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日常で世界を変える(遠山編)  作者: mei


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32/80

3月15日 予行演習

 今日は、卒業式の予行演習だった。10時くらいは、3年生の前で皆勤賞の表彰式がされていた。俺が知っているやつで言えば、恵太と横にいた中川啓示が表彰をされていた。俺たちがいた体育館は、明日の卒業式を前に準備が進んでいた。

 壇上には、白と黒の垂れ幕。そして、右と左に大きな花瓶の上に花が飾られていた。天井からは、綺麗にライトアップまされている。左側の通路には、スタンドマイクが。そして、その横にはピアノが置いてあった。

 今年は、3年2組みの岡田繭がピアノをひくらしい。彼女とは、昨年引っ越してきてすぐに話す機会があった。というのも彼女は野球部マネージャーだったからだ。最初は、野球部に入る予定だったため、彼女と話をしていた。しかし、彼女は俺に勧誘の言葉を一言もかけなかった。というのも、柏第一学園の野球部は、とても弱かったからだ。入ってもいいけど、どうせ負けてしまう。そんな時間があったら、勉強した方がいいと説得されてしまったのだ。

 右側の通路には、来賓用の椅子がざっと並べられていた。こんなに来賓がくるなんてありえないだろというくらいたくさんあった。そして、右側の後ろには、卒業生へのメッセージボードが掲示されていた。俺は、まだ見ていないが、わざわざ俺のために聖徳高校野球部監督の和泉先生と担任だった中田先生からのメッセージが来ていることが伝えられていた。俺たちは、メッセージボードが置いてある右側の通路に座っていた。


 中川「陵、どうなんだよ?」

 遠山「何が?」


 中川は、髪の毛を触っていた。


 中川「試験だよ」

 遠山「ああ。試験ね。受かったよ」


 中川と会うのは、約1ヶ月ぶりだった。


 中川「よかったね」

 遠山「まぁな」


 冴えない顔をした俺に中川はツッコンできた。


 中川「行かないの?」

 遠山「いや、行こうと思っているけど」

 中川「どうしたの?」


 まさか、大学に行かないなんて言えなかった。とりあえず、嘘をついて誤魔化した。


 遠山「いや、なんもねぇよ。啓示は?」

 中川「俺は、岡南大学に行くよ」


 岡南大学は、関東ではとても賢い大学だった。理系の学校でもあったが、中川は、文系科目で受験をしたみたいだった。


 遠山「へぇー。受かったんだ」

 中川「なんとかな。合格ラインギリギリだったみたいだったよ」


 合格ラインギリギリでも凄いな。


 遠山「そうなんだ」

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