プロローグ
初投稿です。
昔執筆した小説を載せることにします。
主人公最強モノになる気がします。そういうのが好みでない方は気をつけて見てください。
R15等を設定はしてありますが、そういう方向にもっていかないように気をつけますが、もしなることになった場合の保険です(笑)。
なる場合は最初に記載いたします。
投稿は基本的に不定期だと思います。
週末にはがんばります。
「次は~、新大阪行き~、次は~、新大阪行き~、駆け込み乗車をなさらないように起きをつけください。」
駅員が言葉を伸ばし伸ばし発しながら、新幹線が来る線路の向こう側を見ている。俺は大きい荷物を持ちながら、他愛もなく品川駅の駅名の看板を見ている。
「さて、とうとうやってこの時がきたな」
プルルルルッッっと新幹線が来るという合図がいきなり鳴ったので若干体がビクッってなってしまった。
屈んで大きな荷物を持ち上げ、肩にかけた。ガーーーッとやかましい音をたてながら新幹線が止まった。前に並んでいるのはサラリーマンだろうか、その人が先頭なのだが、本を読みながら待っている。荷物を足で挟んだままで一向に準備をしなかった。
プシュ~、ガガンと音をたててドアが開いた。他の乗車口からはもう既に乗っている人がいるのに、自分達の乗車口先頭、つまり俺の前のやつが本を読んでいるので自分と後ろの人たちが入らない、いや、入れないのである。
「おい、早く入れよ」
先頭の本を読んでいるやつに向かって言ったら、やっと気づいたのだろうか、後ろの人たちに
「すいません!!!」と隣の乗車口まで聞こえるんではないかというほどの大声で謝った。先頭がやっと入り、自分たちもやっと入れた。
自分の座席が書いてある乗車券を右手に持ちながらバックを持って座席を探す。座席がやっと見つかり、上に荷物を置いて窓側の席に座ろうとしたら通路側の席に座って寝ているOLがいる。OLが邪魔で入れない。
ったく、って呟きなながら、OLを跨いで自分の席に座る。一息ついて先ほど、駅のホームで買った幕の内弁当を前の座席についているミニテーブルを倒して乗せる。
その上にハンドバックから乱雑にノートパソコンを取り出してその弁当の上に乗せる。弁当がつぶれるなんて考えてないおき方である。パソコンを開いてプルルルルルと出発の合図が鳴ってドアが閉まる音がしてから品川駅を出発すると同時に電源を起動させた。
誤字脱字等ございましたらご指摘いただければと存じます。