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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

黄金の竜は王を選ぶ。

千年の竜血の契りを、あなたに捧げます

作者:凛子
フェイリットの願いは、普通の女の子としてただ幸せに暮らすこと。竜として生まれたことも、一国の王女であることにも実感を持てず山奥で育った。平穏な生活は、「十六歳になったら王城に戻り、父王と契約を結ぶ」という約束のもとに保証されたもの。ついに十六歳の誕生日を迎え、約束の日が来てしまう。帰りたくない。ここでずっと暮らしたい。フェイリットは、ともに暮らしてきた親代わりの青年に恋心を伝える。しかし、その想いが受け入れられるはずがなかった。

拒絶されたフェイリットは、父王が寄越したという迎えの使者から逃げてしまう。それも竜の姿で。自分はやっぱり竜だった――驚いて空から落ちたところを、一人の青年コンツェに救われる。コンツェは敵国の公子だった。「追われている」と話したフェイリットを、自分の国で匿ってくれるという。

たどり着いたのは、暗い過去をもつ皇帝の国だった。フェイリットに与えられた仕事は、宰相付きの小姓職。少年が担うべき仕事だった。正体を隠しているのに、性別まで偽ることになったフェイリットは、そこで皇帝ディアスと出会う。ディアスは斜に構えてばかりで、本当の自分を見せようとしない。あげく、「妾妃のふりをする」役割までフェイリットに押し付けるのだった。

小姓と妾妃。フェイリットは正反対の役割をこなしながら、衝突しつつもディアスに惹かれていく。そうして王女の身分も、竜であるという正体も秘密のまま、敵国での生活に溶け込んだ頃。平和な日常が脅かされる事件が起きる。使者たちがフェイリットを連れ戻しに来たのだ。敵国の王女であったことが露見し、フェイリットは慣れ親しんだ者たちと別れることになる。

父王はついに痺れをきらし、戦争の口火を切った。フェイリットは敵も味方も超えて「ディアスを守りたい」と願う。竜として契約したい相手は、敵国の皇帝だったのだ。気づいたフェイリットは、離れ離れになったディアスを救う方法を模索する。だが、戦況は進みディアスは国もろとも追い詰められていく。そんなフェイリットを助けるべく、新たな存在――千年前の伝説の竜が現れる。


*旧題:「忘れ去られし王への贈り名」「IcPal」
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
序幕
 序 空を嫌うけもの
2018/02/26 21:45
001 竜の山脈
2018/02/26 21:47
第一幕:宰相の小姓
002 空を嫌う
2018/02/26 21:47
003 飛翔する
2018/02/26 21:48
004 狩る者たち
2018/02/26 21:48
005 金の髪、湖水の瞳
2018/01/23 08:31
006 闇夜の男
2018/01/23 08:40
007 月夜のくちづけ
2018/01/23 08:41
008 乳香のかおり
2018/01/23 08:41
009 砂漠の帝国
2018/01/23 08:41
010 追う者たち
2018/01/23 08:56
011 砂漠の宮殿
2018/01/23 08:56
012 帰邸
2018/01/23 08:57
013 宰相の庭
2018/01/23 08:57
014 色彩
2018/01/23 09:19
015 寝ものがたり
2018/01/23 09:19
016 宰相ウズルダン
2018/01/23 09:19
017 皇帝のハレム
2018/01/23 09:20
018 月の昇る深夜に
2018/01/23 09:20
019 四公王
2018/01/23 09:20
020 迷都アデプ
2018/01/23 10:09
021 気配
2018/01/23 10:10
022 覇を称える王の側
2018/01/23 10:10
023 竜の子
2018/01/23 10:10
024 タブラ=ラサ
2018/01/23 10:10
025 砂漠に棲む白い虎
2018/01/23 10:11
026 蘇る彩色を欲す
2018/01/23 10:11
027 琥珀のジャーリヤ
2018/01/23 10:11
028 トスカルナの小姓
2018/01/23 10:12
029 紺碧の空に舞う黄砂
2018/01/23 10:12
030 想い人
2018/01/23 10:13
|幕間|小姓編、別視点
031 降りおりるもの
2018/01/23 10:24
032 宿命の少女
2018/01/23 10:51
033 地図
2018/01/23 10:51
034 檸檬水
2018/01/23 10:51
035 砂塵の戦士
2018/01/23 10:51
037 赤い城と針の城
2018/01/23 11:12
038 若草色の居室
2018/01/24 12:07
039 王の椅子
2018/01/23 11:12
040 海鳥のこえ
2018/01/23 11:13
041 紺碧の夜に舞う二鷹
2018/01/23 11:13
042 ティカティク亭
2018/01/23 11:13
043 ワデム酒
2018/01/23 11:13
044 星の大海、灼炎の夜空
2018/01/23 11:14
第二幕:皇帝の妾妃
045 侍女ジルヤンタータ
2018/01/23 11:18
046 華やかな檻
2018/01/23 16:00
047 餞別
2018/01/23 16:53
048 甘菓子
2018/01/24 09:35
049 黄金の竜と有翼の獅子
2018/01/24 09:52
051 瘢痕
2018/01/24 11:09
052 孤島の王子
2018/01/24 11:24
053 朝焼けのヤンエ砂漠
2018/01/25 11:19
054 湧き上がる
2018/01/25 13:13
055 王喰い
2018/01/25 13:42
056 古の戦闘部族
2018/01/25 17:28
057 シアゼリタ・ロア
2018/01/25 17:44
058 空色の瞳
2018/01/25 18:00
059 失策
2018/01/25 19:09
060 夢に呼ぶ憧憬
2018/01/25 21:59
062 渇き
2018/01/26 15:01
063 かの君に忠す
2018/01/26 17:01
064 面影
2018/01/26 19:31
065 王を喰う獣
2018/01/26 20:47
067 無能も暗愚も狂帝も、
2018/01/26 23:32
068 美酒
2018/01/27 00:44
069 薔薇の香りの毒薬
2018/01/27 08:37
070 ぬくもりへの距離
2018/01/27 18:29
071 泣く夕陽
2018/01/28 09:35
072 オアシスに咲く夜の花
2018/01/28 16:27
073 タントルアス王の足跡
2018/01/28 19:25
074 遊戯盤
2018/01/29 06:46
076 追い慕う
2018/01/29 11:44
077 想い慕う
2018/01/29 11:53
078 乳香が咲き、
2018/01/29 11:57
079 砂漠の城に夜が散る
2018/01/29 12:06
080 旅立ち
2018/01/29 12:18
081 悠久の臣
2018/01/29 12:50
082 王の公妾
2018/01/30 11:35
083 真珠のなみだ
2018/01/30 17:03
084 海に沈む血汐
2018/01/30 22:51
086 灰になった星屑を
2018/01/31 18:46
087 月の遣い
2018/02/01 11:27
088 ふたつの夜空
2018/02/01 12:18
089 深紅の鳥
2018/02/01 16:38
090 餞別の指輪
2018/02/02 07:02
091 瑠璃の海から
2018/02/02 11:09
092 海神に愛された貴公子
2018/02/02 11:55
093 迷路の街で
2018/02/02 18:31
094 真紅の鳥が、夜に泣く
2018/02/03 08:52
095 薔薇の裏庭
2018/02/03 11:08
096 結び目
2018/02/03 17:34
097 君を呼ぶ
2018/02/03 23:30
098 末子の王女
2018/02/05 01:52
099 鏡の中の蠍
2018/02/05 16:45
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