後書き
此の小説を読んで下さった皆さま、有難う御座います。
さて今回でドラゴンズ&ドラゴン、ラストニア大陸編は此で終わりです。
此の小説のテーマは『繋がる思い』
実は、此の小説の設定は大手ゲームメーカの某オンラインゲームからお借りしています。
もう皆さんも知ってますよね。
さて此のサイトの、他の作者様方の小説を読むと、現在の日本は本当に異世界、ファンタジーブームを実感します。
まぁ、三十年前は結構ファンタジーは嫌われていて、大多数の人がその世界に感情移入出来ないと言われていまして、学園、スポーツ、恋愛が主力でしたが、一体何時から日本はこんなに変わったのでしょうか?
ディズニーランドの影響でしょうか?リアルなアニメの影響でしょうか?
私が此のサイトの作品を読ませて頂く限り、どうもゲームの影響も有る、そんな気がして、子供のパソコンを借りて、いろんなゲームをダウンロードしてみました。
で、気になったのが、此の小説の設定をお借りしたゲームです。
私の本業はリフォームの建築家なので美術の拘りは有ります。
ラジオで聞いたのですが、美術スタッフの皆様は実際に現地で取材して作成しているようで、非常にリアルで暗い汚れた感じが好きです。
実際の生活空間は汚れているから落ち着く事も有ります、凄く汚なくなればリフォームしますし、汚れをリアルに表現する拘りは好きですねぇ。
此のゲームのキャラメークは日本人の西洋感丸出しで庇額がゴリラ顔を作って、とっても良い感じです?
えっ、嫌いですか?
私は、少し不細工のほうが好きですけどね。
此のゲームが気になった点が、二つ有ります。
一つは一般受けしなさそうな暗い感じ、ミーハー感、アニメ感、アイドル感、オタク感、全て無し、それでゴリラ顔、大丈夫なのか此のゲーム?
それが一つ、
もう一つは此のゲーム推奨パソコンを大手のパソコンショップで購入して、プレゼントで大盾とロッドが入っているのに、附属ソフトのインストールをお願いしたら、そのショップの人にそのコードが記載されているカードを抜かれました。
たぶん、オフィスを買ったからゲームをしないと思ったのでしょう。
ガッカリでしたが、
パソコンショップの兄ちゃん?が抜きたくなるアイテムって何なの、そんなに此のゲーム面白いの?
凄く気になって、本屋で本を、薄い本を買いました。
あっち系の薄い本じゃありません。
絵本みたいな、意味がまるで分からないただリアルな絵だけの本です。
2刊で終わりました、売れなかったんですねぇ。
無理ないなぁ、一般の人は買わないよなぁ。
普通はパソコンでゲームするなら『ドラクエ』『FF』、『FSO2』をやるよね。
でっ、無料なのでドキドキしながら、ダウンロードしてやってみました、とにかく流行り?のMOゲームって奴をやってみよう、アクションヘタだけどどうしよう、初めは挨拶だよな、会話どうするんだ?仲間はどうするんだ?ボッタクリに会うのか?突如高額請求が来るのか!!無料はウソっぱちか!!!
初心者のあるあるですね。
はっきり言います!此のゲームは本当に無料で全てのコンテンツが遊べます!
最先端狙うとかトップ狙うとかしなければちゃんと遊べます。
ゲーム内通貨の流通が無い事やバザーの制限で凄く貧乏だけと、貧乏なりに遊べます。
庭付きLDKが無料です、涙が出ます。
クランの施設も無料です。
はっきり言っておかしい!!
課金フィルターが掛かって無い!!!
普通はレベル制限、施設制限、収納制限等の規制が掛かって、『無料はお試し迄です。』が殆ど、何故、こんなに無料で遊べるんだ!
収納だって無料で10ページ、有料で9ページ、何で金出して1ページ少ないんだ!
普通は無料1ページ、金出して18ページでしょう!
更に金出しても、入れるだけの機能の何も無い収納だし。
設定、絶体におかしい!
まぁ、ユーザとしては嬉しいんですけど、
だから、他のオンラインゲームでスッゴクお金使った人が結構此のゲームでは、あまりお金使わないで遊びたい人が多いようで。
そうは言っても社会人ですから、贅沢に遊びたいのでシーズン2のリミテッドエディションを購入してリッチにと思っていたのですが、
当時の此の装備かっこ良いけど弱くて直ぐ使えなくなって、当時は?
無料で遊べるけど、金を払うと直ぐに価値無くなるんだ?
変なゲームだ、と思いながらも楽しく遊びましたなぁ。
子供達が心配して、「此のゲーム、スッゴク評価低いし、評判悪いし、やるなら、『黒い○○』か『アーキ○○○』が良いよ、評価が高い。」と言ってくれましたが、
どっちもキャラが小さいのと、なんか整形美容キャラって感じて、あの庇額が無いんですよねぇ。
へぇ、今はネットの評判が大事な時代なんだなぁと思いながらも、俺は此のゲームが面白いけど評判悪いのか何故?俺の感覚と世間の感覚がズレたのかなぁ、なんて思ったりして。
いろいろな評価や雑談等を読んで見ると、うんうん、分かる、分かる、あれ?もしかして此のゲーム、ダメゲームなんじゃねぇ?
って思ったりして。
あれ、此のゲームやる人少くなるんじゃねぇ?
此のゲーム、儲からないからもうすぐ終わるんじゃねぇ?
ちょっと心配になりました。
何せ、MOゲームをするつもりで始めて、ポーンと呼ばれる三人のNPCとでガッツリとソロで遊べる変なゲームです、
何ヵ月もして、あれ!俺、MOゲームしてねぇ!と気がついて、やっとMOゲームのグリッテン砦にデビューしたくらいですから。
のりは市販のゲームと代わりません。
違うのは市販のゲームのように接待ゲームじゃない事、
ガチにキャラ育て無いとザコにさえボコボコにされます、
開発者とユーザがガチンコしてます。
金払っても許してくれません。
此のゲームは、開発者と運営とユーザの関係が変わっています。
雑談で運営や開発の愚痴言うなら止めれば良いのに、まだやってます。
一度、去っても戻って来る人多いし。
なんやかんや言っても、
ユーザは此のガチンコゲームを愛しているようで、
MOユーザやソロユーザが高額なガチャ着飾り装備を着て楽しく遊んでいる様子は、
本当に感動しました。
ユーザの此のゲームに対する愛がスッゴーく感じられます。
此の感動を小説にしよう!
主役はMOユーザ、ユーザがNPCの主人公を助ける話し!
良いですねぇ!
ゲームの世界の危機をMOユーザが助ける話し!
実際のゲームも開発資金不足で打ち切りの危機は有ります、良いゲームを救えるのはユーザだけです。
ってなわけで、本作が出来ました。
さて、ここからは、私の此のゲームに対する推測で、間違っていたら御免なさい。
先ず、最初に気になったのは、
此の開発者や運営さんは長く遊んでくれたから一年の終わりに御褒美をくれます。
無課金で長く遊んで、御褒美?
課金して接待無し?
おかしいでしょ。
更に、
ラジオから此のゲームの開発がいろいろな仕事をしたり、年齢層がかなり若い事が分かりました。
私から見ても若いプロデューサやデレェクターが君で呼んでいます。
えっ、そんな若いチームで此のゲームを作ってるの!
此のゲーム、市販のゲームだったらAAAの規模だよ!
若い人が集まってゲームを好きなように作る、何か研修所みたいですね。
研修?
此れも推測なんですけど、開発者がごっそり抜けて、しかた無いから島一つに十近いダンジョンで何ヵ月も頑張った時期があったような、無いような?
平成29年の東京ゲームショーで、同じ会社の世界的、大ヒットゲーム、『化け物狩人世界』を見た時驚きました。
此のゲームで開発したテクニックが沢山使われていました。
テクニックや技術は直ぐには完成しません、どこかで研究し試行錯誤しなければ、遊べるレベルにはなりません、オープンワールドの失敗もどこかで経験しなければ分かりません。
此のゲームだったんですねぇ。
世界的大ヒットを生んだ開発者集団は若いと聞いています、その若い開発者集団は何処で何をしていたのでしょうか?
此のゲームを作っていた、そして此のゲームのユーザにボロクソに言われながら、やがて世界的大ヒット作を生む開発者集団に育った!
だったら、面白いですねぇ、リアルガイアの夜明ですねぇ。
どの業界も若いクリエイタを育てるのは大変な事ですが、重用な事は彼等に仕事を与え無ければ、彼等は育たない事です、仕事が少いとベテランが独占して若い人に回せず、若い人は雑用係りに成りがちです。
特にゲーム業界は億単位の資金が必要だし、規模が大きいので人は歯車に成りやすいと思います。
日本の流通の仕組みはメーカーは販売店に商品を売ります、だから販売店に資金が無いと良いゲームも購入出来ないし、ユーザに売る気も無くなる分けで、更に中古市場からゲームを仕入れるから、よけい販売店はゲームを買いません。
販売店の人はゲームが儲かっていたからゲーム取り扱っていただけで、ゲームを自分で遊ぶ暇の無い人が殆どです。
ゲーム会社の営業も開発もゲームを遊ばない人達の為にゲームを作るので、面白いゲームが作れません。
更に、開発資金の決裁をする経営の方々も数字に急がしくて、ゲームをやりませんから、自社のゲームすらやらないのです。
開発者は自分の作りたい物をプレゼンと口だけで資金を集めなければなりません。
ユーザが絡んでいない世界は金額の桁が違うだけで、何処も同じです。
でも、オンラインで直接ユーザにゲームを売り、面白かったらお金を下さいシステムは新鮮です。
お客さまから、直接、工事資金を頂く我々の業界に近いシステムですね。
開発者も真剣にユーザの意見を聞くようになり、何が面白く、何をユーザが望んでいるか分かるようになり、
更に、早く仕事をするようになります。
お客さまが待っていますからね。
此のゲームは儲かった資金は全て開発資金に回しているようで、もはや、普通の人は遊びきれないくらいコンテンツが充実しています。
私も、僅かながら、若いクリエイタの為に資金を提供し、彼等が世界的大ヒットゲーム『化け物狩人世界』を作った。
そう考えて今日も、僅な時間ですが、
此のゲームで遊んでいます。
月々、二千円ですけどねぇ。
だから、此のゲームを遊ぶ方は面白い時は面白い、つまらない時は何処が面白く無いか指摘してあげましょう。
若い未来あるクリエイタを育てる為に、
そして、面白いと感じたら、投げ銭感覚でお金を使いましょう。
今は、本当に沢山のアイテムを販売しています。
きっと、気に入ったアイテムがあると思いますよ。
お金の無い方は、遊んで面白かった感想を開発者や運営の方に報告しましょう。
そうすると、その人達はエライ人から誉められますし、
きっともっと面白いゲームを作ってくれますよ。
さて、最後に、今の社会はストレス社会です。
多くの人が、ストレスで病んだり、亡くなられています。
此の作品の主人公も、仕事だけの人生から多くの大切な者を失い、自分自身も失った、社会的敗者です。
だから、彼は頑張りません、努力しません、そんな彼ですが、たった一つ愛する人達の為に一度だけ無茶をします。
昔は、衣食住と三つの言葉が全てで、私は住の仕事ですが、
今は、衣食住に娯楽の娯が加わり衣食住娯の時代です、多くのストレスを娯によって乗り切る時代です。
娯楽産業が重用な時代です。
無理をしないで、人を幸せにする、沢山の作品、コンテンツが世に出てきて欲しいものです。
私も、そんな作品が書けたら良いなと何時も思っています。
また、此の作品の設定をお借りしました、
株式会社カプコン ドラゴンズドグマオンライン開発運営のスタッフの皆様、ドラゴンズドグマオンラインを遊ぶ全てのユーザの皆様にお礼を申し上げます。
平成30年4月18日