4月25日 人望
俺の話を耳に傾けながら話を聞いてくれている。只者じゃない、この人は。
今市「なるほどな。そういうことか」
俺 「はい」
一昨日と昨日休みだった今市に説明をしていた。今市は、人事部に報告していたことを考えると、ミスしたのは人事部になるな。
今市「お前も大事にしろよ、同期はな」
俺 「わかりました」
同期を大事にするっていう話だっけな?ふと疑問に思う。
今市「いつか困った時に助けてもらえる人が理想だよ」
俺 「なるほど」
言ってはいるけど、実際のことはよくわからなかった。
今市「俺は、伊東や青野たちに本当に助けてもらってるからな」
俺 「へぇー、そうなんですね」
そっかぁ。今市さんたちの同期はとても仲がいいで有名だったよな。たしか、28日にも同期会があるって、昨日髙橋が言っていた。
今市「ああ。アイツらがいなかったら、今の俺はない。それくらい助けてもらうってのはよくあることなんだ」
俺 「なるほどです」
会社にいれば、そうした人望がものをいう世界ということか。でも、俺は向いてないな。そういうこと。
今市「遠山は、出世とか興味あるのか?」
俺 「いや、今は考えたことすらないです」
今市「1年目なんてそうだよな」
俺 「はい、毎日覚えることがいっぱいで」
そっかぁ。出世しちゃうと、嫌でもそういうのに巻き込まれるということか。でも、髙橋とかは出世に興味があるのかな?アイツならすぐしちゃいそうだけどな。
今市「まぁ、焦らずに頑張れよ」
俺 「わかりました」
今市「あっ、今度お前らの歓迎会あるから、髙橋に言っといてくれよ」
俺 「歓迎会ですか?」
同期会が終われば、今度は部署内での歓迎会かぁ。いろいろあるもんだな。
今市「ああ。一応やっとこうかなって」
俺 「ありがとうございます」
今市「仕事ばっかりだとだるいだろ?」
俺 「そうですね」
飲み会は、息抜きのためにやるものなのか。
今市「俺も、大変なんだよね」
俺 「ですよね」
今市「お前らが行ける日にしようかと思ってるよ」
俺 「わかりました」
まずは、髙橋に日程を聞くところから始めないとな。
今市「今のところ、27日で考えてるから。もし、無理そうだったら言ってくれ
俺 「はい」
今日も今市さんは、キレキレだった。




