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日常で世界を変える(遠山編)  作者: mei


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3月31日 行動力

 俺は、ゆっくり歩きながらこの前言われた行動力について考えていた。行動力。この言葉は、たくさん行動しよう。行動した方がいいという意味なんだろうと思う。けど、俺には理解することが難しかった。行動することはいいのだけど、考えずに行動してしまうと、確実に失敗する。失敗すると、もう行動したくなるという流れになってしまう。このループに入ると、もう戻ることはできない。けど、多くの人が行動することでしか成功は得られないというのだ。

 俺が思うのは、成功していない、いわゆる挫折した人の方だ。彼らは、挫折した後、メンタルが崩れてもう努力しなくなってしまうのだ。俺の高校野球時代で言えば、早川や山田が該当する。早川は、中学校時代全国大会に出場するほどの実力者だった。しかし、高校に入って怪我をしてから、もう戻ってこなくなってしまったのだ。現実を知ったからなのか、そこから努力しなくなってしまった。

 一方、山田は、努力をし続けたが最後まで結果という結果が出なかったのだ。山田は、いつも練習していたがなかなか試合で結果が出なかった。特に、バッティングは練習では良かったが、試合では、なかなか運にめぐまれなかったことが多い。そんな早川と山田と対照的だったのがこの俺だった。俺は、試合に出場した時にたまたまヒットが打てたり、守備で貢献できたということで二人と差が出たのかと思っていた。

 二人を見ているとなんだか申し訳なかった。特別努力していないわけではないように、面白いように結果が出るのは彼らからしたら面白くないだろう。努力して成り上がったことはないけど、結果が出たとことは行動し続けたことだと思っていた。その行動というのは努力というより、適切に考えた戦略によって試合に出られたのだ。もともと、俺は内野を守っていたが、ピッチャーの橘、キャッチャーの橋本、ファーストの川中、サードの佐伯、ショートの八幡が守っているので、空いているポジションはセカンドしかなかった。そのセカンドにも、健太郎や飯田がいたので、出るなら外野だとポジションを変えた経緯があった。

 他にも、バッティングでもスタイルを変えた。昔は、単打を狙うバッティングだったが、チームに長打が打てるバッターが橋本と川中と佐伯だけだったので、そこに加わるバッティングスタイルを目指したのだった。その行動が功を奏したのか試合に出れるようになった背景があったのだ。

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