僕。0
僕とそのまわりで起こること。
僕とそのまわりで起こったこと。
そんな話。
正直、わからない
彼女というものがなんだか。
正直、わからない・・
いつも自分の考えがないかのような素振りで、
時折、不安にカラレル。
やりたいことがはっきりとしていないように見えて、
なんだか不安にカラレル。
自分が自分でないような錯覚に陥る時もある。
いつもの自分はなんなのかも、
いつもの自分はどんななのかも、
全てひっくるめてわからなくなる
僕には彩りがない。
なんと言ったらいいのかはわからないが。
『自分』がないような、
『自分』が何をしたらいいのか、
『自分』というものが昔から解らず・・はっきりせぬまま大きくなった気がする。
ちょうど小学二年の時、
僕はサッカーを始めた。
なんで始めたのかというとこれと言って理由はないただ楽しそうに見えたのだ。
その中に兄がいたこともあるだろう。
兄は小さな頃から今現在、
僕の光でもある。良い兄だ。
自分に素直でとてもいい子ではないが好きなことに真直ぐな素直な兄がとても好きだ。
僕は小さいながらその背中を見ていたせいなのかその背中こそ僕には必要なものだと思った。
もちろん仲が良いがケンカもした小さなものから大きなものまで。
でも、結果はいつも同じ、
何回かは違ったものになったが、
試合に勝って勝負に負ける。
そのたびにその背中を思い知ったものだ。
しかし、いつも気分は晴れていたのをよく覚えている。
兄弟だから、血が繋がっているからとかではなくて。
友達のあったかさがあった。
そのせいもあってか、
僕は兄に憧れた、
兄のようになりたかった、
また、そんな『あったかさ』を持つ友達を見つけたかった。
作りたかった。
兄が、いつも笑顔で僕と同じく周りにも接しているのがわかるようになった。
そんなことには全く気付いていない。
その不完全な所も魅力だった。
ますます僕は兄に憧れた。
サッカーを始めたのもその影響だろうと思っていた。
でも、気付いてしまった。
僕は兄のようになりたい。
その一心で。
兄を演じていた。
それに気が付いたのはまだ小学生の頃。
いつものように友達と遊んでいた時に起こったある事件だ。
僕はやられた。
とある上級生の自分よりも大きな子達に囲まれて。
何人いたかはよくはわからない。
『お前っての弟だろ?』
その理由でやられた。
その時だった。
『自分』を始めて理解したのは。
一緒に遊んでいた友達だけは逃がしたのだが、
僕は逃げるわけにはいかなかった
ずっとその背中を見ていた僕にはその子達が許せなかった。
だから、
やり返した。
それが僕を『自分』を知った初めての機会だ。
僕は・・その子達の一番偉そうな子をやっつけた。
その後、その周りの子にやられたのだけれど。
満足だった。
『満足だった』
『満足だった』のだ。
生まれて初めて『自分』のやったことに満足だった。
その子は視力を落とした。
僕は『自分』でその子の視力を奪ったこと、
『自分』で その子をやっつけた
その事に『満足だった』
その子は僕に何もしてこなくなった。
何も。
なんにもだ。
僕は兄に憧れている。
その中に、一つ『自分』を見つけた。
僕は『自分』、僕としての。
居場所を得た。
それが始まりだった。
僕は兄に憧れている。
そのことよりも『自分』を振る舞える、
『自分』としての居場所が好きになった。
墜ちるのは簡単だった。
僕は突き進んだ。
兄とは違う。
兄とは違う。
『自分』の居場所をただ広げるため。
落ちた。
下へ下へ下へ・・ドンドンと。
そして僕の中から『背中』がなくなった。
僕は全くと反対の道に進んだ。
その道には『あったかさ』はない
なかった。
ただ『つめたさ』があるだけだった。
僕は・・兄を憎むようになった。
『自分』の好きなように真直ぐに進んだだけなのに、
『自分』の好きなものに真直ぐ、正直に・・進んだのに。
僕には何もなかった。
ソウカンジタ。
僕は人の長所を見つけられるようになった。
僕は人の短所を見つけられるようになった。
だけど『人のこと』を見ていなかった。
人がわからなかった。
人がわかる兄が羨ましかった。
ただそれだけだった。
・・僕にはもう『自分』しかなかった。
人はいらなかった。
愚かで、幼稚で、そして羨ましかった。
僕は『兄』を演じた、演じ続けた
そして、落ちた。下へと。
僕は凍てついた。
なにもかもが凍てついた。
その結果。
僕は視力をなくすことになった。
ヤルコトハヤッテキタ、
オチルトコロマデオチタ。
その結果が振り出しだ。
あの小さな時だ。
あの時から・・僕は『自分』に取りつかれたまま、
振り出しに戻った。
そのあと・・僕はゆっくりと溶けていった。
正確には、溶かされた。
僕はその溶けた『自分』も含めた『僕自身』になった。
その延長が今。
だいぶ大きくなった。
まだ小さなまま。
大きくなった。
僕は『自分』がわからずにいる。
そんなものはそうだ!
わかるはずがない!
そんなのわかる。
あの時、溶かされて行く時にわかることができた。
だからわからない。
人も。
『自分』も。
そして今。
彼女に戸惑っている。
なんだか布団みたいな人。
自分がないようにも見える彼女に
僕はただただ『自分』を見失う。
僕は、
それがなんだか楽しくて、
その彼女が愛くるしくて、
そんな彼女が好きだ。
好きだ。
本当に好きだというのも、
ただ楽しいから、
というのも正直わからないけど。
「こたつみたい」
「くまみたい」
「いやされる」
僕にはわからない。
しかし、
彼女にもわからない。
そんな曖昧なやりとりが。
今は好きなんだモノスゴク。
とても。
凄く。
たくさん。
形容したらキリがないほど好きなんだ。
でもわからない自分も嫌いにならずにすむ。
そんな居場所にいるのが幸せで、
そんな彼女が幸せそうで。
時折、
たまらなくなるんだ。
あの時から、もうだいぶ時が過ぎた気がする。
あの時に会えた人に。
僕が確かに過ごした一年間と二週間の永遠に。
ありがとう
今、間違いなくわかるのはこれだけだから。
ありがとうと僕は言いたい。
次に会えるのはいつになるのか。
楽しみにしていきたい。
☆
DEAR
大切な貴方達
★
FROM
かわいくない所がかわいい人
これはわけがわからない。
それでいいです。
僕をどうかよろしくお願いします。
気長に書いていきます。




