猿の様に駆けあがって行く



ロープや器具も使わずに、まさにロッククライミングの要領でスイスイと駆け上がる



幼い頃から樹木や岩場を上る生活や訓練を課せられてきた森の民にとって、この程度の岩の壁は要所でも何でもないルートであった



(いや~、こういうのは本当に懐かしいな。昔はこうやって生まれた村の子供だけで、森の岩場を登って上にあった大岩鳥の巣まで行ったっけ)



オレは少し下にいる幼馴染の『岩の矛』を見て思い出す



(でも、自分の部族の事を言うのも何だが、みんな凄いな。重量戦士の武類に入る『岩の矛』や『荒き牛』ですら武装して岩場を上がるんだから・・・・これは反則だ・・・)



そう思いながらも隠密行動だけは昔から得意なオレは、皆より先の方に上がっている




シュッ、シュッ



上を見るとオレより更に身軽な隠密衆の連中が、敵の見張りの兵士を音もなく消していた



同じ味方だけどその光景は無駄が無く恐ろしく感じる



正面切っての戦いなら戦士たちに軍配が上がるが、こういった条件なら彼らの独壇場だ



(ふー、ようやく着いた)


こうして、オレ達は誰も欠ける事無く教皇本陣の真裏に到着した



(このまま、途中の見張りを消しつつ、先に進んで行ったら教皇のいる本陣に到着だ。後は敵の総大将を倒したらすぐに撤退して今回の作戦もお終いか・・・・)



部下に指示を出しながら移動をする



そんなオレだが先ほどから胸騒ぎがする



(本当に上手くいくのか?)



オレの不安な予感はよく当たる



だが、今はマリオを信じて、仲間を信じて進むしかない



敵もようやくこちらの侵入に気付いたのか、前方で争いの声が聞こえてくる



(しかし、もう遅い)



個人の武勇に優れた森の戦士団が突撃している今、この勢いは教皇近衛師団だけでは防げないだろう




オレは周囲を警戒して走りながら敵に矢を射りつつ教皇のいる場所へと仲間と向かう



女戦士『黒豹の爪』と鬼軍曹たちが左右の壁となり敵を防ぎ、前方をオレたち突撃力のある者が突破する




こちらにも多少の被害はあるが、敵を倒すのではなく今回は突き進むのが目的だ



(情報通りなら、もうすぐだ)



敵を倒しながら敵陣の中を進むと、教皇旗の立つ場所が見えてきた



(あそこか!)



目的地が見えてきてオレは少し希望が湧いてくる





「・・・・ピーピッピー!」



すると前方から森の民の暗号を知らせる笛の音が聞こえてきた




(これは・・・・)



少し浮かれていたオレは胸騒ぎを抑えつつ、隣を走る『岩の矛』や部下と共に教皇旗の下を目指す





・・・・




ようやく辿り着いた旗の下



そこには先程の『要注意』の警戒笛の音の通りに緊迫した空気が漂っていた



見るとその旗の脚元には絶命している森の部族の先行部隊がいた




みんな各砦や村から集められたの猛者共だった



(こいつ一人に全員殺られたのか・・・・)



オレはたった一人で倒れている全員を打ち取ったその張本人を見て、背中に冷たい汗が流れるのを感じる





それはどす黒い肉厚の全身鎧を身にまとい、その右手にはネジ曲がった巨大なげきを持ち、左手には大盾を構えている




・・・・



そう、先ほど戦場に飛び出し、ここにはいないと思われていた『黒騎士』がそこに居たのだった




この章は登場人物がいつもより多いので簡単な人物紹介も行います


【森の戦士団】

魔獣喰い:(下界名:マジウス)

主人公?17歳で森林弓兵の小隊長。他人の見えない何かを感じたり見たりすることができる。新たな転生者の出現に、維新復活のために張り切る。敵であるマリオに親近感を感じている。今回の作戦は教皇の首を獲る先頭部隊。



研究軍師セリーナ:

下界人で森に住む女の子天才軍師。実はイスラマ神聖皇国の皇女。グラニス軍でも影の軍師として采配をふるう。ブラコン。剣の腕は微妙だが走るなどの体力はかなりある。マリオを追いかけて決戦の地に到着した。いつもはマッドサイエンス軍師だが今回もシリアスモード。岩場を登れないので留守番中。



精霊神官『清い水』(下界名:レティーナ)

森の戦士『魔獣喰い』の専属精霊神官。彼に着いてきて決戦の地に到着した。岩場を登れないので留守番中。



イケメン剣士:(下界名:セバスチャン)

魔獣喰いのかつての仲間。結構な剣の腕前で指揮能力もあり万能選手。未だに魔獣喰いの事を班長と前の呼び方で呼ぶ。魔獣喰いたちと教皇の首を狙う



牛さん:(下界名:不明)

魔獣喰いのかつての仲間。無口な重量戦士。魔獣喰いたちと教皇の首を狙う。岩場も登れます



坊ちゃん:(下界:不明)

魔獣喰いのかつての仲間。金の計算と弓が得意。魔獣喰いたちと教皇の首を狙う



黒豹の爪:(下界名:クラウディア)

大砦の大剣女剣士で大隊長。統率力、個人戦闘力が高く軍略にも長けている。日焼け野獣系巨乳なので走って移動する時は目のやり場に困る。魔獣喰いたちを先に行かせる為に壁役となっている




鬼軍曹:大村の城の戦斧筋肉戦士団長。大戦斧と盾を使い獅子奮迅の活躍。魔獣喰いたちを先に行かせる為に壁役となっている




魔獣喰い小隊の副官:三人いるが全員が経験豊かで有能。よく職場放棄する小隊長の代わりに隊を指揮する。地味に有能。



獅子姫:(下界名:シシリーナ、『孔雀騎士』)

結構前からベール王都に残り剣匠のジイイさんから武術を習っていた。色々活躍した結果、何時の間にベール王国軍でも指揮官として腕を振るう。今回も荒くれ者を集めた兵団(通称:獅子姫隊)を指揮し皇国軍を恐怖のどん底に陥れている。




護衛のオジサン(下界名:不明)

幼い頃から獅子姫の護衛をしていた腕利き戦士。姫と一緒に修業をしつつ他国の情報収集などもこなしていた。戦時は姫の背中を守る。




【グラニス軍】

青年騎士レオンハルト副伯爵:たくましく大きくなった成長率No1の騎士。元々イケメンだったので左ホオに傷跡が残っても絵になる。下界と森のハーフ。自信家。皇国軍相手に奮戦中。




女騎士スザンナ:レオンハルトの護衛騎士で今はグラニス軍の近衛騎士を率いる。剣の腕間の他に統率力や内政力などの各種能力が成長。プライベートは真面目なドジっ子。金髪碧眼で着やせタイプで周囲から人気が高い。剣と盾を上手く使い、受け流しからのカウンターを得意とする。夜の方は不明。皇国軍相手に奮戦中。



ベテラン騎士:昔からグラニス家に仕える騎士。耐える守備力に定評がある。十代半ばの可愛い娘がいる。傭兵隊と共になんとか前線で踏ん張った影の功労者。傭兵隊長と共にグラニス領に残ってとある任務を遂行中



傭兵隊長:グラニス軍のお抱え傭兵隊を率いる。才能よりも経験値が物を言う歴戦の戦士。大陸中の噂話に通じる。ベテラン騎士と共にグラニス領に残ってとある任務を遂行中



序盤の砦の守備隊長

あの戦いから無事に逃げ切り第五軍を率いていた。しかし、謎の黒騎士の突撃を止められずにまたもや撤退。獅子姫軍団と合流し編入された。




【イスラマ神聖皇国 第三軍】

第二法皇子マリオ:(殲滅皇子)(好色皇子)

神聖皇国の皇子で小さい頃から変わり者の奇人皇子。父親にも煙たがれていた。成人してから西部の辺境前線に飛ばされて連戦連勝。女の子好き。研究軍師セリーナお兄ちゃん。現代からの転生者。軍略マニアで化学も得意な天才である意味もう主人公。弱兵の皇国兵を現世の歴史から引用し長槍隊や石弓隊、工作兵を抱える。七色煙幕や火炎矢は彼の特性兵器。策を巡らせ撤退して北へ向かった。シスコン。父親殺しを画策する。時期教皇候補




女官騎士エマ:マリオ殿下の幼い頃からの教育係りの女騎士。能力に弱点がない騎士で体型も無駄がないスレンダー型。通称『秘書騎士』。マリオが転生者だという事には気付いていない。冷静な女性だが実は熱いハートの持ち主らしい。剣の腕もかなり





聖女エレナ様:身長はそんなに大きくない童顔の少女。天の声を聞き勇気を出し前線に出る仮初めの聖女。顔は小動物系。実は戦闘で変身してしまう。ここ数年は正規流派の剣も学び意外と頭はいい。大剣モードから2刀流モードに別れる特殊剣を使用する。魔獣喰いの洗脳波を浴びてしまうが仲間であるマリオの元にとりあえずは戻る。今回はマリオと共に一緒にはいない。




『黒影衆』:マリオ法皇子お抱えの諜報活動衆。孤児を集め訓練していた。敵のかく乱や情報収集などが得意で戦闘能力も高いい(忍者)。皇都にも残して来ていた。



皇都に残してきたマリオ側近:信用のおけるかなりの人物。直観力に優れる



エリオス兄様とシリアナ姉様:マリオの兄と妹。生贄にされて亡くなっていた



謎の黒騎士

大盾と大戟で武装した重騎士。矢が一杯刺さっても死なない。普通の者は近くにいるだけ恐怖を感じる。確かに出撃したはずだが・・・



教皇

マリオとセリーナの父親でイスラマ神聖皇国の最高権力者。何者かに操られている可能性大。






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