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日常で世界を変える(遠山編)  作者: mei


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4月2日 入社研修

 入社してから二日目。今日は、朝から入社研修が行われていた。研修に来ていた園山社長、中村さんは、入社式に負けないくらいの熱いメッセージが伝えられた。入社研修の冒頭から、新入社員は気合いが入っているように感じた。俺たちにとって、働くというのは未知の世界だ。たしかに、アルバイトなどはしたことがあるのだろうけど、これが毎日となると荷が重たかった。

 時刻は、13時40分。昼休憩が明けて、ちょうど眠たくなる頃だった。今日の講師は、営業部第一課のエース麻耶という人だった。麻耶は、真っ白なホワイトボードにペンを走らせながら、ビジョンを語り始めた。麻耶は、目標設定の重要さについて話していた。麻耶は、営業課の中でも毎年1番の成績を取り続けているそうだ。それは、目標設定があるからできることなのだと言っている。すごいな、この人。

 麻耶の話術は魔法のように話を聞く俺たちを引き込まれていく。そして、俺たちが未来への一歩を踏み出せるように、目標とは何なのかを説明し始めた。麻耶の言う目標について説明した後、その目標を使って演習問題を出し始めた。俺たち新入社員はグループに分かれ、問題を考えていた。俺たちのグループは、南勝彦、会田愛美、若佐優、本庄籭の5人。その中でも、本庄がリーダーシップを発揮しながら問題を解き進めていた。本庄はとても知識があるみたいで、その知識をもとに、俺たちの話を組み合わせるといった応用のようなことをいきなりしてきた。

 本庄は、俺たちの意見をまとめて、答えを一つにまとめた。まだ、他のグループが終わってなかったこともあり、会田と若佐が笑顔を見せ笑い声が響き合った。最年少の俺は、二人の笑顔を見ていたら、緊張感がほぐれてきた。講師の麻耶は、グループのディスカッションの終了の合図をならした。俺たちの話し合いこそ連帯感をつくる瞬間だと語ってくれてた。

 午後のセッションでは、仮想の設定でロールプレイが行われる予定だった。俺たちは自らがそれぞれの課で必要な役割を考えて問題に向き合ってほしいと言われていた。そして、今日の最後は、グループプロジェクトだった。これは、明後日の研修最終日に発表する準備を今日のうちからしないといけなかった。最終日は、俺たち営業四課の先輩も来るから緊張する。俺は、麻耶さんの研修が終わり大きな拍手を送っていた。ちょうど休憩が始まり、周りにいた何人かが立ち上がった。

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