第1章 世界観として
シロクロ世界観のみを掲載しました。
バラバラにした方が読み返しやすいかなと( ´△`)
この世界は、三つの層に分断されている。
上層部には神々が厳かに暮らす『天上界』。
中間部には圧倒的な支配力を持つ『人間界』。
最下層部には死の世界と恐れられる『地下世界』。
それらは天上から地下までに根を張る『世界大樹』により繋がっている。
そして、それぞれがそれぞれと関わり合いを持ちながら成立していた。
人間界にはまた、大小様々な国があり、この物語の舞台となるウェンダブル国は世界大樹の根を抱える国として、特異な繁栄を遂げてきた。
その国の王ウェンダブル17世は、息子のシロ=ウェンダブル18世にこの地の治安維持を任せている。
地下世界の混沌から生まれる悪魔や妖魔、人間によるあらゆる問題、天上界から追放された『落神』の暴走。
それらを解決し、この国を護る事。
たかが王子にそんな重責を負わせてもどうにもならない。
そう考えていた国民はシロの行動力に驚き、感銘を受ける。
国を護るために、国内のあらゆる場所に巡察官を配置し、国内至るところに地下シェルターを構築。
魔方陣による建築物の保護、魔導師の育成など…
齢、17の青年とは思えない働きを見せている。
そして、城内には国の守護部隊として『純正団』を結成。
『純正団』は人間離れした特別な力を持つ戦士、魔導師、そして、人間という枠を越えた神の域にいるものたちで成立している。
シロが自ら集めてきた『純正団』の圧倒的な力によりこの国の治安は改善されてきた。
ここまでの説明では、優秀な王子の華麗なる活躍の話になってしまうわけだが、
そうではない。
この物語は、シロ王子とその周りの特異的な人々、そして、そんな王子と出会い振り回されてしまうことになる一人の少女、それらが共に綴る物語である。
本編に付属の世界観でした。
ベースは北欧神話。
内容も若干そちらよりになっていきます!!
ここまでの長い長い前置きお付き合いいただいた方ほんとにお待たせしました…ここからです!!