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日常で世界を変える(遠山編)  作者: mei


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4月1日 入社式

 会場の窓には、陽光が爽やかに差し込む光があった。俺は、新米社員たちの緊張が漂っている姿を前から見ていた。新入社員13名は、様々な想いなのだろうな。同じ新入社員なのだけど、高卒の俺は、みんなとはどこか違う想いなのじゃないかと考えていた。社長の挨拶が終わり、沈黙が続いた。どうやら、マイクの調子が悪く段取りに戸惑っている様だった。

 静寂の中、みんなが前に視線を向ける。すると、中村さんが新しいマイクを取り、前に出てきた。「おはようございます!!みなさん、今日はいい天気ですね」と大きな声を出した。会場にいた先輩社員は、とても笑っていた。やはり、この人はこの会社のムードメーカーなのだろうか?さっきまでいた園山社長とはうってかわっていた。そんな中村さんの話が5分ほど続いた後、新入社員の辞令発表が始まった。

 再び、園山社長が堂々と現れた。再びなのか、緊張は一気に高まったようだ。彼の鋭い眼差しに、他の新入社員もビビっている。そんな様子をさっしたのか、さっきの中村さんが社長の横まできて、「元気にいきましょう!!」と大きな声を張り上げた。まるで人々の心を読み取るかのようだった。

 そして、新入社員のトップバッターが呼ばれた。トップは、三藤大雅という大学出身で最も期待されている様子を感じさせる男だった。社長の熱いメッセージが始まった。熱いメッセージに対して、三藤は、熱心に聞いていた。メッセージを伝え終わると、社長が握手を交わした。おかしな人だと笑いそうになってしまった。しかし、三藤の笑顔は熱意に満ち自信も持っている様に見えた。

 そして、この後も新入社員の辞令交付が続いていく。最後に各部署の代表が立ち上がり、自己紹介を始めた。彼らの声はとても大きく自信と情熱に溢れているのが伝わってくる。先輩の一人一人が、自身の専門性や貢献意欲を、真摯にアピールしていた。それを一言も聞き逃さないように熱心に耳を傾ける新入社員。これが、会社か。

 入社式が終わり、俺たち新米社員は気持ちを新たにし、歩き始めたのだ。新たな門出を迎えた俺たちの心は、期待と希望に満ち溢れていた。俺は、まだフワフワした気持ちをもちながら、新たな冒険が始まることに興奮していたのだ。


 〈新入社員〉

 ・遠山陵

 ・髙橋逸平

 ・南勝彦

 ・会田愛美

 ・若佐優

 ・本庄籭

 ・林和希

 ・石木真帆

 ・中丸悠

 ・花田昇

 ・三藤大雅

 ・橋本裕樹

 ・早井茜

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